備後の国から

趣味は切手収集。旧い切手やはがきなどの郵便物を通して史実を知ることができます。身近なところにある植物や地域の風物、季節の行事など

はがき

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桜はがき 15銭

    1946年(昭和21)7月25日から はがき料金は15銭に
    それまでの5銭から いきなり3倍となるとは
    さぞかしビックリしたことでしょう
    あらゆる物価がこんな具合になったと わたしの父母も話していた
    戦後間もなくの 激しいインフレがはじまることに


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     15銭の新はがきは 料金改定から1か月後の8月25日
     5銭の印面図案の額面を変更しただけというもの

     使用済があったはずなのに どこへしまいこんだのか トホホ
     はがきの未使用は 空白ばかりで じつに味気ない

     使用済をさがして あらためてアップしないと・・・










桜はがき 5銭

 

1945年(昭和20)8月15日 終戦をむかえ 連合軍(GHQ)の占領下となりました

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   楠公図案の5銭はがきも GHQへの配慮からいつまでも放置できず 
  新図案の5銭はがきは 紆余曲折の検討を経て やっと昭和21年7月20日に
  発行されました
   印面は桜を図案としていて 桜はがきと呼ばれています 

   ところが 発行5日後の7月25日から はがき料金15銭と決まっていて
  この5銭はがきを そのまま差し出せたのは わずか5日間

   切手を貼り足さないで差し出した単独使用は 非常に少なく珍品です
   専門カタログでは 単独使用済の評価2万5千円  未使用は100円
   しかし モノがないので入手は容易ではありません
      当然、わたくしも所持していません
   もしオークションにでも登場すれば 2万5千円どころではないでしょう

   図のように 未使用はがきはたくさん残っていて 珍しくありません
   右端の消印付きは 発行初日の東京中央の消印  
   おそらく記念押印されたものでしょう
   あとからあて名などを書き込んで 使用済にみせかけたものもあるようで
  初日の消印は要注意です









5銭楠公はがき 余話


   5銭楠公はがきは 終戦直後の混乱時期にあたり
   はがき料金のあいつぐ値上げにより 単独使用のほかに 切手を貼り足した         ものがたくさん見られます

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   大型は昭和20年5月ごろから
   小型は昭和21年はじめから使用されていますが
   21年7月25日から はがき料金は一挙に3倍の15銭となります

   新しい15銭はがきの発行は8月25日となっていますが
   各地に行き渡るのは もっと遅れたことでしょう
   このため 10銭分の切手を貼り足したものも 多くみられます

   貼り足す切手も 軍国主義的な図案は 22年8月末で 使用禁止となり
  上図では 富士と桜を描いたもの以外は 追放切手となりました


      
   




   
   昨日のイモ掘りは 十分な収量があって たいへんよかったようです
   たいていのところは すでに収穫を終えていますが 大きいイモの方が
  掘りごたえがあるからと 時期を延ばしてきました

   きょうは終日 小雨もようの天気
   張り切ってやったので 今朝はとんでもない寝坊をしてしまいました
   いささか腰が重い感じ 慣れない作業はこたえます

   
   
   さて 楠公はがきの最終となります

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   昭和20年12月15日発行された 小型の楠公はがき5銭です
   左の方は 印面は従来の大きさで はがきサイズが小さくなっていますので
  違和感があります
   右は サイズに合わせて 印面も小さくされています

   まず 印面の大きさの違いで 大と小の区別がありますが
   さらに 印面小には 題字「郵便はがき」の文字に 大中小の区別があります

   また 製造面では 国営の印刷局と 共同印刷 北海道開発 横浜文寿堂               トキワ印刷など 民間会社にも委託製造されていて
   用紙も多くの種類があって 印刷方式も凸版と平版があります
   それらをくわしく追求すると 小型楠公だけで かなりの種類となりますので
  もっと深く専門的に取り組んでおられる方もあります

   なにしろ 終戦直後のことで 国民生活はたいへんな時期であったことが      わずか1枚のはがきによっても 伺うことができます

   終戦後の発売でも カタログでは この5銭楠公までを 戦前の部としています
   実際に使用されたのは 終戦以後の方が多いのです

   日本の歴史学では 昭和20年8月15日を境として 国内がすべてが変わったように感じますが 身辺がいきなり変わったわけではありません
   きのう きょう あすと 庶民の生活には切れ目はありません




    
   

楠公はがき 5銭大型

   1945年(昭和20)4月1日から はがきは5銭となり
   カタログには 前日の3月31日に 楠公5銭はがきが発行と記載されている

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     3銭はがきの在庫があったので 実際の発売はもっとおそく
    5月4日の東京中央のものが いまのところ最初期の使用となっている

     3月10日 東京大空襲による印刷局焼失で
    このはがきは 民間の共同印刷、北海道開発の2社にも製造が委託され
    用紙や刷色に変化があって くわしく分類することができる

     終戦直前のことで 消印がつぶれて判読できないものが多い
     図のものは 岡山○○ 20年8月3日
     やっと読めるような状態だが これでもマシな方

     裏面の手紙文は 6月の岡山空襲後のくらしの事情が綿々と記されていて
     見るだけで 当時の生活状況をうかがい知ることができる










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