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神子元での過去のダイビングは散々なものだった。 流れがあり、毎年何名もの人が亡くなるという大変危険なポイ ントで、基本的なことができなかった。 情けない・・・ もちろん、もう二度と行かなけれがいい話だが、やはり最後に 潜った記憶が「ロスト」では納得いかない。 一昨年に潜り終わったとき、即座にリベンジを決意した。 そこで神子元ドリフトSPという講習を受けた。 フィンが脱げた、耳抜きができない、潜降できない、バディが ロストしたけど気がつかず、自分自身がロスト。。。 数々の失態を、きちんとした知識とスキルを見につけることに よって安全で楽しいダイビングをしたかった。 しかし、今回はハンマーヘッドシャークを見たいとは思わなか った。 むしろまだ見られない6月の平日に、他のゲストがいない状況で 潜ろうとした。 それはマンツーマンで基本的スキルをもう一度見直したかった からだ。 でも、そうはいかなかった。 まず、その日、金曜日は海が荒れててそのポイントがクローズ。 そして、数日前に既にハンマーが無数にいる状態「ハンマーリ バー」になっていたらしく、ショップのスタッフはハンマーを 見に潜りに来るよう常連客へ声をかけまくっていたのだ。 一日ずらし、土曜日にSPを受講。 他にエンリッチSPを受講する2名、ファンダイブ2名とご一緒。 前泊しているため体調は万全ではあるが、やはり初めてお世話 になるガイド、ゲストとなると多少気疲れする。 そんな私を気遣ってショップから港までの約20分間、ガイドは ずっと明るく話し続けてくれた。 準備万全と思っていたら、港へ着く直前ウェットスーツを忘れた ことに気がついた。 家にではなく、ショップにだ。 平常心を心がけていても、やはりどこか緊張しているってことか。 凹んでいてもしょうがないのですぐに頭を切り替えた。 約2年ぶりの港・・・ 前回2回潜ったときと同じボートだ。 でも、今回はいままでとは違うぞ!といき込んでエントリーする。 鼻の調子がよくなかったので耳抜きが心配だったが思ったより すんなりクリアできた。 神子元で耳抜きができないと、下手すると命取りだ。 過去3本潜ったうちの2回は耳抜きにてこずり、アクシデントが起き てしまったのだ。 ここさえクリアできれば大丈夫。 往きの車のなかで受けた説明を思い出しながら水中を進んでいく。 神子元の海は流れが複雑だ。 ほんのちょっとの距離の差、時間の差で流れが変わってしまう。 ハンドシグナルで「ここから先は渦を巻いている」などガイドが 教えてくれ、息継ぎの泡が上っていく様子で確かめる。 そして流れに押し戻されてピクピクしている小魚たちを見なが ら苦笑したり。 あくまでも流れを理解したいがための講習なのでそれをしっか り感じつつ・・・ ガイドが興奮気味に指示棒でタンクをたたいて合図をする。 「ああ、メジロザメね。」 私は特別サメ好きというわけではないのでどうでもよかった。 更にガイドが合図をする。 「だから、ハンマー以外はどうでもいいのよ・・・」 スルーしているとまだ合図をしてくる。 かろうじて1匹だけハンマーだということに気がついた。 しかも今までのようにシルエットではなく、立体的な姿で確認。 前回、前々回はハンマーを見たい欲の塊りだったが、案外欲が ないほうが見られるものなのね。 ハンマーが二次元ではなく三次元だということがわかった ダイビングだった。 ボートへ自分たちの位置を教えるシグナルフロートを上げる 一部始終をパラオのとき同様しっかり見届け、安全停止後に 浮上。 波がかなりザブザブしていたため、ボートへ上がるときのゴン ドラのような所へ足をかけるのに苦戦した。 前回はここでてこずりはしなかったような・・・ 海況が悪いと大変。 「次はもっと流れのあるところへ行きましょう。」とダイビング が終ってからガイドに言われた。 でも、ここだけの話、初めて神子元へ来たときに今回よりずっと 流れがきついところへ連れて行ってもらっていた。 今まで何十本も一緒に潜ってきた私を理解しているガイドだ ったからだろう。 そして、今より更に未熟だった私を難しいポイントへ連れて行 ってくれたにもかかわらず、期待に反して情けないダイビング をした自分。 申し訳ない。。。 あの頃より少しは進歩したことに喜びを感じつつ、過去の自分 を更に反省しつつ、神子元にもう一度戻ってこれて正直うれし い。 でも、次に来るときはもうちょっとマシになっていたい。 そして、神子元で吐かずにダイビングをするのは無理だともう
あきらめた。 |

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