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天皇中心理念の顕現としての日本国家
外国の国家のうちには、人民が集まって協議して自已防衛のための団体をつくり、その人民群の福利のための信託組合のような形で国家が形成されたのがずいぶんあるようであります。
しかしそのような国家形成の原理を日本民族国家の形成にまで当てはめて考えることは間違いなのであります。この間違いの原理を、国家形成の「普遍の原理」だなどと称して日本に押しつけたのが現行の占領憲法であります。
日本国家の形成は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の天孫降臨の神勅(みことのり)にある如く、天照大御神がその大御心(おおみごころ)の中に
「豊葦原(とよあしはら)の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂国(みずほのくに)は世々(よよ)わが子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり」
という日本国家形成の個性ある根本原型が設計せられ、その精神的原型(すなわち理念)が天降って、その理念の具象化として神武天皇の建国となり、
爾来、二干六百三十年にわたって、日本にのみ存在するこの個性ある天皇中心国家が連綿として継続して来たことは、それが人類普遍の個性なき国家形成の原理に従って機械的に形成された国家でないからこそであり、
それが天授の国家理念の具体化であればこそ、このように天皇中心制度が二千六百三十年にもわたって継続し得たのであります。
これは他国に比類なきことであります。
谷口雅春著 「私の日本憲法論」より
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