nigel's bookshelves〜幌苦総合車両所・文書庫

「乗り物」好きな私の「乱雑な本棚」From KOBE。去年の台湾旅行の写真、やっと整理完了しました。

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今回の「古館語録」は……エンサイン、シャドウ、トールマン、ベネトンと1980年代のF1チームのメカニックを歴任し、その後はフジTVのF1中継の顔となり、現在はCS中継で解説を担当している津川哲夫氏です。

津川氏は、大学を卒業後、いくつものF1チームに手紙を書いてメカニックとして採用されたというバイタリティの持ち主。メカニックとしての数々のエピソード、共に働いたドライバーへの評価は名著「F1グランプリ・ボーイズ」に詳しく掲載されています(スイマセン、実は自分ではこの本持ってません、立ち読みでした……っておいおい)。


(1) F1頑固オヤジ


1990年シーズンを最後にベネトンのメカニックを辞め、帰国した津川氏は早速フジTVのF1中継のコメンタリー陣に加わりますが、やはり長年の技術者としての経験とモーターレーシングへの愛は辛辣な表現になって表れることもあるのでしょうか。今回の記事を書くためにwebのあちこちを回ってみましたが、確かに「熊倉と津川は愛がないから嫌い」とか「技術の話ばかり延々とするからつまらない」とかいう声もありました。いや、これ逆だと思うなぁ……。

というか2人とも「愛が強すぎるが故」なのかな、と。そして不特定多数の前に姿をさらすTV中継に出ながらも、TVに向けたキャラづくりをしていない、あるいは敢えてしていない、とでもいえばいいでしょうか。川井一仁氏は……天然素材のままで良かったのですが(爆)。


ということで、今回も「特別編」として「津川語録」(?)を集めてみました。



【特別編:津川語録】


(1) エヤトン・セナ


ご存じ「アイルトン津川変格活用」(笑)。名著「F1グランプリ・ボーイズ」で「アイルトン」ではなく英語読み風の「エアトン」を目にしたときは、別のセナが居るのかと思ってしまいました……TV中継に出始めたころにも「エアトン」と言いかけてなぜか訂正していたのを聞いた記憶があります。事前にディレクターからダメ出しでもされていて、それを思い出したのでしょうか?


(2) どうしてもここで、勝ちたかったからね……。


89年の鈴鹿、ベネトンのナニーニがセナ失格によって繰り上がり優勝したときの津川さんの一言。シーズン・オフに放送された総集編で城達也氏の「ベネトン、津川メカが涙にくれた…」とのジェット・ストリームなナレーションと共に。涙を拭った津川さん、メガネをサングラスに掛け替えて照れ笑い……カッコよかったなぁ、哲っつあん。


(3) オレのクルマが勝ったーーーー!!!


ベネトンのメカとしての「引退試合」となった90年オーストラリアGPで担当していたネルソン・ピケが優勝した瞬間の津川絶叫。


(4) モロですね、モロレースしてますね。


91年開幕戦・アメリカGPのゲスト解説にて。ウィリアムズのマンセル&パトレーゼのチームメイトバトルを指して嬉しそうに。「モロ」という何ともベタなフレーズと江戸っ子口調が妙にマッチしていました(笑)。


(5) この後、彼は一体どうするんだろう……。


故アイルトン・セナが念願の母国GP初制覇を達成した91年のブラジルのゲスト解説の締めの部分で。このレースは終盤4速ギアだけで周回を重ねてセナが逃げ切ったという劇的な展開でした。感極まった津川さん…

「もうこれで、彼は自分のやりたいことはやっちゃったんじゃないかな……こんなこと言っちゃいけないのかもしれないけれど、このあと、彼は一体どうするんだろう……」

一瞬言葉に詰まってしまった実況担当の三宅アナ、それでもひるまず「でも、アイルトン・セナは新たな目標を目指して行くタイプの人じゃないですか」とフォロー、続いて今宮さんも「彼は記録マニアだから、ファンジオのタイトル5回とかを目指していくんじゃないかな」と援護射撃。でもこのときの津川さんの一言は92〜93年あたりのセナの苦悩を予見していたように思います。


(6) 押さえ切ったぁ!!


これは92年あたりのイギリスGPあたりだったか……セナが絶妙のブロック・ワークでマンセルの猛攻をしのぐシーンだったと思います。実況のアナウンサーが「押さえるか、押さえるか…」で、津川さんが「押さえ切ったぁ!!」と。


(7) 次、頑張って下さい(……次、ないんだ)。


最後は、TI英田で開催された94年パシフィックGPでの有名な「津川失言」(?)。開幕戦のテロルで2戦出場停止となったアーバインに代わってスポットで鈴木亜久里氏がジョーダンに乗ったのですが、結果はあえなくマシントラブルでリタイヤ。で、ピットに引き上げてきた亜久里さんに津川さんがインタビュー……その締めの言葉が「次、頑張って下さい!」。間髪を入れずアグリさん「次、ないんだ」(爆)。


次回は、ベルギー出身の静かなるファイター、ティエリー・ブーツェンの予定です。



イメージ 1

ホンダのF1活動、佐藤琢磨の可能性を語る津川氏(2003年)

http://response.jp/issue/2003/1113/article55551_1.images/58458.htmlより

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マシン解説が素人だろうが玄人だろうが分かりやすく面白い。津川さんの解説ならP1から見たいと思います。 削除

2018/4/14(土) 午前 7:08 [ F1見てるのオレだけ ] 返信する

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