なごみ動物病院ブログ

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体の毛が抜けているプードルさんです。

年齢は1才。

初夏(6月頃)から手足を噛んだり、体を掻いたりしていました。

去年も秋頃に掻き始めていたけど、冬には治り毛も生えていたそうです。

フードを食物アレルギー用に切り替え、それのみにしたら少しマシかな?と

思ったけど、しばらくすると悪化した。

ご家族構成にも変化はなく、ストレスの心当たりも無し、との事でした。



ではいきなりですが写真です。。

左側観。
イメージ 1

右側観
イメージ 2

胸やお腹の側面の毛が薄くなっているのがお分かりいただけますでしょうか?

体の側面、太もも、手首や足首から先、肘の内側、の毛が短くなっていました。

それ以外に異常は見当たりません。

赤いブツブツも無ければフケもありません。

皮膚のべたつきも無し、です。


ではなぜ毛が薄く(短く)なったのか?

疑うメカニズムは大きく分けて二つ。

一つは毛が生えなくなるパターン。

もう一つは毛が切れて短くなるパターン。

どちらなのかは脱毛状況と毛先を顕微鏡で観察すれば分かります。

この子の場合は後者でした。

毛を舐めたり、掻き取ったりしていたんですね。

ではなぜそんな事をするのか?

疑うのは
①痒いから 
②イライラや不安があるから
です。

まずは①を考えます。

寄生虫や細菌、カビの感染があれば通常は皮膚に“赤み”のある異常かフケが

でます。

ところがこの子にはそれが全く無い。

→微生物による皮疹じゃない?


②は本人に話を聞ければ早いのですがそれもできないので、飼い主さんの


お話から推測します。



通常は細菌感染やカビ、寄生虫を疑い治療する事が多いのですが、今回は

それらを疑う根拠が無さすぎ。

冬は治っていた事から季節性が疑われる。

フードの変更で多少マシになっているので、食べ物も関与しているかも。

犬種はプードル、そして若齢。


これらから疑うべきはアトピー性皮膚炎だと判断しました。


フードはアトピー対応の製品を開封したばかりだったで、それはそのまま。

内服薬としてプレドニゾロンを1週間だけ用いました。

すると1週間後に劇的に改善。

毛も生え始めました。

ここで今後の治療方法を改めてご相談させていただきました。

その上で決定したのが
①インターフェロンの注射 (免疫バランスの調整)
②サプリメント (皮膚の強化と腸管免疫バランス調整を期待)
です。

こちらの飼い主さんは週に2回、頑張って通っていただきました。
お疲れさまでした^^

本人もサプリメントを喜んで飲んでくれたそうです。
なんてイイ子!

治療を始めてから1ヶ月ほどで脱毛部は目立たなくなりました。

そして2ヶ月後の写真がこちら。
イメージ 3

イメージ 4

明らかに毛が生えていますね。

体を掻く姿も見なくなったそうです。

この時に飼い主さんが「2週間シャンプーできないと痒がる」と仰っていました。

しっかりとワンちゃんの事を見てくれてますね。

これ、重要なサインです。

アトピーはハウスダストや花粉などの抗原が体に付着して反応します。

体が反応する前に抗原をシャンプーで洗い流すのも大切な治療法なんですよ(^^)b

(ちなみにアトピー治療用のシャンプーを用い、適切な洗い方をしていただいています。むやみに洗うのは逆効果ですのでご注意ください)


現在はサプリメントのみ継続していただいています。

アトピー性皮膚炎の子は皮膚バリア機能が正常に働きません。

冬の間も症状が出ていないだけで、皮膚が荒れている可能性があるのです。

春に起こるかもしれない再発に備えてサプリメントで皮膚コンディションを整え

続ける事は重要と考えています。

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