日本の中心にある農家民宿の四季

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 猫のにゃーちゃんが、逝ってしまいました。

 今日は10月2日。

 物覚えの悪い私でも、命日を忘れないよう、にゃーちゃんは語呂合わせで2日まで生き延びてくれたのでしょうか。

 ここ数日、私は毎日、にゃーちゃんが出来なくなる事が増えて行く事実に、

 胸が押しつぶされる思いでいました。

 鳴く事が出来なくなり、

 2階へ行く事が出来なくなり、

 トイレへ行く事が出来なくなり、

 まともに歩く事が出来なくなり、

 水を飲む事さえ出来なくなり......。

 それでも、にゃーちゃんは、我が家と、この谷と、私達家族が大好きで、

 少しでも長く一緒にいたいと、切望している事が痛いほど伝わって来ました。

 昨日はお昼まで降っていた雨がやむと、

 気持ちよく晴れ渡りました。

 太陽の光りに反応し、外へ出たがっているのがわかります。

 <おむつ>のにゃーちゃんを抱っこで連れ出しました。

 ウッドデッキの木の暖かさを感じさせようと、降ろしてみました。

 すると、まともに歩けないのに、倒れながら進み始めました。

 どうやら、いつもの散歩コース、

 ウッドデッキ経由、家の前の用水路へ行きたいようなのです。

 抱き上げてウッドデッキを進み、地面に降りると一度土の上に立たせてあげました。

 まだ雨上がりで濡れている草の上を

 壊れそうな体で必死に歩きます。

 見ていられなくて、また抱き上げ、用水路の土手に行きます。

 水の音がし、雨上がりの温かな風が気持ち良く吹いて行きます。

 にゃーちゃんを支えながら、しばらく座っていました。

 日没前にも、もう一度、同じ事を行いました。

 「にゃーちゃん、にゃーちゃんのお墓は、この風景と用水路が目の前に見える、ここにするからね。」

 にゃーちゃんに約束しました。




 今日は師匠の畑を手伝いに行く日です。

 事情を話し、今日は失礼させてもらう事も考えましたが、

 やはり、行く事にしました。

 準備をしながら、何回も

 「にゃーちゃん、お母さんが帰って来るまで待っていてね。」

 と言い、

 ぶーにゃんには

 「ぶーちゃん、にゃーちゃんのこと、頼むね。」

 と何回も念を押しました。

 さて、行こう、とした時です。

 にゃーちゃんが激しくけいれんし始めました。

 やっぱり、行かれない!!

 「にゃーちゃん!」

 「にゃーちゃん!!」

 私が叫ぶので、ぶーにゃんも飛んで来て、様子を覗き込みます。

 ぶーにゃんの顔もかなり動揺しています。

 今までずっと眠るような状況だったのに、初めて苦しむ姿を見てしまいました。

 「神様、どうか、苦しめないで逝かせてあげて下さい!!」

 しばらく続いたけいれんが止まると、また眠るように静かになりました。

 本当に苦渋の決断でした。

 「ぶーにゃん、お願いね。」

 私は師匠の所へ向いました。

 けいれんは、私を引き止める為だったのかな......。





 帰宅するのが怖かった。

 多分、もう、駄目だろう、という思いと、

 私が帰って来るまで待っていてくれるだろう、という期待と。

 家に入ると、まず目に飛び込んだのはぶーにゃんでした。

 ここ数日、私は2階へ行くことが出来なくなったにゃーちゃんのそばにいる為に、

 リビングに布団を敷いて寝ていました。

 今日はその布団を敷きっぱなしにして出かけて行きました。

 昨日のにゃーちゃんは、とうとう歩けなくなったので、椅子の上に寝かせていました。

 なのに、夜中に自力で私の布団に入って来たのです。

 にゃーちゃんがこんなに私を好きでいてくれた事を初めて知りました。

 にゃーちゃんは本当はもっと、もっと、私に甘えたかったのでしょう。

 ぶーにゃんは、にゃーちゃんが私に近づくことを許さず、猫パンチで威嚇します。

 何しろ、ぶーにゃんは体が大きいし、15年一緒にいますからね。

 でも、ここ最近の状況はぶーにゃんも理解していて、

 私がにゃーちゃんとべったりでも、見て見ぬ振りをしていました。

 なので、ちょっと前ならにゃーちゃんが私の布団で寝るなんて、許さなかったことなのに、

 にゃーちゃんの死期が近づいて来た時から、ぶーにゃんは認めていました。

 そして、昨夜はにゃーちゃんが私の布団の中なのに、自分は椅子の上で一晩過ごしてくれました。


 


 その敷きっぱなしの布団にぶーにゃん。

 しかも、くつろいで寝転んでいるわけではありません。

 寝ていた所を、私の帰宅で起きた訳でもなさそうです。

 ぶーにゃんは、私に言われたので、にゃーちゃんを見守り続けてくれたのかも知れません。

 ぶーにゃんの視線の先に、にゃーちゃんがいました。

 冷たく、硬くなった、にゃーちゃんが。




 日没前に、と、大急ぎで深く穴を掘りました。

 勿論、にゃーちゃんと約束した場所です。

 息子と夫が帰って来るのを待たず、弔うことにしました。

 抱っこしているにゃーちゃんを穴に降ろそうとすると、爪が私の服に引っかかるのです。

 まるで、ここに入る事を拒否するかのように。



 にゃーちゃん、沢山、沢山、ありがとう。

 それから、色々、ごめんね。

 にゃーちゃんがいない我が家は急に広くなった気がします。

 トイレ掃除の回数が減るし、

 リビングに落ちる毛も減るけれど、楽になった、のではなく、寂しいです。

 にゃーちゃんがボケて、夜中にひたすらトイレの砂をかき混ぜ続け、うるさくて寝られなかったことさえ、

 今では懐かしい思い出です。

 ぶーにゃんは明らかに寂しがっています。

 寄ると触ると、猫パンチでけんかしていたのにね。




 にゃーちゃん、お母さんは18年位したら、あなたのとことへ行くと思います。

 その時は真っ先に走ってお迎えに来てね。



 にゃーちゃん、我が息子をいつも心配し、溺愛してくれて、ありがとうね。

 もう、奴は大丈夫です。安心して下さい。



 にゃーちゃん。


 にゃーちゃん。


 ありがとうございました。

 

 

 

 

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