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ブログ10年記念焼き直し(16)
平成20年10月19日(日)のブログの焼き直しです。
キジのあかんべ
これは昭和20年代小学生の時のことです。
父はハンターだった。
あるとき、配達があった。父は自転車で鉄砲を持ち、犬を連れた。私も自転車でついて行った。
配達を終えて、いつもカモが来るため池に行った。そうっと近づき、さっと父が姿を現すと2羽のカモがバタバタっと飛び立った。
父の鉄砲は2連銃だ。バンバンと2羽続けて撃ち落とした。その間、わずか2、3秒だ。
犬が飛び出し落ちたカモをため池からくわえて持って来た。
父はイヌから1羽受け取るとため池を指してもう1羽持ってくるようにと「持って来い」と命令した。
犬は尻尾を振って嬉しそうに飛んで行った。
父の自慢話。
あそこの山で、犬が匂いを嗅ぎつけ、「ポイント」したんだ。 にんまりしてそっと近づいて、鉄砲を構えて態勢を整えた。
万全だ。
犬に「よし」と声を掛けた。
犬は待ってましたとばかりにダダっと茂みに飛び込んでキジを追い出した。
キジが飛び出した。よしきたと狙ってバンバンと撃った。
ところが2発とも当たらず、キジは「アカンベ」をして飛んでいってしまった。
イヌは「せっかくちゃんと追いだ出したのに」と悔しがって鳴くんだ、と父は笑いながら話した。
そんなことが1日に2回も3回も続いて、イヌが怒って家に帰ってしまったことがあるという。
父はやっぱりへたくそなんだ。
父は猟に限らず、よく失敗談を楽しそうに話す。
父が撃ったキジの剥製。60年ほど前のものである。
あおぞら家新築の際(40数年前)、父に新築祝いにいただいた。
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