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ブエノスアイレスに戻ってきて、
以前通っていたミロンガで、絶対もう一回行かなくては!
という場所に再び通っています。
その中でも、最も「決戦!」というほどの
競争率のものすごい激しく、ひとがわんさか集まり、
スゴイ上手なミロンゲーロ、ミロンゲーラ(年齢問わず)が集まる場所があります。
「バナナ」でやっているミロンガ「ゴージャス」。
オーガナイザーの白さんと黒さん。(男女でやってる)。
女性は白さんが、男性は黒さんがエスコートします。
白さんは大変目が厳しく、また、ひとをよく見る人で、
この日は少々事情があって、
いままで座っていたライトの当たっている最前列ではなく、
後ろ〜〜のほうの残り物の席へ座ることになりました。
まあ、この短い旅ですから、いつもの敬虔なお客さんが優先されるのは当たり前ですし、
このミロンガに来て、最前列に座りたい人は山ほどいる訳で、
ものすごい競争ですから・・・・・。
ほかのミロンガで最前列の上手な人でも、
初めてここに来たらどこに座らされるかわかりません。
とりあえず、今日の陣地はここになりました。
こうなったら作戦を立てて・・・・。
以前から踊ったことのあるミロンゲーロたちはたくさんいますので、
とりあえず、わたしがここにいる、ということをアピールしないと、
こんな後ろの列ではわざわざこっちまでカベセオをしてくれるわけもありません。
しかも、この席は座席の座高が低く、座ってしまったら、ますます前の列の人たちの頭の影に隠れてしまします。
そこで・・・・・作戦 1
とりあえず、フロアに出て、私をデモンストレーションしないと!
→ 残り物席でも視線の届く、2軍、3軍の男性の位置を物色し、視線を探す。
→ どんなダンサーか知らなくても、とりあえず踊る!
→ そこで、私のダンスでアッピールできれば、私の姿に気づくはず。
若いお兄ちゃんと目があったので、早速フロアへ・・・・。
歩いていくと、途中でほかの女性と踊るミロンゲーロと目線を合わせ、アピール!
やった! 過去に何度も踊ったネクストさんみ〜〜っけ。
その若いお兄ちゃんは
「なんでこの外人は残り物席に座っていながら、最前列のVIPミロンゲーロと挨拶してんの?」という顔。
作戦 2
現地のミロンゲーロ、ミロンゲーラたちは、フロアで社交をします。
そう、知っている人が隣で踊っていたら、抱きあってキスの挨拶。
ですから、フロアに出て行かないと、正式な今日の挨拶ができません。
これも、なんとかフロアに出る、という作戦1が必要な理由。
作戦1のカモのお兄ちゃんには悪いけど、そのかれの踊りはどうでもいい(笑)けれど、
彼と踊っている間に、フロアで社交に精を出します!
XOさん、アジア留学生I君、ヨーロッパ系Pさん、往年ミロンゲーロCさん・・・・。
そして、フロアで社交をしていることによって、踊っていないミロンゲーロたちも
フロアで何が起きているかを見ることになるので、
結局はミロンガ全体にアピールができるのです。
はじめから期待してませんが、カモのお兄ちゃんの踊りは、やっぱり3軍以下で、
当然楽しいものでも何でもありませんでしたが・・・・。
私としては、作戦1、2のためであったので、その価値はありました。
これにて、視線がやっとこの残り物席にもちらほら届くようになった!
しか〜〜〜〜〜〜し。
この残り物席はやはり残り物席なのである。
入口から遠いほうのミロンゲーロ席の視線を探索していると・・・・
近所の2軍席の現地人おじちゃんが話しかけてきた。
「君の持ってるTangauta(タンゴの雑誌)、ちょっと見せてよ」
「・・・・(はあ??)・・・どうぞどうぞ。」
この瞬間無視するわけにもいかなく、
同時にミロンゲーロのカベセオを逃してしまった・・・・(悲)!
ミロンゲーロの多くは、一回しかカベセオを送ってくれないので、
その瞬間をとらえるのが至難の技なのです。
ああ、このおじちゃんのせいで、今日のETおじちゃんとの踊りはなくなった・・・(爆!!)
今度は入り口近くのミロンゲーロVIP席を探索し、それらしき視線をGETした瞬間に、
「ちょっと、あんた、後ろにもたれててよ、邪魔よ。隣の女の子があっちのミロンゲーロ席が見えないじゃない!」
「・・・・<無言>・・・・(なんですと? ミロンゲーロたちはあんたや隣じゃなくて私を見ているんだけど?)」
「あんた、Castillano(アルゼンチン語、スペイン語のこと)話せるの?」
「・・・(もちろんわかるにきまってるじゃん)・・・NO!(だってあんたと話したくないもん)」
こういうムカつくときは、知らん顔してとぼけるのが一番。
外国人のAdvantageを使わせていただきます。
その後のタンダで私はこのミロンゲーロ席のミロンゲーロと踊りましたが、
あちらも戸惑った様子。あとで、成り行きをNiceにカバーして伝えておきました。
何度も誘わせてごめんなさい・・・・。
こういう嫌味なおばちゃんは、オーガナイザーの方もわかっているので、
残り物席に座らせているのですよね。納得。
こんな感じで戦いの3時間が過ぎてきました。
一列目に居る時よりもずーーーーーっと疲れました。
外野の邪魔にどうやって立ち向かうか、が難しいところ・・・・・。
(つづきます)
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