なごみ動物病院ブログ

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最近増えている脱毛症として「精神的要因による脱毛症」の症例をご紹介します。



これは簡単に言うと「ストレスが原因の脱毛症」。

厳密には不安やイライラのために体を過剰に舐めて、毛を舐め取ってしまうのです。

(ですから厳密には毛が抜けるのではありません)


ストレスの原因はさまざまです。

一人が寂しい、起られるのが怖い、同居犬猫と相性が悪い、トイレが汚れている、

落ち着ける場所が無い、お客さんが多い、雨音が怖い、・・・etc.

一般的に思われている以上に動物はいろいろ考え、感じ、ストレスを抱えています。

それに対応できないと自分を落ち着かせるために何らかの行動にでます。

人だって緊張すると手足をもじもじさせたり体を揺らしたりしますよね?

どこかを掻いたり貧乏ゆすりしたり・・・誰しも何かやっていると思います。

それの症状(脱毛)が出るほど酷いものだとお考えください。



では症例写真です。
(クリックで拡大します)

イメージ 1

肘の先の毛が無くなっています。

イメージ 2

左右の腰から太ももにかけて毛が少なくなっています。

イメージ 3

お腹の毛が無くなってツルツルになっています。


飼い主さんのお話、この子の性格、症状、検査結果などから初診時より精神的要因に

よる脱毛症を疑いました。

ですが困ったのは“体を舐めるのはグルーミングレベルで、毛が無くなるほど酷く

舐める姿を飼い主さんが見ていない”ことでした。

詳しくお話を伺っても明らかなストレスの原因が見つかりませんでした。


ですからまずは基本に忠実に、感染症、寄生虫を否定。

アレルギーも考慮し治療しましたが改善はありませんでした。

除外診断の結果より精神的要因による脱毛症とし治療を行いました。

本来ならストレスの原因を探し取り除くのが第一ですが、それが分らなかったため

投薬治療を行いました。


治療前と1ヶ月半後の写真です。
(クリックで拡大します)

イメージ 4

脱毛が無くなりました。

イメージ 5
イメージ 6

右も左も毛が生えました。
地肌はほとんど見えなくなりましたね。

イメージ 7

お腹のしっかりと毛が生えてきました。
寒くなってきたのでギリギリ間に合ったかな?(^^)
ツルツルだったお腹に毛の感触が戻ってきた、
飼い主さんにも喜んでいただけました。


この子はしばらくの間は投薬が必要です。

今はまだお薬で気持ちが安定しているだけなのでやめれば再発します。

ですが投薬していくうちにこの子自身が

「あれ?そんなに気にすること無いのかな?意外に怖くないかも。結構平気じゃん♪」

と思ってくれたらしめたもの。

少しずつお薬の量を減らしていき、最終的には切れるかもしれません。

完全にやめる事が難しくても、同じような効果を期待できるサプリメントに変更できる

かもしれません。



この病気(脱毛症)の治療は、「うちの子は何らかのストレスを感じていて辛いんだ」と

飼い主さんが認識していただく事から始まります。

動物だっていろんな不安を抱えています。

しかもそういった子は増えています。

今回は脱毛症のお話でしたがストレスが原因の症状は他に下痢や嘔吐、震えや

引きこもりなどがあります。

ご家族(動物)へ目を向けていただき、何か怪しい症状があればご相談ください。

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