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速かに明治憲法復元の必要に迫られている
昭和42年
そして国民は下宿人の集りみたいに、テンデンばらばらに国民が白分の利己主義で勝手に行動したらよい、祖先伝来の家の財産でも家族がバラバラに分解して持って行ったらよい。家なんか存在しないから家督相続はないと定められているのが現行の憲法であります。国家としては、まだ天皇が「国民統合の象徴」として、「統合の中心体」として現行憲法に存在しておりますので、日本国はこのような安泰と繁栄の状態を続けておりますけれども、
この天皇の地位は現行憲法そのままでは国民の総意によっていつでも左右できるように規定してありますから、社会主義や共産主義系の政権が樹立され、そういう革新系の代議士の議席が三分の二を超えるようになると、その三分の二以上の発議が、「国民の総意」とみとめられて、天皇制廃止の社会主義憲法が新たに制定せられる倶(おそ)れがあるのであ
ります。しかも社会党は一九七〇年代には日本に革命政権又は、革新系連合政権を樹立するといっているのですから、そういうことにならないように、今のうちに現行の憲法が本当の憲法ではなく、占領中に日本を弱体化する政策上押しつけられた"占領行政基本法。であることを明かにして、占領終了と同時に失効せるものであり、その失効と同時に、明治憲法はそのまま生きているということを宣言すべきなのであります。
つまり、国家にも永久かわらざる中心が万世一系の天皇の形によって持続することによって、一切の存在が「永久変らざる中心を持つ」という天意の実現せる唯一の国家が日本国家であって、若し、この日本国家に天皇がなくなれば、すべての存在には永久変らざる中心があるという神の宇宙創造の基本形態が国家だけには当てはまらず破壊されることになります。今こそ吾々は神意を実現せる真理国家こそ日本国家であるという日本国家独特の神聖性を明かにするために明治憲法復元に踏み切るべき時であります。
こう申しますと、私の言うことは非常にナショナリズム的に他か観られるかも知れませんが、海外の書籍などにも、ナシヨナリズムにつながるというような紹介記事を書いたものがありますが、世界的に組織をもち生き生きと活動しているアメリカの新しいキリスト教リリジャス・サイエンスの理事長であるウイリアム.ホルナディ博士が数年前見えたときに、その事について質問せられたことがあります。その時に私はこう答えたのであります。
「イエスの教えた模範的祈りの“主の祈り”に於て“天にまします吾らの父よ、御名(みな)をあがめしめ給え御国(みくに)を来たらしめ給え。御心の天に成るが如く地にも成らしめ給え」と祈るように教えられているのであるが、天には唯一の永久変らざる神がいらつしやって、すべてのものがその唯一の神の御心に帰一しているのでありましよう。そうすれば、天にそのように御心の成るが如く地にも成るとすればその御心が地上に成り、その御心が国家にあらわれるならば、永久変らざる中心が国家にも成就しなければならない。そのような永久変らざる中心である万世一系の天皇をもつ国は日本だけであって、国家としては最も神意にかなう形態をととのえているのが日本国家である」と申し上げたのであります。すると、ホルナディ博士は大いに頷(うなず)いて賛成の意を表されたのであります。だから古事記、日本書紀等の示すところの天皇中心国家というものはキリスト教の示す世界観又は国家理想とも完全に一致するものであります。これをナシヨナリズムだ、軍国主義だとキリスト教側から反対されるのは理窟に合わないのであります。
谷口雅春著 「私の日本国憲法論」より
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2012年11月11日
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