王さまと指輪

不定期更新ですが、気長にお付き合いくださいマセ。

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今日、読んだ本

「二本の木 夫婦がん日記」

という本を読みました。


妻が小細胞がんになり闘病生活を始めたあと、「後追いがん」として
夫も胃がんにかかってしまう。

こういうお話を読むと、必ず心が重くなるというか、
悲しい気持が残ってしまうのだけれど、
この本は、読んだ後、とても幸せな気持ちになれる不思議な本だった。

この本は、がんに立ち向かう二人の闘病記を綴ったもの
二人の日記やメールの文章で構成されている。

この本の中で芯となっているのが、
お互いを思いやる心、気遣う心、感謝する気持ち。

そして、尊敬し合う心、愛し合う心。

病気がどんな状態であっも、二人の会話はいつも、
優しい言葉にあふれていて、胸をうつ。

夫婦にとって、遅かれ早かれ、必ずやってくる死というお別れ。
どちらが先に逝くのか、どちらが残されるのか。
いっそのこと、一緒に死ねたらいいのだけれど、現実はそうもいかない。
この本は、誰にでもいずれは訪れる現実を、とても優しい文章で伝えている。

幸せって、何だろうとか。
生きるって、何だろう、と。
読み終わったあと、ずっと考えてた。

この夫婦にとっては、二人で朝食をとれるのが、幸せであって。
近所を二人で散歩して、季節の移ろいや、晴れ渡った空を見るのが、幸せであった。

当たり前のように過ぎていく毎日が、たぶん、本当はすごく幸せなことで満ち溢れているのに、
私はどうも最近、見落としがちになっているなと、ちょっと反省。

私も旦那と、こんな風に年を重ねられたらいいなと思った。

たまにはイラっとくることも、そこはグッと抑えて抑えて(笑)

どうせ死ぬまで一緒にいるなら、ケンカしてるよりたくさん笑ってた方が、よっぽど幸せ。
ケンカしたら、この本をもう一度読み返してみよう。

NO TRAVEL,NO LIFE

素晴らしい本と出会いました。
感動して、鳥肌がたちました。

イメージ 1
























『NO TRAVEL,NO LIFE』
最初に手に取ったのは、タイトルにひかれたから。

これ、写真集です。
私はよく、写真集を買います。

一枚の素晴らしい写真から、物語が生まれたりするし、
私の凝り固まった想像力では、到底及びつかない世界が広がっているから。


世界は、教科書には書かれていないことで溢れていた。
数え切れない人々と出会い、
学校や社会では教えてくれない生き方を学んだ。
旅が、僕の本当の魂を思い起こしてくれた


本当の自由って、いったいなんだ?


この本は、世界の景色と、そこに住む人々の一瞬の時間を、カメラに納めている。
そして、その写真のわきに、短い文章が、綴られている。

私が心に残ったのは、コレ。

イメージ 2















自分が一生住める場所を探し求めて旅をしているという旅人に出会った。

「人間の住める限界って、地表からたったの5Kmとかそんなもんですよ。
そこから先は、宇宙なんです。
宇宙から見たら僕らは、地表に張り付いたコケみたいなもんですね。」


写真とともに、短くも簡潔なコトバが、胸をうつ。


ディープ・サウスの小さなバス・ディーポのオヤジさんが言った言葉を思い出す。
「オマエは、ここに何をしに来たんだ」

それは、オマエは何をしに、この地球に生まれて来たんだと、聞こえた。


インドネシアのジョグジャカルタという街で、自転車で旅をしているというスイス人のカップルに会った。
スイスから5年かけて走ってきたのだという。

目が丸くなった。
言葉もなかった。
ホント、ビックリした。

帰りはどうするのかと聞いた。

5年かけて自転車で帰るのだという。


同じ地球にいながら、井の中の蛙な私。
本を読んだだけで、旅をした気分になれた。

その気になれば、私たちは、どこにだっていけるのに。
行けないのは、足かせがあるからと理由づける。

でも、そんな足かせなんて、最初からないんだ。
それはきっと、自分が作り上げてしまったものだから。


私は、こんな風に何年という無期限な旅はできないけれど、
文章の中でだったら、どこまでも行ける。

そこに、足かせは、ないから。

文章を指先でなぞりながら読むなんて、たぶん、初めてです。
短くても、誰かの心に残る文章を、私もこんな風に残したいと、思いました。



素晴らしい言葉と、写真が、堪能できますw

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うう、昨日載せとくべきでした・・・。

なぜかというと、このお話、二・二六事件に深く関わる小説だからです。


予備校受験のために上京した受験生・孝史は、
二月二十六日未明、ホテル火災に見舞われた。

間一髪で、時間旅行の能力を持つ男に救助されたが、そこはなんと昭和十一年。
雪降りしきる帝都・東京では、いままさに二・二六事件が起きようとしていた。






『タイムトリップ』という大きな前提が、この物語にはある。
でも、それを抜きにしても、面白い。

蒲生邸という立派なお屋敷で起きた、不可解な主の自殺。
同じ屋敷に住む家族や、使用人たちに、殺人の疑いがかかります。

『犯人は、この中にいる!』という台詞って、何度聞いても『おお!!』と心の中で思ってしまう(笑)
この小説の中にも、そんなシーンがあります♪


あと、この物語の舞台、昭和11年の東京という設定がまたいいんです。

太平洋戦争という暗黒の時代へ突入する直前の、時代背景。

その町並みの描写が素晴らしくて、私もその昭和の町を歩いているような気持ちになった。
歴史的な事件がすぐそばで起こっているにも関わらず、皆明るく、生き生きと働いている。
たくましいんです。

スイッチひとつで何でもできる現代と違い、何をするにも不便な時代。
仕事の多い時代だからこそ、『働く』ことの意味が現代よりもずっと素朴ではっきりしている。
不便だからこそ得るものがある。
それって、生きいく中でとても大事なことなのかもしれません。

小説の終わりは、やはり、タイムトリップの醍醐味的な面白さが待っています。
長編なのに、一気に読んでしまいました。
読み終わった後も清々しかったです。

あと、二・二六事件、歴史の授業で習ったのに全然覚えてなくて・・・。
勉強になりました。

改めて昭和史に疎いなと、反省。
一番重要な部分なのに。
これから、色々読んでいきたいと思ってます。

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今頃、ようやく読み終わりました。
文庫本、全三巻。

本当に読むの遅いな(笑)いやいや、『模倣犯』に比べれば、軽い軽い。

小学五年生の亘(ワタル)は、成績はそこそこで、テレビゲームが好きな男の子。
ある日、学校から帰宅した亘に、父は「この家を出てゆく」という意外な言葉をぶつける。
不意に持ち上がった両親の離婚話。
亘は、街の建設途中の幽霊が出るという噂の立つビルへと向かう。
これまでの平穏な毎日を取り戻すべく、亘は、幽霊ビルの扉から、広大な異世界へ 幻界へと旅立った。

今回の『ブレイブストーリー』は、できれば読み終わりたくない、『答え』なんか先延ばしにして、
たくさん冒険していたい、そんなお話でした。

いつも、眠る前に少しずつ読んでたんですが、『今度はどこの町に行くんだろう』とか
『どんなヒトと出会うんだろう』と、読むたびに胸を弾ませてました。

でも、この作品の根底にあるものは、決して楽しいことばかりではなくて、
逆に、とても辛い土台があるんです。

どうあがいても覆せない、『現実』の残酷さ、理不尽、そんなどうしようもない思いが渦巻いてます。
偏見や差別、止むことのない争い。
ファンタジーだからと言って、決してキレイなことだけを描いているわけではありません。

それでも、最後まで爽やかに描ききれてしまうのは、さすがだなあと、感動しました。

『答え』を得ることが大事なのではなく、『答え』を探す過程が一番大事なんだと、主人公の少年、ワタルが、仲間たちと冒険をしながら教えてくれます。

私は、普段からファンタジー小説を読む方ではないし、ゲームも全然分かりません。
だから、宮部みゆきさんの作品は大好きでも、この本だけは読まず嫌いしていた部分があったんですが、
・・・読んで本当に良かったです。

心に迫る素晴らしい文章も、とても勉強になりました。

さて、『ブレイブストーリー』も読み終わったので、今度は次の宮部作品へ。
『あかんべえ』という文庫を、昨日買ってきました。今度は、時代長編です。

どうにも、読みかけの小説がないと、落ち着きません(笑)
今度はどんな世界が広がっているのか、本当に楽しみです!

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