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国民体育大会は、昭和21年(1946)から今日に至るまで、各都道府県持ち回りで毎年開催されていますが、第1回の記念切手は発行されず、最初の国体記念切手は翌昭和22年(1947)10月25日発行の第2回記念からとなっています。
敗戦で疲弊した国民を勇気づけるため、国をあげてスポーツ振興を掲げる施策として国体に力をいれたのでしょう。
終戦直後の第1回はどのような状況だったのでしょう。多くの選手や関係者を一堂に集めて開催するのは、一大行事であったことは確かです。
切手は4種の図案を組み合わせ、横10枚縦8枚構成の40枚が1シートとなっていて、単色ながら発行の意気込みが感じられます。
額面1円20銭は、当時の第1種(書状)料金です。
未使用切手なら、このように4種つながった田型を集めたくなるのが当然でしょう。田型の未使用ならカタログ評価1万円強。モノはけっこうあります。
むしろ、郵便に使用された使用済の方がはるかに少なく、消印のいい物は未使用よりも高価です。
これを貼った郵便物なら稀少でなお高価となります。
いま、戦後記念切手の収集が盛んで、とくに昭和20年代のモノとなると、使用済やカバーはびっくりするような値段で取引されています。
早くから目を付けて取り組んでいればいいのですが・・・。
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戦後の記念・特殊切手
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ネタに窮して2回にわけてしまいましたが、観光地百選の高額面の方です。
額面はいずれも24円。
これは当時の外国あて書状20グラムまでの基本料金にあたります。
刷色が青い色に統一されているのは、万国郵便連合(UPU)の取り決めにより
外国あて書状料金に対応する切手の色は青と決められていたのです。
おくれて発行された錦帯橋には銭位の「00」がついていません。
この観光地百選切手は、未使用・使用済ともに多く残っていますから、未使用でもお金さえ出せば手に入ります。
もっとも高いのは日本平24円で、カタログ評価では11000〜24000円。 どの切手でも、未使用は切手の状態によって評価がちがってきます。
いま戦後の記念・特殊切手の使用済が人気を集めています。
消印のいいものや使用例を示すカバー(封筒・はがき)などはかなり高い値段で取引されていて、手の出しようがありません。
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1950年(昭和25)、毎日新聞社の主催により全国からハガキの投票によって選ばれた10部門の各1位を切手にしたものです。
有力な観光地は熱狂的にハガキを求めて投票し、総計7750枚のとなって当時の郵政省を喜ばせ、そのお礼のためのシリーズだそうです
10部門の各1位は、山岳(蔵王山)、平原(日本平)、温泉(箱根温泉)、瀑布(赤目四十八滝)、海岸(和歌浦・友ケ島)、河川(宇治川)、都邑(長崎)、湖沼(菅沼・丸沼)、渓谷(昇仙峡)、建造物(錦帯橋)です。
ひとつの観光地につき2種ずつ発行され、これは低額の方で、額面は当時の第1種(書状)料金8円ですが、最後の錦帯橋は10円時代になりました。
錦帯橋は水害で流失したため、発行は延期となったのです。
ほとんどの図案は写真を再現したグラビア印刷ですが、宇治川は凹版印刷です。
また、錦帯橋は広重の版画を採用しています。
高額面はまたあす。
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台風が関東地方に接近して東日本は大荒れの天気になっているようです。
被害が出ないことを祈ります。
さて、切手の話題も切り替えて、気まぐれにアップします。
ベテラン収集家には役に立たないものなので、お見捨てください。
これは、昭和24年11月3日から昭和27年11月3日にかけて発行された文化人シリーズ切手18種です。
11月3日といえば文化の日。それにちなんで企画されたもののようですが、その日が発行日となったのは、最初の野口英世と最後の2種・寺田寅彦と岡倉天心のみで、あとは別の日になっています。
昭和20年代に選ばれた文化人のなかには、年配の方ならご記憶にある人も多いでしょうね。
とくに、紙幣の肖像としても採用されている野口英世、福沢諭吉、夏目漱石などは、すっかりおなじみの文化人となってよく知られています。
でも、下から2段目の3人、西周(にしあまね)、梅謙次郎、木村栄となると・・・??
(画像をクリックすれば拡大されて名前も見えると思います。)
この文化人切手は、未使用でもお金さえ出せば手に入ります。実売価格は18種揃えて2、3万円程度でしょうか。切手の状態によって値段は変わってきます。
使用済もたくさん残っていて、カタログでは18種合計7400円。実際はそれ以下で
入手できます。
お札と同じ凹版印刷で、出来栄えのいいこれらの肖像切手はいまでも人気があります。
そして、この切手の使用例として郵便に使われた封書などの収集も盛んで、収集家のあいだでは人気をよんでいます。
ところで、あす日曜日は、山口県防府市で「やまぐち切手のつどい」が開催され、
わたしも急遽参加することにしました。
台風も通り過ぎて天候の心配はないようです。
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