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捏造本を見破ろう

「SAPIO」11月9日号(小学館)に、戦争を扱った某書に対して小林よしのり氏が講評している記事がありました。最近売れている話題の新書らしいのですが、またしても東京裁判史観による本のようです。小林氏の批判の中から、巷にあふれる捏造歴史本にも共通するデタラメぶりを見破るのに参考になる部分を一部紹介したいと思います。(青が小林氏の指摘)
東京裁判史観に侵された者にありがちな6つの妄説

1、あの戦争は当時の日本人が発狂して起こした?

これは司馬遼太郎氏も陥った、欧米に都合のいい東京裁判史観に侵された考えです。
小林氏は次のように指摘します。
「この考えには『戦争は相手がいて起こる』という常識すらない。米英の側は戦争をする意思が皆無で、勝手に日本が戦争を仕掛けたのごとく、当時の日本人だけを断罪し続けるのだ。」
史実は
日本軍と交戦していた蒋介石に対して、米英は武器援助をしていたため、戦争が泥沼化していた。「日本軍はこの援蒋ルートを断つため南進する。ところがABCD包囲網の経済封鎖で石油を禁輸され、平時で2年、戦時だと半年で備蓄が尽きるジリ貧に追い込まれる。日本はアメリカとの戦争をなんとしても回避しようと甲案、乙案を出して極限まで譲歩するが、アメリカは全く聞く耳持たず、ハル・ノートを突きつけてきたのでついに開戦せざるを得なくなった。」
対米交渉で提示した「甲案では、支那への門戸開放主義を認めてもよい、三国同盟の空文化、治安確立後2年以内に支那から撤兵、支那事変解決後、直ちに仏印撤兵の4点の譲歩が示された。」
極東国際軍事裁判でのブレイクニー弁護人の発言
「(甲案は)日本がただにあらゆる点において譲歩したに止まらず、譲歩に譲歩を重ね、遂に譲歩の極に到達したことを証するものである」
「乙案は、それでもまとまらない場合の暫定的な「局地的緩和案」で、仏印からは一歩も出ないという確約をして、当面は日米間の最悪の事態だけは避けようという、ぎりぎりのものだった。」
対米英開戦の背景を端的に述べた文章です。欧米の侵略行為を正当化せんがために日本を一方的に断罪した東京裁判。その欧米の捏造した歴史を鵜呑みにする人物や、欧米ごますり論者が、発狂史観を捏造するのでしょう。
対米開戦を決心したその夜、東條英機総理は戦争を回避できなかったことが悲しくて、寝室で正座して泣き崩れ、ついには号泣したといいます。戦争だけはどうしても回避したいと、天皇陛下もそう願っていましたが、その気持ちをアメリカに踏みにじられた東條総理の悔しさが伝わってきます。
極東国際軍事裁判でインドのパール判事は次のように語り、日本の全員無罪を主張しました。
「もしハル・ノートのようなものを突きつけられたなら、たとえモナコやルクセンブルクのような小国といえども、矛(ほこ)をとって立ち上がったであろう」


2、戦争目的は曖昧だった?

目的ははっきりしています。大東亜戦争の目的はいうまでもなく、「自存自衛」と「東亜の解放」であり、当時の全日本国民の常識でした。これは後に再度詳しく述べることにします。
小林氏は指摘します。
「それほど曖昧な目的のために特攻隊の青年や、ひめゆり部隊の少女までもが命をかけられるわけないではないか!本気で当時の日本人は発狂していたから、目的もわからずに死ねたと信じているのか?」
当然の指摘です。曖昧な目的のために大勢の人が命をかけるはずがありません。少しでも彼らの立場に立って物事を考える思考力のある方なら、これくらいの疑問は浮かびます。目的が曖昧だったなどと平然と口にする人たちは、命をかけることの決断の苦しみ、命の重みについて心から真剣に考えたことがないのかもしれません。口先だけの反戦平和主義者にありがちな考えです。
そう指摘されて反論に窮すると、今度は当時の日本には言論の自由がなく国家のいいなりだったと言い、まるで北朝鮮のような国だったかのごとく歴史歪曲に歪曲を重ねます。それがインチキということは当時の日本を知るご老人たちに聞けばすぐにわかります(尚、当誌では大日本帝国下の民主主義についての特集もあります)。このように、ひとつの嘘や思い込からどんどん捏造を大きく増やしていくのが、東京裁判史観崇拝者の共通点です。


3、自存自衛は名目で、戦争をしたかった?

どこの世界に戦争をしたくて戦争をする愚か者がいるのでしょう(アメリカはそれに近いものがありますが)。こういう幼稚な発想をする人が、研究者を名乗ることができるという呆れた日本の教育界をなんとかしなくてはならないと思います。
当時の天皇、総理はともに戦争回避を望んでいたことはすでに述べました。甲案、乙案という客観的証拠もあります。そんな人が戦争を決心するとしたら「自存自衛」以外に何があるというのでしょう。これを感情的に認めたがらない人は、「自存自衛」以外の目的がどうしても考えられないものだから、「目的は曖昧」だったと言って無理な捏造をはじめ、どんどん論理破綻するのです。破綻の極みに達すると論理思考を放棄し、ついには根拠もなく「侵略が目的」だったに違いないと言いだします。目も当てられません。
小林氏はあぜんとしながら語ります。
「マッカーサーまでが戦後、米国上院議会で日本の開戦目的は大部分が安全保障の必要に迫られてのことだったと証言していることも、知らないらしい。」「ABCD経済封鎖されれば、南部仏印まで日本軍が降りてくるしかなかったことは、マッカーサーも戦後、悟っていた。」
「当時の世界の状態に一切、目を向けない。白人列強に攻め込まれることが何を意味していたか。ハワイはどうなった?フィリピンは?インドは?ビルマは?インドネシアは?アジアでかろうじて独立を保っていたのは日本とタイくらいではないか!」
「当時、日本人が抱えていた切迫感を、なぜ理解できないのだろうか!?」「日本人が、幕末以来、ずっと意識していた欧米列強による圧迫感は、大東亜戦争まで持続していたのである。」
著者のように東京裁判史観に侵された人物は
「欧米の悪意を一切、意識すらできず、日本の国内だけに戦争の原因があると信じ、延々と内部の犯人探しだけを続ける。まるで蛸壺にはまったタコが、自分の足を食い始める姿のようではないか!」「なぜ研究しても研究しても蛸壺史観になるのか?そう、典型的なウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム、占領軍が行った日本人に戦争の罪悪感を植えつける洗脳政策の被害者だ。」「日本人のほとんどは、あの戦争の原因を考える時、原爆まで落としたアメリカに憎しみや復讐心を抱かないようになっている。原爆の慰霊碑に『過ちは繰り返しませぬから』と書くのも、アメリカへの憎悪を封印されているからだ。『すべての罪は我々の中にあり!』という結論に行き着くようにプログラムされた被占領の卑屈な民、それがこの世代の日本人に多い。」「(著者は)終戦時6歳。一番洗脳が効く年頃だ。戦後60年経っても自覚もできない。そしておそらく、このまま一生。だからつい、こんなことを書いてしまう。」

■次回記事
捏造本を見破ろう 2


閉じる コメント(6)

「洗脳政策」「つい書いてしまう」・・・・日本人は何故アメリカの犬であらねばならないのか。いつまで。洗脳が解ける日は来るのだろうか。国民全員の。憎しみや復讐心を忘れることで平和な日本人でいられる。それも有りなのか。。

2005/11/7(月) 午後 11:31 domani07

私もSAPIOを読み何か書こうと思ったのですが、にゃんさんの文章が分かり易くまとめられているので転載させていただきました。私自身も後日自分の文章でupしたいと思います。

2005/11/8(火) 午後 1:01 [ 誠(もしくは団長) ]

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たいへん参考になりました。感謝します。

2005/11/9(水) 午前 10:01 [ kim**3hiro ]

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domaniさんこんにちは。某国のように過剰に復讐心を煽るような教育をするのはいただけませんが、日本人がかつて欧米や支那に残虐な行為を受けたことは知る必要がありますね。それを忘れてしまうと、日本の中から犯人を探し出すような、歪んだ歴史認識になってしまうのです。

2005/11/9(水) 午後 11:04 nyan

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dyna_flashさん、kim123hiroさん、ありがとうございます。歴史をゆがめないで見るためには、まずは客観的な史料を検証するところから始めなければなりませんね。最初から主観を込めてしまうと、このように捏造だらけになってしまいます。

2005/11/9(水) 午後 11:05 nyan

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教育界陰謀によって植えつけられた意識で作られたものは読むに値
しないでしょう。戦争は相手によって起こされる。

2012/11/28(水) 午後 2:09 [ 現在状況 ]

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