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特養の勤務シリーズ179
このシリーズを終るに当たって(2)
じいばあ園は平成5年に104床に増床されました。
増床前は、介護職員の男性が増えてはいましたが、まだまだ少数派でした。 増床に伴い、職員も増員されました。専門学校の卒業生を主として男子5名、女子5名の10名でした。 新人が男性半分でしたので、男性の比率は上がりました。
入居者と同様に男性1に女性2の1対2の割合になりました。
多分ですが、これだけ男性介護員の比率が高い施設は当時は珍しかったのではないでしょうか。 あおぞらは44歳から61歳までの17年間介護の仕事をしました。
その間に介護福祉士の資格を取得しました。
第2回目の試験に合格しました。
第1回目も受けたんですが、筆記は合格したんですが、実技で落ちたんですよ。 実技は実際に人間を相手に介護技術を試験されます。
いつもはご老人を相手にしてますが、試験では若い女の子に着脱だなんて、やりにくいですよね。
介護福祉士の現任研修に出席したのがきっかけで、県の介護福祉士会の準備を進め、平成4年に設立することとなり、設立後は会長に就任しました。
翌5年7月、当時の厚生省から介護福祉士会が出来たところや準備しているところに集まるようにと声が掛かりました。 そこに20数人集まりました。
設立の問題点や今後の方針などのヒヤリングがありました。 その日、厚生省側から 「折角皆さんが集まったのだから、全国組織を作ったら」、という提案がありました。
ヒヤリングは名目で、この提案が眼目だったかもしれません。 まだまだ介護福祉士会は未組織でした。 その時点で都道府県単位で会が出来ていたのは、両手で間に合うほどでした。
呼びかけを受けて、準備委員会を設立することになりました。
設立準備委員はお互い知らないどうしですから、選びようがありません。 厚生省側から各ブロックの設立委員が指名されました。 あおぞらは北海道・東北ブロックからの委員とされました。 北海道・東北からは2人しか出席してなかったし、もう1人のほうは会員数がぐっと少なかったんです。 6人の設立準備委員が8月から毎月東京に集まり協議しました。
東京の人は居ないので、厚生省の方で場所を準備し、また出席してアドバイスしてくれました。 集合場所が毎月異なったので、お陰で東京の地下鉄に乗れるようになりました。 協議を重ねて、翌平成6年2月12日に日本介護福祉士会の設立総会が行なわれました。
この日は東京が大雪の日でした。
設立総会は各県の代議員数を決めて、代議員による総会としました。 息子も県の代議員として出席したことはいつか、書きましたね。 男同士の親子介護福祉士は珍しかったと思います。
その息子は今でもじいばあ園で介護の仕事をしています。 総会では、あおぞらは5人の副会長の1人に選任されました。
介護福祉士会の設立の目的は、介護福祉士の資質の向上、職業倫理の向上、社会的地位の向上が大きな目標と思っています。
当時はまだまだ未設置の県が多かったので、各県の設立援助をどうするか苦労しました。
発足時の会員は7,000人くらいだったでしょうか。
現在は全都道府県に会も出来、社団法人にもなりました。 あおぞらはじいばあ園でちょうど300人の入居者とお付き合いしました。 思い出の多い人、少ない人様々です。 極端な人は入所して翌日入院して、入院長期となり、そのまま退所となった人も居ました。 開園の翌月(1985年5月)に入所してまだお元気な人も居ます。 その人には今でもあおぞらは時折面会に伺ってます。 花が好きなので、庭に咲いた花を持って行くと喜んでくれます。 もう入所から25年にもなるんですね。 様々な思い出を179回にわたって綴りました。
勤務年数17年と数字が合ったところで、幕とします。 長い間、お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
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特別養護老人ホーム
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えー!終わりなんですか(涙)。
貴重なお話、沢山ありがとうございました。
とても勉強になりました。
お疲れ様でした。
2010/12/26(日) 午後 7:50 [ - ]
kikiさん
kikiさんには本当に愛読していただきました。
この記事がきっかけでお付き合いが始まったのでしょうね。
特養は終りますが、引き続きお付き合いをお願いします。
2010/12/26(日) 午後 9:23
優しいあおぞらさんのさりげない文章が心に響きました。
だんだん規模が大きくなるにつれ制度が変わるにつれ色々な風聞が不安を掻き立てます。
福祉的要素が大きいお仕事も商業化されると営利目的に変わるような気がします。
これからまだまだ増える高齢者、どんな行く末があるのか考えながら体を鍛え出来る限り自立して居たいと願っています。
あおぞらさん介護福祉士の資質の向上、職業倫理の向上、地位の向上に力を発揮してくださいね。
2010/12/27(月) 午後 9:53
ぽちゃさん
ご愛読ありがとうございました。
施設は大きくなると入居者とも職員同士も緊密さが薄くなります。
細やかな介護には小規模がいいように思います。
福祉を商業化してる人もいるようですね。
あおぞらの「思い」は9年間じいばあ園で一緒に働いた息子に引き継いだつもりです。
ぽちゃさん、ありがとうございます。
2010/12/27(月) 午後 11:17