備後の国から

趣味は切手収集。旧い切手やはがきなどの郵便物を通して史実を知ることができます。身近なところにある植物や地域の風物、季節の行事など

産業図案切手

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 産業図案シリーズといいながらも、これはどう見ても産業図案ではありません。
 昭和24年(1949)1月15日発行の16円穂高岳です。
切手のサイズも横が2倍の長さで、印刷方式も凹版ですから貫禄があります。
 
 この16円切手は、外国郵便用として発行されましたので、当時でもあまり見かけない切手だったと思います。
 前年の9月1日の外国郵便料金改正によって、船便書状の基本料金が従来の4円から4倍に値上げされ16円となったのです。
 ところが発行後わずか4か月半の6月1日には24円と再値上げとなって、
1枚貼りの適正使用は少ないモノとなりました。
 
 未使用単片ならカタログ評価2000円ほど。
使用済も多く残っていなくて1200〜1500円です。外国郵便用なら仕方ないことでしょう。
 
 また、この切手の原版を用いて、刷色のわずかに異なる「長野平和博」の記念切手があります。上図の普通切手は濃い群青、記念切手の方は濃いとなっていますが、ここへ両者をアップして比べてもわかりにくいでしょう。
 記念切手の方にも記念の文字がなく、収集家でもどちらなのか、よくまちがえているほどですから。
 
 
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  昭和23年(1948)10月16日発行の15円紡績女工さんです。
 終戦直後の庶民生活はまず料の確保、そして料品の充実。
居はまだまださきのことでした。
 国内では大小の紡績工場が繁盛していました。
「ガチャ万」という語は、ひょっとして年輩者ならご記憶があるかも。
 
 この15円切手は、産業図案切手では一番早い発行で、速達料金として加貼用に発行されたようですが、適用できたのは発行後6か月半という短期間でしたから、
速達加貼の使用例はあまり多くないようです。
 
 わたしも使用例としてアップする適当なカバー類が見当たりませんが、
「とど」さんは持っておられて・・・。さすがですね
              ↓
 
 
 
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  切手には、印刷の過程で図案の細かい部分に通常とちがった部分が見られるものがいろいろあって、版欠点とか定常変種とよばれるバラエティがあります。
 専門カタログにはそういうことも採録され、詳しい分類に挑む専門収集家なら
見逃せないことですが、当方はそこまで突っ込んだ収集はしていません。
 
 この15円には、額面数字のの横線の右端がふくらんだ「テーパー“5”」がよく知られています。
 上の2枚のうち、右の額面数字を見ていると、どうもそれらしい気がします。
“00”の中になにか点のようなものもあります。 
 わたしは詳しくありませんから、定常変種のバラエティなのかよくわかりませんが。
 
 
 
 
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 昭和24年(1949)6月1日発行の8円炭坑夫です。
 これは見たことがある方は多いはずです。
 産業図案シリーズではもっとも需要が多かった切手ですが、
それでも未使用単片ならカタログ評価1700円でけっこうなお値段。
 使用済はワンサカとあります。
 
 昭和24年5月1日から第1種(書状)基本料金が8円となり、その1か月後の発行ですから、これを1枚貼った封筒は束にするほどたくさんあります。
 
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 とはいったものの、いざアップしようとするとその「束」をどこへやったやら。
 慌てて探してやっと1通の封筒をみつけました。
 
 このようなモノはバザールで100円均一で売られていますから、簡単に手に入ります。
 
 少しあとの、昭和26年11月1日から第3種一般料金が4円となりますから、これを2枚貼った2倍重量一般料金なら少ないと思います。
 重量便の「とど」さんならお持ちのはずです。同氏が過去にアップされていたらご案内いたします。
 
 
 
 
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 昭和24年(1949)11月25日発行の6円です。
 図案は印刷女工さん。重い紙をかかえて運ぶのは重労働でしょうね。
 
 未使用単片でカタログ評価1500〜2000円。けっこうなお値段でしょう。
使用済はふんだんに残っていますから入手は容易です。
 
 発行当初の主な用途は第4種印刷物等の基本料金ですから、普通の手紙(第1種書状)より少ないと思われますので、当時見たことのある方がおられるかどうか。
 
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 左の封書が第4種です。封筒の上部の角に少しハサミを入れた開封状態で、
裏面の差出人は印刷されています。
 第4種と表示があれば、なおいいのではと思いますが。
 
 右の封書は昭和27年2月の書留便です。
 このころは書状料金は20グラムごとに10円で、書留料金が35円。
 貼付切手は6円5枚で30円+15円1枚の計45円で勘定は合うのでが、それぞれの切手からみれば雑多な貼り合わせで、使用例としては駄モノに過ぎません。
 それでも、同じ切手が5連となれば多数貼りとして少しは見栄えがするかなあ。
 
 これが昭和26年10月までなら書留料金は30円。
それなら6円5枚の30円がちょうど書留料金に該当するのでしょうが・・。
 
 収集家はいろいろな理屈をこねて価値観を見い出そうとするものなのです。
 
 30分もかかって、これでやっとアップできると、決定ボタンを押したとたんにパッと消えてしまい、またやり直しです。
 あ〜あ、なんでこうなるの・・・。
 
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 同じシリーズにもう1種、別の5円切手があります。
 昭和24年(1949)11月15日発行の茶摘みです。
 
 夏も近づく八十八夜 トントン 野にも山にも若葉が薫る トントン
  あれに見えるは茶摘みじゃないか トントン ・・・
 
 小学○年生で習った唱歌でしたねえ。
 
  すみません、ここまでで小休止です。 別の用事ができて・・・。 この続きはあとで。
 
 

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