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子どものころ、バナナは 外国の高級な 果物で、町のお店で 売っていませんでした。
見たことも ありませんでした。
雑誌では、モノクロですので、大体の形は 分かっても、色は 分かりません。ましてや、香りや味は知る術が ありませんでした。
雑誌で、バナナの皮で 滑って転んだ 場面を見て、皮は滑るもんなんだ、というだけで、本体は分かりません。
兄が 中学校の修学旅行で 東京に 行ったとき、1本買ってきました。
えっ、これが あの「バナナ」というものかと なったわけです。
ああ、こんな色なんだ。
1本のバナナを いくつかに切ってもらい、兄弟で 分けて少しずつ 食べました。香りも好く、大変美味しいものでした。外国の味が しました。
少し大げさに言えば、この世に こんな美味しいものが あったのか、と思いました。
昭和28年(1953)ころのことです。
私は 今でもバナナが 大好きです。あの香りが高く、甘い、シュガースポットの出たものが。(さらに安いしね)
ついでに桃のこと。(なにに付けた ついでかは 分からない)
桃太郎のお話に出てくる桃は 上がとんがっています。今の桃は とんがっていません。
不思議に思いませんか。
その昔、実家の畑に 1本の桃の木が ありました。木に虫が付きやすいです。それで 切られてしまいました。
その木になる桃は上がとんがっていました。そして、固くて、甘みが少ないものでした。
今、そのような桃は売れないので、なくなりました。新しい品種は 軟らかい 甘い桃だけです。
私も今のものが好きです。
トマトの品種で、「ももたろう」というのが ありますが、これは昔の桃のように 上がとがって います。
明日は、思い出は休んで、先日のこと。田んぼアート。
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