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基幹となる(公共・都市機能または輸送機関など)エネルギー源は、200年のスパンで消える(消えている)ことから、木炭・石炭・石油・天然ガス・核エネルギーと、三角形の山を登って頂上に、そこから下ってという消費量は辿り、木炭は去り石炭が7合目辺りを下り、石油は頂上に近いところ、天然ガスは7合目辺りの登りでしょうか?
天然ガスを使い切らない中に、太陽起源エネルギーの利用技術が確立できそうに無い。その繋ぎ役は、残念ながら核エネルギー利用を避けて通れそうに無い。 50年後に95億人となる世界人口のエネルギーを賄うには、核エネルギー利用を、世界中で10倍強にしなければ打つ手が無い。この現実をどう乗り切るかが、人類存亡の最大テーマとなります。
その兆しは、14億人を抱える中国、12億人(?)を抱えるインドのエネルギー政策に現われてきました。再生不能な資源の買い集めが。品薄になったウラン。これから使うことになるトリウムなどは、インド・オーストラリア・米国などが、トリウム熔融塩炉を造らないうちに、買い始めた。
◆『有限な資源は、どのくらい残っているか?』ということは、すべての有限資源の最後は2210年ですが、使う・使える状況にあるかどうかでもかなりのバラツキがともないます。木炭は作れても、基幹エネルギー用として新幹線や電車を動かすインフラが出来ないし、パワー不足やCO2など再課題が起こります。
◆ドイツなども、風力発電や太陽電池に力を注ぎましたが、基幹エネルギーとは成り得ず、原発再開へ政策変更しています。
◆Green Peaceでさえも、核エネルギーの平和的利用をすべきと、プルトニウムの核兵器利用や核テロ、核拡散、核廃棄物の扱い方に、強い懸念持ちながら、方針転換されました。
◆50年先には95億人と増える人類は、今のままの形態での資源利用では、必然的にエネルギー不足のため、日本なら江戸時代辺りのエネルギー消費レベルも体験する時期を辿る終末期が起こらないとは断言できません。
◆現在のエネルギー消費総量に対して、代替エネルギーの占める割合は数%ぐらいです。実感して頂くためには、世界中のガソリンエンジン自動車だけをとってみても、これに100%替えれる代替エネルギーは無いのです。
◆多くの学者や科学者・研究者・技術者が、水素エネルギーは理想のエネルギーと言いますが、所詮、2次加工エネルギーですから変換効率が伴い、基幹エネルギーとして安定供給される大量の電力か熱が欠かせないのです。バイオマスエネルギーで95億人を意識したら、愕然とするほど無力なのです。
◆しかしながら、2210年先でもジェット旅客機のように高速で移動するには、水素エネルギーしか見当たりませんが、もしかしたら、冷やさないで超導電率材料の開発で、電磁モーター飛行機の実現があるようにも思います。
◆この先の時代では、日本だけ何とかとか、自分だけなんとかでは対応できず、エネルギー争奪戦争に向かわないように、全人類規模での叡智が必要なのです。
◆最近、チェルノブイリ後遺症を正確に近い形で報道されました。この先にも悲惨な事態が継続して存在するのです。この原子炉も世界中の原子炉が「ウランを固体」で使う方法であるから生じる『核暴走』という原理的に致命的な欠陥を抱えるものなのです。ウランを核燃料にして使うと、核兵器原料ができる一石二鳥の必然性から、軍事目的優先で現行炉はスタートして今に至っています。ウランを核分裂させると、必ずプルトニウムが出来、20世紀最悪の負の遺産を、21世紀も続けることに苦悩が付きまとっています。
?H1> しかし、トリウムという元素を核燃料にすると、ほとんどの難問が解決してしまいます
◆核燃料処理施設では、使用済みウラン‐プルトニウム核燃料棒を再処理しても、利用率を考えれば採算性など微塵もないのです。質量数が239を超える超ウラン元素という廃棄に厄介な核廃棄物を生み出します。再処理した核燃料棒の使用済み核燃料(2サイクル目)を再処理すれば、廃棄に厄介な超ウラン元素がさらに出来てしまうのです。プルサーマル方式でプルトニウムを核燃料としても、採算性良くなることは無く電力コストに上乗せされることでしょう。
それに廃棄に厄介な超ウラン元素の核廃棄物量は殆ど改善されず、ウラン資源が枯渇するまで増え続けるのです。 数兆円を投入したから、ポーズとして運用せざるを得ない事態なのです。 今行なっている仕組みは問題の先送りですから、必ずや必然的に、破綻する運命にあるのです。 これらの難問を理想に近い技術で救える唯一の方策は、“トリウム熔融塩核エネルギー協働システム”以外にないのです。
◆ウランの資源も200年で先が無いのは例外でありませんから、枯渇しないうちにトリウム燃料に切り替えざるを得ない時期が必ず来ます。しかしやがてトリウムも200年の先は無いのです。
◆それなら“核融合”と言われる学者や研究者・技術者が多くいまして、ウランは2150年ごろ、トリウムは2210年ごろ枯渇します。その前に実現すると、思わされているような気がします。
◆クイズやなぞなぞではありませんが、「何でも溶かす液体が有るとしたら、どんな容器に入れて保存しますか?」と同じように、『6,000℃を超える温度で熔けない炉は実現できますか?』なのです。300℃の鍋を、指先で一瞬触ることは可能でも、長い時間触っていれないことからも、短い時間、何万℃維持出来ても、核融合した時の温度と熱容量を維持できる炉、実現する道筋を明快にして、税金を使うべきと思います。
◆ということで、有限資源の枯渇前に、枯渇しないと思える水素エネルギーを2次加工できるように、太陽からのエネルギーで技術確立しなければならない時期を、いつまで引き伸ばせることが出来るか、または、効果的な技術を支えるモノは“何か”といえば、以下のモノが鍵を握っているのです。
★ 冷やさないで超電導材料による、エネルギー貢献を!★
[ kwmbq983 ]
今こそ新しい核平和利用技術へ!
今人類は、核問題で致命的な迷路に迷い込んだようである。
連日マスコミを賑わすイラン・北朝鮮問題がそれであり、関連して石油価格は暴騰したままで世界の経済を直撃し、核テロ防止策は存在しないのみかイラン攻撃で核兵器使用実績を得ようとしているとの報道もある。極度に危険であるのに対応策は全て不毛に見える。
国際政治努力は必要である。各国は政治対話を止めてはならない。冷静な対話持続で狂気の核暴発を抑えるべく「祈り」続けるべきである。
しかし今こそ同時に、主題の「核エネルギー平和利用技術」そのものを抜本的に見直すべき時である。
具体的には「ウラン・プルトニウム利用」でなく「トリウム利用」によって人類社会の福祉・生活水準の向上に寄与する道をひらく事である。
トリウムを利用する原発は、液体核燃料を使うことにより過酷事故のない安全単純な原発が出来、最も厄介なプルトニウムと縁が切れるのみか焼却に有効である。ウラン濃縮も必要ない。固体燃料体がないから現状の軽水炉より安く発電可能であり、トリウムはウランの数倍存在し独占不能で安価である。単純な化学処理で燃料増殖リサイクルが可能となり、核廃棄物を大きく減らせる。
そもそも「トリウム利用」は強い放射能を伴い核兵器向きで無いので、却って世から消され忘れ去られていた。30年来専門の核エネルギー教科書から抹殺されていたので、現役の核専門家達は原理を知らず、本能的拒否反応を示すことになってしまった。
しかし世界的には1983年以来、ソ連系核開発研究所や仏電力庁などが共同開発を提案してくれ、今に生きているものもある。
米国では政府高官も理解を示し、エネルギー省主導次世代革新原子炉開発の候補にも挙がっている。
国内では一般向けに少し詳しい技術内容が“「原発」革命“(文春新書、2001)で紹介され、米国の核最高指導者故テラー博士の最後の論説(Nucl.Tech.2005.9)での推奨もあって、知識人達への反響が拡がってきた。
不毛かつ危険極まりない現在の難局を打開するには、核のみでなくエネルギー・環境問題全般を大きく改善できるものとして、好き嫌いではなしに立場の相違を越えてこの新しい“トリウム構想”の意義を評価し本格的開発に着手すべきである。
新構想実現の道は上記著書にも示したが、
(1) 基礎技術は準備できているので、民間主導の国際協力で、早期に開発を実現させる。商業利用開始までには最低20年をかけ、慎重に調整しつつ現方式からの着実で円滑な移行を可能とする。
(2) 現在の核エネルギー技術は今世紀前半に終息させ、その中で、所詮使用不可能な核兵器の解体も行い、プルトニウムのない世界を完成させる。
(3) かくして「核エネルギーの平和利用」を世界の現実政策として展開し、不備不公平のない国際法が支配する平和世界構築に大きく前進できることとなる。
最近の世界論調はあまりに硬直している。もっと柔軟意欲的に人類の叡智を探るべきである。
原爆の洗礼に耐え世界の平和を願う日本こそが核エネルギー平和利用の先導をつとめ、「国家の品格と誇り」を示し世界の難局を救う絶好の機会としようではないか。
以上でございます。
トリウム炉については、私は難しくて説明できませんので、
予備知識が欲しい方は、下記へおいでください。
トリウムはガンマ線が強く、核兵器への転用に適していません。しかも、超ウラン元素の生成が殆どないので、核廃棄物の問題もこれまでよりも負担軽減が可能だとか。
という訳で、トリウムサイクルが実現すれば、兵器転用が容易なウラン・プルトニウムサイクルを「平和利用」という口実をつけて継続する事はできません。
本当に反核団体が「非核」を唱えるのであれば、ウラン・プルトニウムサイクルからトリウムサイクルへの転換を提唱するのが、まず、やるべき現実路線なんですがねぇ〜
※この記事は、2009年10月に掲載したものです。
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