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あとがき
ここまで二宮金次郎のお話を書いて参りましたが、未だ金次郎のことをその万分の一も知り得ていないと思います。それでも私には教えられることばかりでした。
二宮金次郎という人は、自然を見つめ、仕事をし、実践しながら、生活の中でものの理を考えた人ですから、私達も生活の中で、どう生きるべきか、どんな道があり、どんな工夫ができるだろうかと考え、実践していく中でこそ、金次郎という人を知ることができるのではないかと思えるのです。
ああ、そうだなあ、そうなのかと、体験を通して納得した時、金次郎の気持ちがわかるのかもしれません。金次郎という人を知るのは一生かかる、と楽しく腰を据えることにしました。
声も身体も大きくて、元気で生き生きしていて、思いやりの深い人、物静かに沈思しておられたり、怒るとものすごくこわかったり……今の世にもそういう方々はたくさんおられます。私達はいろいろな金次郎さんと暮らしています。どの方もそれぞれ様々なことを教えて下さっています。江戸時代の金次郎の精神は、今も脈々と生きていると思います。
何がその前に立ち塞がろうと、工夫し、創造し、道を切り開いて、世の中のお役に立った二宮金次郎の話をお読みになられて、よりいっそう明るく嬉しい生き甲斐のある生活になられた方がいらしたら、こんなに嬉しいことはありません。
財団法人新教育者連盟 「二宮金次郎」(完)
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2012年10月26日
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