|
,
今はアイスクリームは色々なメーカーのものが1年中売られています。こたつでアイスクリームも特に珍しいことではありません。
母が作ってくれたのも、やはり冬でした。
でもそれは、無料の雪が格好の冷やす方法・材料として適当だったからです。。夏だとわざわざ氷を買わねばなりません。贅沢と思われる材料を使って、更に冷やす材料として氷を買うなんて許されないことでした。氷を買うのなら氷でカキ氷を作れば、それでいいわけですから。
材料はまず牛乳、これは今と違いスーパーで売っているわけではありません。スーパーもコンビにもない時代ですから。牛乳も貴重品で牛乳屋さんに行って買ってくるんです。砂糖は配給ではなく、何とか手に入りやすくなった時期でしょうか。
母は金属ボウルに材料を入れて、撹拌し、屋外の雪を掘ったところにボウルを沈めていました。もしかしたら、今思えば冷やす雪に寒剤として食塩を使用したかもしれません。水は零度で凍っても、砂糖、牛乳を溶かしたものは、かなりの低温でなければ凍りません。
細かいことは覚えていませんが、ともかく「アイスクリーム」というものが出来たんです。
うまく出来て良かった、という母の安堵と喜びの表情が思い出されます。
当時としてはハイカラな贅沢な食べ物でした。少しずつ家族中で食べました。色は覚えていませんが、味はそりゃあもう美味しかったですよ。
でも今それを食べたら美味しいかどうかは分かりませんが。(オフクロ、ごめん)
食べることはもちろん「アイスクリーム」なんて言葉も初めてでした。
そのころ、この辺では夏だってアイスクリームなんてものは売ってませんでした。
割り箸に付いたアイスキャンデーは夏にありました。
昭和25年(1950)ころのことです。
今、「アイスクリーム」と名乗れるのは乳脂肪が8%以上のものだけです。それ未満は「ラクトアイス」です。
この写真は単なる参考です。
上のものがアイスクリームで、下二つがラクトアイス。もちろん値段も違います。
|