|
二、明治憲法に復元せよ
昭和42年
つづき
そして地方の愛国の自衛隊がぐずぐずしているうちに東京都内の食糧は欠乏して来る。東京都内は御存知の通り一千一百万人も人口がありまして日本国の十分の一の人口を占めているのでありますから、その食べる食糧と云うものは、非常に膨大なものである。東京都内の何処かに貯蔵されているところのその食糧は、恐らく五日分か一週間分位しかないのではないかと私は思うのであります。常にいろいろの交通機関を以って都内に食糧品が運び込まれて循環しているから、東京都内の人間はそれを食べて生きているのでありますが、一度国鉄も私鉄も全部止まってしまったならば東京都内の国民に外から食糧が全然来ないと云うことになります。そして革命政府が「お前達が今迄の汚職の政府を倒して起ちあがった革命政府に対して帰順を誓うならば食料を送ってやる」と言つて宣言したら、皆餓死するよりは革命政府にお辞儀をした方がよかろうと云うことになり、自衛隊も含めて東京都肉にあるところのものは悉く革命政府に帰順を誓うという事になる。それはもう一週間か十日位のうちに、食糧が無い中でそうなってしまう可能性があるのでありますから、天皇に対する忠誠心を持っている地方の自衛隊が東京都へぐずぐず乗り込んで来ても、もう一寸遅いと云うことになると思うのであります。しかし自衛隊のうちに革命政府の指揮下に入った部隊とそうでない旧政府の指揮下に入った部隊とに分れて其処に内戦が始まると、明治維新当時の薩長の軍隊と彰義隊とが戦ったような悲惨が東京都内に起こる。
しかし江戸時代と現在の東京とでは人口も武器もちがいますから国民の悲惨の程度も非常なものでありましょう。こうしてその結果どうなるかと言いますと、神武天皇建国以来二千六百二十七年ずーっと続いて来た神武建国の日本国、天照大神がその神勅によって「是れわが子孫(うみのこ)の王(きみ)たる可き地(くに)なり」と云う根本理念で造られた日本国は、それを以って終りを告げると云うことになります。そう云う危険が既に迫っているのであると云うように考えられる訳であります。そういう訳ですから、どうしても国防軍の統帥権が天皇にあると云う憲法に復元して置かなかったならば、この日本国を将来革命の時に護ることが出来ないので、私は是非とも現行の日本国憲法を廃してー廃すると云うよりもその無効を宣言してーそして明治憲法が既に生ぎているのであると云うことを宣言して欲しいと考えるのであります。
で、自民党が自主憲法制定と云うことを看板に掲げておりますけれども、今の憲法を生きているとして自主憲法を制定する為には、憲法改正の手続上国会の総議席の三分の二以上を占める議員が賛成しなければ今の憲法を変えられないと云うことになっております。自民党はだんだん汚職の為に議席を失いつつあり、幾ら自主憲法を作ると言っても現憲法が生きているのではどうしても議員の数の上から不可能と云うことになるのでありまして、それは只(ただ)の空念仏で単に羊頭(ようとう)を掲げて狗肉(くにく)を売ることになっているのであります。
そこでどうしても、今の憲法は押しつけ憲法であってこれは本来無効の憲法であると云う事実を闡明(せんめい)して、その無効を宣言する必要がある。即ち「現行の日本国憲法と称するものは、占領軍が占領行政に都合のよいように日本国民自身の自由なる発言をなし得ない時に押しつけ的に定められた占領行政基本法に過ぎないのでありますから、既にサンフランシスコ平和条約が成立したその時から、明治憲法は自ずから復元して既に生きているのである。それを今迄の総理大臣が気附かなかったから宣言しなかっただけである。それを今気が附いたから爰(ここ)に宣言する」と云うことならば、これは議会の決議も協賛も何も、いらないのであると私は思うのであります。まあ、そうしなければ仕方がないと私は思うのであります。
それには、勇気と愛国心をもつ総理大臣が決死の覚悟をもって、「日本国憲法と称していたものは、占領行政基本法に過ぎないのであるから占領終了と共に、これは無効になったのである」と云うことを宣言する。そして内閣の閣僚達を悉くそれに賛成させる、そして天皇陛下に秦請してそれを天皇によって公布して頂くと云うようにすれば、私は一番無難であると云うように考えているのであります。誠にこの日本国憲法については私は法律家でも専門家でもありませんので、非常に杜撰(ずさん)な処があると思うのでありますが、請われるまま私の考えているところの一端を述べまして私の今日の責任を果した訳であります。どうも有難う御座いました。
谷口雅春著 「私の日本憲法論」より
※ 結局、著者のこういう運動があり、又 三島由紀夫氏の憲法に命を投げ出し、なんとか今まで革命は起こらずきましたが、今や、中国、韓国、北朝鮮、ロシアと日本の周りは、きな臭い一触即発起こりそうな気配です。現に中国は尖閣諸島でさかんに領海侵犯を繰り返しています。新潟には広大な敷地を確保して、一個師団を隠せる広さだといいます。中国は本当にスキあらばと計画はしているでしょう。アメリカも実際お金がなく軍備を減らすだろうと専門家の間では言われています。戦後六十七年今の国民は日教組の反日教育を受け国家を護るという意識が欠如している人が多いと思われます。これを読まれる方は違います。そういう人を教育しなおすには百年はかかるでしょう。時間がありません、日本が滅びる前に、まず国家の精神である。憲法を先ず変えなければなりません。これが木にたとえれば、幹でしょうし、根っこです。石原都知事のいっているのはこれだと私は思います。原発、等は枝葉です。まず日本国家を守るための精神支柱である憲法を変えなければなりません。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2012年11月07日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]




