なごみ動物病院ブログ

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今回はフードを変えたら顔の赤みと痒みが止まっただけじゃなく、

慢性的な嘔吐まで止まった症例です。



フレンチブルドッグのM君。

若い頃から顔、耳、お腹、四肢の皮膚炎を患っていました。

治療すると治るのですが、しばらくするとまたできる、を繰り返していました。

イメージ 1

マズルの周りや顎、目の周りが赤いのがお分かりいただけますでしょうか?


そして皮膚より困っていたのが、慢性的な嘔吐でした。

生後1年未満の頃から、食後の嘔吐が頻発していたのです。

しばらく吐かない時期があったものの、吐くときは少なくて1週間に1回、

多ければ毎食後に吐いていました。

下痢は無し。


血液検査やレントゲン検査には異常なし。

フードをふやかしていただいたり、一回量を減らしていただいてもダメ。

消化性が高く、アレルギー持ちの子にオススメのフードも用いましたが変化無し。


CTや内視鏡を用いて精密検査をした方が良いかとも思いましたが、

それには全身麻酔が必要です。

短頭種は麻酔のリスクが高いのでできれば避けたいところです。

そこでフードを除去食(※)に変えてみることにしました。

繰り返す皮膚炎とフレンチさんという犬種から、アレルギーかそれに近い原因が

あるのではと考えたのです。

せっかくやるなら除去食の中でももっとも効果が期待できるモノを用いました。


フードの変更前後の写真がこちらです↓
イメージ 2

マズルの周りと顎の赤みが引いていますね。

目の周りは赤みだけじゃなく、腫れも引いているのが分かります。


そして、嘔吐ですが、劇的に減りました。

多いときは毎日吐いていたのに、フードを変更してからは月に1回以下

なったそうです!

嘔吐の間隔は長くなっているようなので、最終的には無くなるかもしれません。



下痢を繰り返す子がフードを変えて治ったことは何度もありますが、

嘔吐の症例でフードを変えて治ったのはあまり経験がありません。

慢性嘔吐の子は他にもいますので、負担の大きい検査をする前に、除去食への

変更を積極的にオススメするべきだな、と改めて考えさせられた症例でした。



※:除去食
  アレルゲンをほとんど含まないフード。
  最近はアレルゲンを全く含まないモノもあります。
  食物アレルギー、食物有害反応の子などで用います。
    
  市販品でよくある「低アレルギー」「アレルギー対応」などと表記されたフードとは全く異なる物です。



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