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日本国憲法がニセモノの憲法である第一証拠
日本国民の中にも、むろん、今の偽造憲法をいつまでも護持したいと思っている人があります。それはちょうど、ニセ紙幣をたくさんもってそれからいつまでも恵福を得たいと思っている人は、ニセ紙幣と知りながら、「イヤこれはニセ紙幣ではない、本物の紙幣だ」と言いはって、それを通用させたがるのは当然のことであります。しかし今の偽造憲法が、ニセモノであることは、第一その憲法には、われわれが祖先から使ってきた国号が使ってないことであります。われわれの国家は「大日本帝国」と称したのでありますが、このアメリカ作文の憲法には「日本国憲法」とあり、「大日本帝国」とは別の国号が使ってあるのであります。
占領軍が日本を軽蔑する意味で、"大日本帝国"の“大“の字をとり去り、天皇を廃絶または呪詛する意味で"帝"の字をとり去り、国号をことさらに変更して、その憲法を作文したのでありますから、日本国憲法がわが国の憲法でないことは当然であります。
このことは、現行の憲法がわが国の真の憲法ではない、ニセモノの憲法であるという第一の証拠であります。
時間の流れを停止せしめて成立した憲法
「日本国憲法」がホンモノのわが国の憲法ではなくニセモノ憲法である証拠の第二は、その憲法の制定が、明治憲法第七十三条の、
「将来此ノ憲法ノ条項ヲ改正スルノ必要アルトキハ勅命ヲ以テ議案ヲ帝国議会ノ議二付スヘシ」
とあるにかかわらず、明治憲法を改正するにあたって帝国議会の議に付したということが書かれていないで、その憲法前文に、
「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し・・・・・この憲法を確定する」と書いていることであります。「帝国議会」の議に.付さなければならないのを、「国会における代表者を通じて行動し」と書いているのであります。国会という名称は、占領軍作文の「日本国憲法」において定められている立法府でありまして、そんなところで、この憲法の制定が確定するなどということはあり得ないのであります。もっとも、この偽憲法は、帝国議会の貴族院議員たちはこれを通過させないつもりであったのでありますが、正面から占領軍に反抗しては政治追放又は戦犯裁判に処せられるから、時間をかせいで、時間切れで審議未了で流してしまうつもりであったのであります。ところがいよいよ時間切れになるその日の午後十二時の五分前になりますと、帝国議会のすべての時計が全部停ってしまった。むろん、これは議事の進行を見守っている占領軍が全部の時計を止めてしまったのであります。これでいつまでたっても時間切れにはならない。このような乱暴な押しつけ又は強制によって、「日本国憲法」と称するアメリカ製作文は、形式だけは議会を通過したのであります。
谷口雅春著 「私の日本憲法論」より
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2012年12月15日
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