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祖国を侮辱する日本教科書は誰がつくるか
昭和三十一年
国民の関心となるのは、一億や二億のつかい込みの問題以上に国民教育の重大問題です。一億や二億はどうでもよいというのではなく、それ以上に大切な問題だというのです。何故なら前者は単に金銭の問題であり、教育そして教科書の問題は国民の人格養成の問題であり、その国に生まれた人間がその国を如何に見るかの問題であるからです。現在日本に行われている教科書が不当に日本国をいやしめていることは、周知の事実で、祖国をいやしめる文章をもって教科書にしている国は現在の日本国以外には世界じゅう何処の国にもないのであります。
有名な日大教授高山岩男(文博)氏も甞て、社会科の教科書を批判して次のようにいっています。「……百姓一揆の頭領や反戦論者は突然英雄扱いを受ける。歴史は科学だと標榜して書き出しながら全く主観的な評価を加えて歴史に筆誅を加え、勇敢に歴史を審判している。倫理修身がないだけ歴史の教科書は修身の本に転化し勧善懲悪の作品となっている……社会科教科書は必ず愛国を説いているが、それが全く竹に木をついだようなものが多い。というものは祖国日本を必要以上に暗黒化し、祖国愛も何も起きぬようにして置いてただお座なりに愛国の項目を書くからである。祖国を失った教科書が案外多いのは驚くべきことで、世界の文明国のどこにこの種の『教科書』というものがあるか、寡聞にして私は知らない…」
私も「週刊朝日」だか何かの週刊物を読んで現行の教科書に日ソ不可侵条約を破って日本を攻撃し、無辜の日本人を捕虜として苦しめているソ連を弁護して、日本の方が先に条約を破ったのでソ連は悪くないと書いてあるということを書いてあるいうことを知って驚いたものである。ソ連の如きは、侵略のためや自国の利益のために必要ならばエトロフでもクナシリでも最初からソ連領であると書いた教科書をもって自国の学生を教えているのである。彼らは自国の都合のよいように歴史を作るが、日本は自国の都合のわるいように歴史をつくるのは驚くべき事実であります。
こういう教科書がどうしてできるかというと、「現行の教科書は、その編著から検定、製作、採択、供給の一連を、ほとんど日教組講師団の手に握られ、国民思想の前途を決する社会科は、唯物論を支柱とする赤色運動の具に供せられていることは識者の悉く知るところである」(自由文教人連盟の文教刷新の意見書の巻頭言の「教育宣言」による)
こういう教科書は自国を侮辱し国民の前途をあやまるものであるから、鳩山(元総理の祖父)内閣は教育ニ法案を提出し、その一つとして教科書編纂に多少国家が監督する権利を有つ事にしようとしたのである。それを暴力をもって阻止して乱闘事件までも惹起したのが現在の社会党(民主党)なのである。そしてなお、恥じることなく、「乱闘は悪いことをみとめるが、悪法を多数の暴力をもって無理に通過せしめようとするから、肉体の暴力をもってそれを阻止するほかはなかった。だから悪法を提出して多勢の暴力で議決にもって行こうとした方に責任があるのだ」という。それを「悪法だ」というのは社会党の一部の乱闘議員の考え方であって、国民全体の考え方ではないのである。
上記の如き自国を侮辱し、自国の不利になるような教科書をつくることを「言論の自由」「学問の独立」の如き甘言をもってカムフラージュし、日本の若き国民をして日本よりもソ連を愛せしめるように誘導する教科書を許してよいはずはないのである。かかる常識を逸脱した売国奴的教科書をつくらせないように文部省が多少の監督権を行使することをみとめる法律をつくることが、どうして「悪法をつくる」ことになるのであろうか。これを「悪法」とみとめることそのことが社会党に愛国心がないからだと疑わざるを得ないのであります。 谷口雅春著「私の日本憲法論」 |
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教科書もひどいですが、実は先生が使う「指導書」はさらにひどい
内容ですよ。検定がない自由出版のものですが、通常どの先生も持っています。しかも1冊が数千円でおまけに公費(税金)。
2013/3/29(金) 午後 8:15 [ 菖枯堂 ]
菖枯堂さん訪問ありがとうございます。そうですか指導書というのがあるということは知っていましたが、内容まではしりませんでした。一度見てみたいと思います。それにしても本当にあきれますね。
2013/3/30(土) 午後 6:43 [ サイタニ ]