なごみ動物病院ブログ

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半年前から背中(肩)に皮膚炎がありなかなか治らない、という猫さんの治療記録です。

皮膚炎があるのでしょっちゅう舐めたり掻いたりしている。

改善することもあるのだけどすぐに悪くなる・・・を繰り返していたそうです。

写真はこちら↓
イメージ 1

肩のあたりが赤くなっていますよね。

しょっちゅう舐めているそうです。

“びらん (皮膚の表面がはがれている状態)”も起こしています。

皮膚炎を起こしたから痒くて気にして舐めているのかな〜、と思いましたがよく見ると何となく違和感がある。

本当に皮膚炎を起こして舐めていて治らない?

もしかして舐めるから皮膚炎を起こしているのではないか?

つまり “皮膚炎 → 舐める” ではなく “舐める → 皮膚炎” を疑いました。


でよくお話を伺い原因を探りました。

この子、すごく遊び好きだそうです。

「遊んでっ、遊んでーーーっ!」の要求が強い甘えたさん。

飼い主さんの目の前までおもちゃをくわえて持って来るそうです。

ただお仕事が忙しく、なかなか遊んであげられていなかったとの事。


もしかしたら遊んでもらえない事で不満がたまっているのでは?

それのはけ口の一つとして舐める行為を始めたのではないか?

そう考えて治療を組み立てました。


一番大切なのは遊ぶ時間を増やしていただくことですが、お仕事の都合がありますから限界があります。

そこは可能な限り増やしていただくこととしました。

次に猫さんに気持ちを落ち着けてもらい不満はあっても舐めないようにしなくてないけません。

今回は軽めのお薬を使いました。

そして皮膚炎は起こしていますから抗生剤も併用しました。


治療の経過は次の写真の通りです。

左から
治療前 → 1ヶ月後 → 2ヵ月後、です。
(写真をクリックすると大きい写真をご覧いただけます)

イメージ 2

治療を始めて1週間で明らかに舐めるのは減ったそうです。

遊べないとギャーギャー鳴いて走り回っていたのに、それがなくなりました。

ただ遊びの要求もしなくなったそうで、飼い主さんはちょっとつまらないかも・・・と仰っていました(^^;

(忙しい時に「かまってー」と来られると鬱陶しく感じる事もありますが、それが無くなると寂しい。

ヒトの子供でもよくある話ですね。うちの娘もいつまで甘えてきてくれるやら(^^;  )

開始2週間で皮膚は明らかに改善したので抗生剤を休薬、気持ちが落ち着く薬も半量に減らしました。

そこから2週間後が真中の写真です。

この時点でかなり毛も生えていますね。

ここでお薬は全てやめて経過をみることとしました。

で1ヶ月後が右側の写真。

元の皮膚炎がどこか分からないくらい毛が生えそろいました。

この頃には元のように遊びを要求するようになりましたが背中は舐めていません。

何もしなくても大丈夫になったんです。

薬で気持ちと皮膚が落ちついている間に飼い主さんが遊びの時間を増やしてくれたことで、猫さんがそれに

満足してくれたんでしょうね。

理想的な治療経過をたどってくれました(^^)

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