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つづき外人記者もみとめる日本の美風
彼ら西欧が吾らを弱体化して支配する方法は大体に、日本の「家」と云う良俗を失わしめること。日本を歴史なき国家として忠孝の感情を一掃すること。日本人に淫蕩な習慣を植えつけて、精神的及び肉体的に頽廃させると云うこと。人口を減少せしめることによって日本の国力を減弱せしめること。産業でも土地でも分割することによって弱体化させることであったのである。
白昼、女が男にぶらさがって恥かしがりもせずに往来をのさばり歩くような習慣は先ず占領軍がつけたのである。たった八カ月日本に滞在した英国婦人記者でさえもそれを炯眼(けいがん)に見ぬいているのである。トレイシー女史は日く、
「-:三人の米兵が、めいめい左右に二人ずつパンパンを抱えて、ある大学の校内に岬し入ったが、そこには水泳場があった、彼らは服をかなぐり捨てて水中に飛び込み、静かな競技場で、大声をあげてはしゃぎ立てた。そして再びプールから匍い上がるや否や、多数の学生が見ているところで、しかもまっ昼間、さっそく懸命に交接をやりはじめたのだ。大学では連合軍当局に電話をかけたが、当局は順おくりに、この精神病者に電話をかけた……」
この記事を見たときに、これは誤植ではないかと思ったけれども誤植ではないのである。こうして占領軍の淫蕩な習慣を見せられたとき、被征服者は征服者を或る意味に於いて尊敬するから、そして尊敬する者の行いは模倣したくなるから、そして尊敬する者に対しては、女性は自然に身を委せたくなるから、こうして日本人の性道徳は益々頽廃したのである。そしてその淫蕩な行為の結果はらんだところの生命は、指定医さえ認定すれば人工流産で殺して出してしまえばよいと云う法律が議会に持ち出されて、議員は皆々賛成する。全くお語しにならない民主化ぶりであるのである。
谷口雅春著「私の日本憲法論」
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2013年03月17日
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