年末から各メディアを賑わしてきた噂のリール等々をいじり倒しに、2年ぶりに横浜のショーへ出かけてきました。
大物は後で紹介するとして、ショーへ行ったら欠かさず手に入れるのがラパラカタログ。毎回、オマケで付いてくるルアーのキーホルダーがお目当てだったりしますが、今年は何とSSR-7ベース。
しかも4色もあるし。
レッドヘッド
ピンクヘッド
レッドヘッドブラック
オレンジ
それぞれ日本らしく桜の花びらまで散りばめられてて、悩んでオレンジにしたんですが、Instagramに上げたらお友だちの皆さんから「全部いくでしょ」とコメントが入りまして(笑)、やっぱり〜と思って後でブース行ったらオレンジ以外売り切れ
やっぱり変態の皆さん全部いかれたみたいですね。赤黒とかエグい色いっとくべしでした(反省)
ラパラブースではデカいパイクルアー?のかっちょいい新作とか、パックロッドとかもありました
他に気になったところだと、これ
シマノとルーミスのダブルネームのロッド、コンクエスト。まぁ、今ルーミスはシマノ傘下の会社ですから、こういうのは出てもおかしくないんですが、お値段が6万超とルーミスのハイエンド、NRXよりお高い。実際、現地でも650ドルとかで売られてるらしいですが、誰が買うんだろう。
ぶっちゃけ、これはシマノのブランクなのかルーミスのブランクなのか聞いたら、「シマノのブランクをルーミスの工場で組んでます」とのこと。うーん、逆なら面白いかなと思ったけど、これ純粋なルーミスユーザーにはうけなそうな気がします。
でも、この濃〜い2人のおじさんがルーミスについて語ったトークショーは面白かったですね。田辺氏が30年ぐらい前にルーミスの本社を訪ねたときに、ゲーリー・ルーミスの息子、ボビーが狙ったシカ撃つために解禁の2ヶ月前から2日に1度、獲物の変様子見に通ってたエピソードを披露して、「そのぐらい没頭しちゃう人たちが作ってる竿だもん、そりゃ当時の最高峰に違いないですよ」と。ちなみにフェニックスもルーミスからブランクの供給受けてたそうですよ、へぇ〜。
潮来のおじさんが別のブースで話してた内容も面白くて、ザクッと言うと「プロと同じ竿、同じルアー買ったって釣れない。あれは釣りがうまいから釣れる。一番良いルアーは、下手な人でも釣れるルアー」ってな話。ちなみにラパラの社員は一緒に釣り行くとめっちゃ下手らしいんですが(笑)、「それでも釣れちゃうんだから、ラパラって凄いよね」っと、しっかり宣伝もしとりました。
竿は他のメーカーも触ってみましたが、そんなにピンと来る物はなし。某動物の名前のメーカーは「10年に1度の大作」とか事前に煽りまくったやつが、既に店頭で配られてるカタログに載っててディスられまくってましたね…。
あ、でもシマノが出してた6ftのグラスコンポジットは、ショートロッド派としては、ちょっと投げてみたいなと思いましたね。説明役のお兄さんが口下手だったのが残念でしたが(笑)。
ルアーも目新しいものはなかったですね。エスケープツインの小さいやつは予想外の小ささだったし
これはプチピーナッツのマイナーチェンジですけど、DRの方はDTNの代わりになりそうですね
新作ではないですけど、山木一人氏から聞いたルアーのリップ裏によく付いてるフィン状のパーツの話は興味深かったですね
これがあるだけで、投げたときに回転せずに飛ぶんだそうです。手持ちのルアーのリップ裏にパテ盛るだけでも違うらしいですよ。ちなみにアクションには全く関係ないとのこと。よく勿体ぶった説明が付けられてることがありますが、ようはまっすぐ飛ばすためのものだそうです。
フィッシングショーって新製品を見たり、触ったりするのもありですけど、こういう普段聞けない話を聞くのがひとの楽しみ方なんじゃないかと思いますね。
話といえば、牛久の大会で勝ちまくってレジェンドと呼ばれている高橋さんというアングラーさんもいたので、捕まえて牛久攻略のヒントを聞いてきましたよ。
やっぱりボートの上で音を立てないのは重要らしく、ロッドを持ち帰るときにガタンと置いたり、ボックスの中で絡んだフックを外すためにガシャガシャやったらもう釣れませんと。思い当たる節あるなぁ…。
ちなみにこれ、高橋さんのボックス。同じようなルアー、私のボックスにも入ってるんですけどね。今年は釣りますよ、太いのを。
そうそう、先日釣ったカサゴがカニを吐き出したので、マルキューのこのパワークラブは使ってみたくなりました。
エコギアアクアみたいな素材でサイズも動きもまんまカニ。リグを選びますが、これ釣れ釣れだろな。くじ引きで九ちゃんのメジャーもらいました。
で、この日の本命ですが、これです。
バンタムMGL。シマノが久しぶりにバンタムの名前を復活させたリールです。
10年落ちのリールを後生大事に使ってるので、普段なら新製品になんて食指が動かないわけですが、なんせ小5の時に始めて手に入れたベイトリールがバンタムマグプラスだったので、バンタムの響きには弱い
これがその現物。加えて初代バンタムを彷彿とさせるシルバーのアルミボディときたら、触ってみたくもなるわけです。 今回のウリは剛性。アルミ削りだしのコアソリッドボディ
スプールの軸が、SVSを覆うダイヤルケースに直で当たるので巻き感度がすこぶる高いと。うーん、最近巻いてばかりの私としてはそそられる売り文句。
せっかくなんで各方向からの画像も載せておきましょう。
はい、上〜。変にネームとかが色々と入ってないのがいい
ハンドルサイド〜
ロゴはパーミングカップ側に。ダイヤルを回すとブレーキの効きを調整できます。ピッチの細かいMGLというギアを採用しているので、巻き心地がシルキーというかヌルヌルしていて、正直これにはちょっと慣れないんですが(ていうか、一台これにしたら持ち替えたときの違和感がハンパなさそう)、剛性、巻き感度、加えてネットの最安値で2.5諭吉と頑張ればなんとかなるお値段なんで、購入に向けて気持ちがかなりの角度で傾きかけてます。
パーミングした感じはこんな具合。16lb100mのラインキャパですが、結構コンパクト。シマノ的にも物作りの面でどこまで出来るかっていう限界を詰め込んだそうなんで、カタログの文言も熱い、熱い。これは売れるだろうなぁ
でも、数量限定でも、あのバンタムを今の技術で復刻したものも見てみたかったなと思ったりもします。
シマノばっかり持ち上げるのもなんなので、WIGGLEWARTさんが気になってるという黒い丸型も触ってきましたよ。
これも剛性はかなり高そうで、クラッチ戻したときの「カキン!」という高い音が独特で気持ちよかったです。メーカーさんにそう話しかけたら、あんまりいい顔されませんでしたけどね、ほめ言葉のつもりだったのに。
あとは今どきのペンのハンドル回したり(国産リールに比べるとすげー重いけど壊れないらしい)
アブのお手頃価格のソルト用?触ってみたり
これバスマスターマガジンに広告がよく載ってる、WINグリップってやつ。ゴルフグリップと同じ素材です
強く握るとフィット感がすごく良かったですよ
このリアルな魚拓、なかなかすごかったですよ
バスもありましたよ。
一頃はショーの入場者数もだいぶ減ったと言われてましたが、今回はそれなりに混んでいた印象。ただ大阪の某会社とか(ついに飛んだという噂も…)、鷹のマークの竿扱ってる会社とか、いつの間にかブース出さなくなってる会社も増えて、業界も苦しいのかな、と思った次第です。