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天皇皇后両陛下の祈り
ー かくて日本は苦難を越え、甦る
筑波大学名誉教授 竹本忠雄 御歌の調べに西洋、アフリカも感動 皇后陛下美智子様の御歌をフランス語に翻訳し彼の地の心ある人々に
広めさせていただきたい、との大それた念願がかなって、
御歌撰集『セオトーせせらぎの歌』の出版をパリで見るに至りましたのは、
平成十八年五月のことでした。
御歌の高雅(こうが)な調べは、文化的背景の全く異なるヨーロッパでは如何なる 音色を響かせるであろうかと楽しみにしておりましたが、実際に出版とともに
起こった反響はその期待を満たして余りあるものでした。
感動の波はヨーロッパへ、さらにアフリカへと広がっていったのです。
全部で五十三首というセレクションは、けっして多いというほどの数ではありません 。しかし、この仏訳御歌撰歌集は、奇蹟のように異文明の人々の心を
捉(とら)えたのです。
てのひらに きみのせましし 桑の実の
その一粒に 重みのありて この御歌を拝続しただけで「富士の冠雪のごとき余りの純潔に涙が流れて
先へと読み進められませんでした」という告白の声が挙がりました。
かつてフランス機甲部隊の年間最優秀賞を受け、現在アフリカ諸国の政府顧問
として青少年の道徳教育の第一線に立っているオディマーク・デュクロ氏です。
心情よりエスプリを重んずるフランスで「涙を流す」など、容易に口にでき
ないことですが、そのような声が御歌を読んで幾つも挙がっていくこととなります。
デュクロ氏が、「桑の実一粒の重み」と題する講演会をセネガルのある新聞社で
開き、
窓開けつつ 聞き入るニュース 南アなる アパルトヘイト法 廃されしと との御歌を朗唱するや、満場を埋める黒人聴衆は感動でどよめいたと言います。 西暦一九九三年(平成五年)南ア連邦の黒人差別法がついに撤廃されまとの
報が流れた瞬間、
皇后様は間髪を容れずにこれほどの祝意を表していらっしゃったのです。
続く
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天皇皇后両陛下を通じて世界は日本の良さを知ることが多いですね。ほんとに皇室あっての日本です。
傑作、TBします。
2011/9/19(月) 午後 1:54 [ さざんか ]