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「世界残酷物語」(1962年配給、原題:犬の世界)という映画をご存じだろうか?
本作が公開された1962年はネットどころかテレビがまだ黎明期の時代。
海外旅行は高嶺の花、庶民はもっぱら書籍や雑誌、映画などから伝えられる世界
の風景に素直に驚いていた。
この頃、パリの夜の歓楽街等の性風俗を紹介したドキュメンタリー映画が公開され、「夜もの」と呼称されていた。それらの中で『ヨーロッパの夜』(1959年)などを撮って
いたヤコペッティが、世界の奇習や風俗を描いた決定版ともいうべき作品として製作したのが、本作である。
これはドキュメンタリー作品という触れ込みだったが、実際にはやらせ満載で、現実
と空想が混在した実にいかがわしい作品だった。
しかし、オルトラーニによる主題曲「モア」は大ヒット。
美しい旋律の曲に過激な映像と言うパターンは、この映画によって確立された。
とにかく映画はB級だが、曲の美しさは超一級。
一番の大ヒットはアンディ・ウイリアムスだったのは間違いないが、私のお気に入り
ヴァージョンを聴いていただきたい。一番はキング・コールである。
Nat King Cole
Andy Williams
Frank Sinatra
Julie London
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