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高校への 10キロの 通学。
冬には バスで 通うことが 多かったです。
学生帽、コート、手袋、長靴。
雪道を 自転車で 通ったことも 結構あります。 車は 少ない時代です。
自転車で 走るときは、低いタイヤ跡を 走ります。
タイヤと タイヤの間は 柔らかくて 走りにくいのです。
後ろから 車が来ると、自転車から 降りて、自転車をワダチから どかして、車をやり
すごして、またワダチを走ります。
そんなことを しながら、10キロの 道を 進みました。
カーブは スピードを 落とし、 ゆっくり 走ります。 気を付けないと、横滑りして、
転びます。
転んだときに 車が来ると、危険です。
たいていの 生徒は バスに乗ります。 学校が 終点の 直通のバスが あるのです。
私のところでも、親が、バス代が なかった わけでは ありません。
この時期の 自転車通学は、若さの 見栄 だった かもしれません。 これくらいの こ
とは 出来るんだぞ という。
冬の 雪の降る日。 石原裕次郎の 「 紅の翼 」 という 映画を観て 帰りました。
映画は、良かったんですが、映画館から 家まで、8キロくらいあります。
今と違って、途中は 道路は 暗いです。 すいすい 走れないので、自転車も 発電で
きず、電灯も 光りません。
解けた雪は、凍ってきます。 シャーベット状態が 凍ってきます。
空気は 重くて 冷たくて 寒いです。 少々、心細くなります。 距離が、いつもの 2倍
にも感じました。
朝、親には 何も言って きませんでした。 いつもの時間に 帰って来ないので、親は 大
変心配したそうです。
ごめんなさい。
お読みいただき、ありがとうございます。
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