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今日の産経新聞の1面を見て、朝から目が点になりました。
「拉致はカネで」
2月上旬、都内で開かれた民主党議員と支持者による会合。党代表、小沢一郎が発した言葉に会場は一瞬凍りついた。
「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろう」
外交感覚、いや、対人関係における感覚までも壊れているんじゃないかと疑ってしまう発言です。
日本の主権を侵され、国民の人権も蹂躙されたというのに、カネで解決って、本当に政治家の発言でしょうか?
しかも「何人か」で、拉致被害者全員ではない。
そして、「返せ」でなく、「ください」。
小沢は、自分の家族が誘拐されたら、警察の交渉に犯人が応じないと、「身代金を払うから、何人かください」って言うのだろう。
「強行突入してでも、家族全員を取り戻してください」などとは決して言わないのだろう。
「国連中心主義」とやらで、小沢の外交感覚が壊れているのがよくわかる。
「世界」で、こんなことを言っていたようです。
「国連の平和活動は国家の主権である自衛権を超えたものです。したがって、国連の平和活動は、たとえそれが武力の行使を含むものであっても、日本国憲法に抵触しない、というのが私の憲法解釈です」
国連憲章の方が、自国の憲法より上とは、いったいどうしたら、こんな解釈になるのでしょう?
森田実さんの言葉を借りると、「国連という世界国家が存在しているわけではない」のです。
日本の主権を5カ国の安保常任理事国に委ねるというのは、危険極まりない。
台湾有事が起こった際、台湾防衛に対して、中国は当然ノーと言うだろう。
国連決議がないから、日本は台湾防衛ができない。
日本の安全保障に重要な事態に何もせず、指をくわえて見ていなければならなくなる。
小沢は、「日本の主権を放棄する」と言っているのと同じ。
「日本政府はこれまで、全て日本国憲法を盾に国連活動への参加を拒否してきました。私は、まずその姿勢を改めるべきだと、繰り返し主張しているのです」
本当に政治家なのでしょうか?
憲法に抵触するなら、国連の活動に参加できないのは当たり前でしょう。
国連決議には、憲法を無視してでも従わないといけないなどと、自国の主権というものが頭の片隅にもないとしか思えない。
小沢さん、まずその考えを改めてください。
国連活動に参加すべきなら、まず改めるべきは姿勢ではなく、憲法の内容です。
「今日のアフガンについては、私が政権を取って外交・安保政策を決定する立場になれば、ISAFへの参加を実現したい」
ISAFへ参加したいのなら、まず、集団的自衛権の行使を認め、憲法改正をする、という手続きを踏まなければならないのではないのでしょうか?
集団的自衛権の行使ができないまま参加しても、自衛隊がゲリラに襲われた場合、他国の軍が守ってくれるだろうが、他国の軍が襲われた時に、自衛隊は傍観するだけ、事によれば逃げなければならない。
こんな情けなく、卑怯な状態のまま、参加させるのですか?
それとも、国連決議による派兵なら、集団的自衛権は行使できるとの考えなのでしょうか?
なんだか、国会が混乱しそうですね。
今年、小沢首相が誕生する可能性は高い。
日本の主権を放棄し、憲法を無視すると公言する人に、政権を任せられるでしょうか?
※ 「世界」からの引用は、「WiLL」4月号「小沢”独裁国家”は危険すぎる」森田実 からの孫引きです。
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