西方見聞録

ベルリンフィル資料室とのやり取り後「マグネットフォン録音」の「第2次世界大戦中のマグネットフォン録音ぁ廚紡臧な追記をしました。

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「神護寺三像」の内、伝頼朝像、伝重盛像は京都国立博物館、伝光能像は東京国立博物館にそれぞれ寄託されている。以前から、見たいと思っていたこれらの肖像画の内、伝藤原光能像が国宝室に2014年2月25日(火)から3月23日(日)まで展示されており、ようやく念願がかなった。この肖像画は、このような特別な機会でなければ見られない。神護寺に伝わったこれらの3つの肖像画のモデルは、近年、別人説が出て話題になり、教科書の写真の説明も変わったとされている。その新説によれば、重盛像が足利尊氏、頼朝像がその弟の直義、光能像は尊氏の子である義詮だという。

国宝の伝光能像は写真撮影不可だが、今回、別の部屋に、江戸時代に模写された神護寺三像が展示されていて、写真撮影可能だったので、ここで紹介する。国宝の肖像画は、「日本肖像画史上、最高傑作の一つであることは疑いの余地がありません。」と紹介されていたが、全くその通りである。写真では、全く良さが分からないし、展示されていたコピーとも全く印象が異なる。江戸時代のコピーも、筆遣いが立派で上手だが、本物は、人物の性格というか、人柄が直に伝わって来るようであるし、何よりも「美しい」のである。この作品もまた、日本の国宝に相応しいと感動しながら見入った。

以前見た写真では汚れにしか見えなかったが、よく見ると、着ている黒い袍には模様が描かれている。冠の濃淡の付け方や、髪の毛と顔の繊細な描き方も、本物を見て、初めてよく分かった。大きさは、縦143.0 cm、横111.6 cmで、当時、これだけ大きな画面で等身大で描かれるのは、僧侶や天皇像以外、俗人では類がないという。解説によれば、継ぎ目のない一枚絹に描かれていて、顔の部分には、発色効果を高めるために裏彩色という、主に仏画で使われた技法が確認できたという。

今回、鶴岡八幡宮に伝来したという伝源頼朝坐像も展示されている。これは、同じ鎌倉の建長寺の北条時頼像、明月院の上杉重房像によく似ていると、解説に書かれている。頼朝の没後100年近く経った頃の作で、どれだけ似ているか分からないとも書かれていたが、江戸時代のコピーである伝頼朝像とは全く違う人物のように見える。

国宝室に魅せられて3ヶ月、月に一回のペースで東京国立博物館を訪れたが、3月25日から5月18日に開催される「栄西と建仁寺」展、4月22日から5月18日までの「キトラ古墳壁画」展、6月24日から9月15日までの「台北國立故宮博物院」展も見逃せないので、しばらく、このペースで通うことになりそうである。

今回の3月1日の訪問では、「支倉常長像と南蛮美術」展が、2月11日から3月23日の日程で、館内の特別展として行われていた。支倉常長は、1613年(慶長18年)に伊達政宗の命を受けて、「慶長遣欧使節」として渡欧した人物である。支倉常長が、ローマ教皇パウロ5世に謁見するためにローマに入った時の姿を描いた「支倉常長像」と、関連屏風数点を、通常の総合文化料金で見ることがでた。「支倉常長像」は、イタリアの個人蔵になっている。また、浮世絵のコーナーでは、歌川広重の肉筆画や、東海道五十三次などが見ることができた。かなりの数が展示替えされていたり、前は公開されていなかった貴賓室が公開されていたりしたので、建物の改修工事で入れない部屋があるとはいえ、十分に楽しめた。

写真:
3枚の模本(模写)
‥糎四蠶像(模本) 冷泉為恭(1823-64)模
伝平重盛像(模本) 冷泉為恭(1823-64)模
E塑町成範(藤原光能)像(模本) 冷泉為恭(1823-64)模

づ糎四蠶坐像
ヅ豎て燦渊三次之内・庄野 歌川広重(1797-1858)筆
Φ賓室

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頼朝といえば、この絵ですよね。

2014/3/8(土) 午前 7:06 masa1908 返信する

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たった今、入院中だと知りました。大変なときに書き込み有難うございます。近日中に、何か記事を新たに書きます。お大事に。

2014/3/8(土) 午前 9:31 西方見聞録 返信する

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