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昭和23年(1948)11月1日発行の5円炭坑夫です。
昭和20年代の石炭は、産業復興に欠かせない「黒ダイヤ」で、全国各地の炭坑地帯は、たいへんな賑わいを呈していました。
小学生のころ、社会科で全国各地にある炭田・炭坑地帯を覚えさせられた記憶があります。
最近話題となった北海道・夕張炭坑もそのひとつでした。
時代の流れをつくづく感じます。
この5円切手は、茶褐色の刷色ですが、オリーブがかったものや緑色がかったものなど、色合いに多くの変化があることで知られています。
ご年輩の方なら、おそらくご記憶のある図案と思いますが、それはむしろ8円茶色の方でしょう。
未使用単片でカタログ評価4000円前後ですから安物ではありません。
使用済ならたくさんあって、カタログでわずか50円。
昭和23年7月10日から第1種(書状)料金が5円となり、それに対応するため、4か月ほど遅れながらの発行となったようです。
したがって1枚貼りの書状がもっとも一般的な使用例です。
左の封書は当時の速達料金が15円のため、4枚貼りの速達便書状です。
これは専門カタログにもリストされ、
エンタイアの評価4000円。
封筒はまだ粗末な紙の時代です。
書状料金5円は、翌昭和24年5月1日から8円となったため、この5円切手を1枚貼った書状の使用期間はわずか6か月間となります。
このため、一般的な使用例と思われる1種便の封書でもカタログでは1000円となっています。
のちに、はがき料金が5円となって、それに適応して、この5円1枚貼りの私製はがきがありますが、こちらの方が多く使われいるようです。
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産業図案切手
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産業図案シリーズの2枚目です。
昭和24年(1949)5月20日発行の3円捕鯨です。
新昭和切手にも5円の捕鯨がありましたが、図案が違っています。
刷色に濃淡があり、印刷方式に輪転版と平面版があって、専門的にはくわしい分類がありますがそれは省略します。
ただ、この切手ですかしのないものは、このつぎの「すかしなしシリーズ」となっていますので混同しないように注意が必要です。
未使用単片でカタログ評価1000円前後。
使用済はたくさん残っています。
使用例は、発行された時点では、第3種の料金ですがそんなに多くないようです。
あれば評価7千円。
左は、当時の第4種(印刷物・業務用書類・商品見本など)料金6円のため、3円を2枚貼ったものです。
封筒上部の右肩にハサミを入れ開封書状となっていて、裏面の差出人は公的機関(保健所)の名前が印刷された封筒ですから、中身はおそらく印刷物が入っていたのでしょう。
消印は (岡山県) 笠岡 26.9.22
これなら評価1500円。
もっとも多く使われた例は、昭和26 年11月1日から、はがき料金がそれ までの2円から5円に値上げされたた め、2円の官製はがきに貼り足した例 でしょう。
カタログでは300円。
右のはがきは2円の往復はがきの 返信便に加貼して使ったものです。
消印は
(宮城県)小牛田 26.12,21
普通はがきよりは少ないでしょう。
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