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講談社 全301ページ 瀬川章一郎は花屋。ちょっとしたキッカケで射撃に興味を持ち、ある日、散弾銃を手に鴨を撃ちに行く。 その途中で石割強冶と接触事故を起こしてしまう。この男は逃亡中の強盗殺人犯だった。 そして場面は変わり、主人公の末永純一はテレビ番組を作る人。 家に帰る途中で、何台ものパトカーが自分の家に向かっていくのに驚く。 石割強冶が妻の友貴子を人質に、家に立て籠もったという。 携帯で、末永に逃亡用の車を警察に知られないように用意しろ、という犯人。 さもなければ妻を殺すと。末永はその脅迫を受け入れる。 それには驚愕の裏側があった・・・ と、まあ宣伝するにはこのくらいでしょうか。 主人公の末永が、まるでチェスで相手のキングを詰めていくように、計画通りにことを進めていく。 合間合間に妻の友貴子の回想みたいなやつが入るんですが・・・これまた気分が悪くなる内容。 初めの方は純一との出会いとか、その辺の話なんですが、過去の話はムカムカしました。 ガラスの宝物を壊そうと企む邪悪の存在。 読んでて、こういう人はこの世から消えた方が良いと思えるような人が出てくるんですよ。 友貴子に感情移入すると、この身が引き裂かれそうになるほどの、悲惨。 そっか、だから友貴子の回想があるわけですね。
ううむ、北村薫先生の作品は理詰めされてるなあ。 |
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なかなか、面白い作品ですよね。
2013/2/12(火) 午前 4:55