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蓮華の花の構造は何を象徴するか
さて、みこころの天に成れる相(すがた)は、金波羅華(こんぱらげ) ― 即(すなわ)ち金色の蓬華の花にはハチスといって中心に“ス”があるように統一の中心がある世界である。まだ、みこころが“天“(実相)だけに成っていて”地“(現象世界)にはまだ完全にその通りに成っていない現在に於ては、天界の構図を肉眼で示す訳にはまいりませんが、お釈迦さんは蓮華の花を、その象徴として示されたのであります。、「宇宙の実相は一空ではないぞ、この通りに実のある世界である」と示されたのです。蓮華の花は、花が開いたときに既に中心に”実(み)“即ち”実(じつ)“がある。その実相から現象世界が花びらのように展開しているのがこの世界である。その実相は金剛不壊(こんごうふえ)であって不動である。その表面にあらわれている現象だけが波のように常に変化している。それで仏教では、この世界を”蓮華蔵世界海(れんげぞうせかいかい)“と称して、”海“に喩えたのであります。蓮華蔵世界海という語は「華厳経」にある語(ことば)でありますが、蓮華の如く、中心に”ス“をもつ中心帰一の荘厳な相(すがた)を内に蔵する世界であるが、海の表面の波の如く現象には有為転変(ういてんぺん)の相があらわれているのであるというのが、”蓮華蔵世界海“の意味であります。
谷口雅春著 「私の日本憲法論」より
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2012年11月13日
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