おたくのたわごと

11万8千コメはチャイカさんでした。今後ともよろしくお願いします。

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コピー説の話を書いた発端は金星換装のお話からだった。

堀越技師の戦闘機に対する姿勢ウンヌンなんて話もあったわけだが、そこで出てきているのがやっぱり金星換装の話だった。

確かに、栄が1300馬力に対して最終的に1500馬力まで達した金星ならば、零戦にも余裕があったのは確かだろう。

1000馬力で1200馬力の相手を封じ込めたんだから、1500馬力で2000馬力の相手が出来てもおかしくはない。なにせ、五式戦はそれをやってのけているし、ドイツのFw190だってエンジンは1500馬力だった。

問題は、「では、『この時期に』といわれる昭和17年にそんな余裕があったのか?海軍はその時期に本当にそんなものを必要としていたのか?」という問題だ。

「その時期」を見てみると、三二型が造られて後、ソロモンでの航続距離の不足から二二型が造られたりしている。

そう、金星ゼロを作るどころか、試作途中で中止や後回しになった可能性が高い。三二型が脚が短いならば、金星ゼロなどその時点では無用の長物でしかない。登場時期が遅かったというが、五二型の時期に登場できれば最速、史実通りであっても不思議はない。実際はそのような状況ではなかっただろうか?


金星ゼロをあの時期にというのは、戦争の趨勢を知る戦後だから出来た発想で、戦時中にそう出来たとはいえない。

実際、金星装備の五四型は翼面荷重が147になる。海軍が烈風の仕様として求めたのは130だった。
つまり、海軍と三菱が130か150かなどとやっていた時期に、翼面荷重140超えの金星ゼロなど造れるのか?それを容認すれば、烈風の仕様は何だったのかという話になる。

つまるところ、いくら金星ゼロの性能がよくても、海軍はそのプライドから金星ゼロを採用できないことになりはしないだろうか?


そもそも、昭和17年の海軍の事情を考えれば、とにかく小さな空母で運用できることが求められていた。
ミッドウェイで赤城、加賀を沈められ、その穴埋めをするのは200メートルそこそこの小型改造空母だった。

カタパルトのない日本海軍がそんな小型空母を正規部隊の一員として扱おうと思えば、戦闘機はゼロ戦同等の短距離発艦が出来ないと困る。

単に上空警戒の哨戒機としてなら甲板を目一杯使っても構わないが、攻撃隊を飛ばすには、戦闘機は猫の額ほどの滑走距離で飛び立ってもらわなければ、後続の攻撃機の発艦に支障が出る。

海軍としてはそう考えていた訳で、後に着艦フックを付けて艦載化が試験された紫電改のような翼面荷重160などという戦闘機は考慮の外だった。

烈風が疾風や紫電改の搭載した誉で性能発揮できなかったのも今から考えれば何もおかしくはない。考えても見ればいい、GTーRにインプレッサの2Lエンジン積んであの性能を出せといったら、どんな素人でもそんな事を口走るやつを鼻で笑うだろう。

烈風は疾風や紫電改より一回り大きな機体だった。攻撃機並みの機体に小さなエンジンを積んで同じ性能を出せというのはそもそもがオカシイ。

米海軍でも総重量5トンのF4Uと約6トンのF6Fは同じエンジンだったが、F4Uに対してF6Fは30km以上遅かった。

紫電改が3.8トンにたいし烈風は4.4トン。当然、F4UとF6Fの比較と同じ結果になるのは当たり前だ。
もともと、烈風に翼面荷重130だの150だのを求めるのであれば、デカくなる図体に合わせたより強力なエンジンが必要な事は自明だった。

当初から翼面荷重が160や170で良かったならば、紫電改と同程度の機体は同時期に完成していたことだろう。そうならなかった理由は?

まあ、そういう事な訳だ。

あれこれもっともらしい記事を読んだが、ちょっと調べればその記事にこうした疑問が湧いてくる。





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おはようございます

動力は勿論、何でカタパルト(火薬でも蒸気でもいいから)を開発しようと思わんかったのかしら😥
当時、カタパルトは下駄履きオンリーでしたからねぇ

元は巡洋戦艦だった赤城は兎も角として、元が戦艦だった加賀が、例えミッドウェーで喪失しなかったとしても、速力が28ノット(戦艦がこの速力だったらメチャ速いですが)の空母で大丈夫かのぉ
全長が長くても、艦載機の重量が重くなり、加賀の速力で満足に合成風速が出来るかのぉ

2018/7/17(火) 午前 9:08 [ 土方 ] 返信する

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加賀でもまだ200メートルそこらの改造空母に比べれば高速ですよ。

僅か60メートル程度の滑走距離で発艦しなければ攻撃隊の発艦に支障をきたすのが当時の空母です。そう考えると、確かに紫電改を超える大型機は・・・

2018/7/17(火) 午後 4:01 [ ぬくぬく ] 返信する

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