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今はまだ占領継続中である
昭和44
 
「もう戦後ではない」という語が、最近よくきかれるのでありますが、占領憲法が横行して、それに支配されている間は、占領軍の精神に支配されているのでありますから、戦後どころかまだ戦中で、占領継続中なのであります。
 
 
ゲバ棒を振りまわして日本の大学や交通機関をマヒさせている大学生は、この占領軍の占領憲法に指嗾(しそう)せられて日本破壊、日本弱体化のために活動しているのであります。
 
私が日本の現在の政治体制に反対するというのは、現在の政治体制は占領軍の精神でできた憲法に支えられてできているから、いわば現在の政治体制は、占領軍の傀儡(かいらい)政治体制であるからであります。だからその政治体制の首班たる佐藤総理大臣が、「私の在任する限りこの憲法を改正しません」とたびたび言明するのは当然のことであります。もし佐藤総理が占領精神の延長でないならば、こんな「憲法の精神を守ります」などとは言わないに違いないのであります。
 
 
谷口雅春著 「私の日本憲法論」より
西欧文明は「分割によって支配せよ」が原理
(何故憲法を変えなければならないか) 
 
 
 
この日本国憲法は、当時それを作製したアメリカの意図は日本国民をバラバラに分割して国民互いに内紛内争を起して、家庭を不調和にし、経済界を衰退せしめ、国内に階級闘争を激化せしめ、もって国力を疲弊せしめて、」いつまでも、日本を東洋の第四等国以下の状態に抑えておく計画だったのであります。
 
 
これは日本が最初に真珠湾を爆撃してアメリカの太平洋艦隊の大半を全滅させたーその復讐の意味もあったし、戦争中、日本軍が予想外に強くて、アメリカ軍を悩まし続けて来た、そういう強い戦力を再び持つことのできないようにしたいーそれゆえに日本国内の分裂を誘起するに適当な条項を、日本国憲法の中に織り込んでおくことにしたのであります
 
 
それですから、その意図の結果が、今、実際にあらわれて来ているのでありまして、階級闘争は激化し、事業は、資本、経営.労働の三者一体であるとき栄えるのであるが、労務者が経営者を敵として闘い、敵と敵とが同じ事務所や工場で仕事をしている奇怪な光景を現出しています。また学生は学長や教授会と相反目し、学生そのものがゲバ棒、投石、火烙瓶等をもって学校そのものの校舎、講堂、教室を破壊し、研究資料や勉学施設を破壊し、さらに街頭にまでも進出し停車場を焼打ちするような乱暴を働く。家庭は父母と子供との間は分割されたままで相互断絶して、親の世代と子の世代との間には魂の対話はないのであります。
 
 
老人は愛情の関係によって護られないで杜会保障という物質的施設の中にほうり込まれて、子供たちの世界から遮断され断絶したまま此の世を去って行くのであります。
 
 
谷口雅春著 「私の日本憲法論」より
 
 
 
 
 
 
 
 

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