|
第三回は突然、ポートフォリオ効果について説明します。
まず、このポートフォリオ効果を知る前に「リスク分散」という言葉について知る必要がありますので、
それについて説明します。経済学部の学生であれば、「すべての卵を1つのかごにいれてはいけない」と
いう格言をご存知だと思うが、その他の学生にとってリスク分散という言葉は意外に遠い言葉だと思う
(よくこのフレーズは耳にするのだが・・・)。さて、このリスク分散、トヨタとヤフーを例にとって
説明すると、全財産をトヨタに投資していると、将来トヨタの株式が下がったときに大損することに
なります。しかし、ヤフーにも等ウェートに投資をしていれば(つまり全財産の50%はヤフーに投資)、
そのリスクはかなり軽減されます。
はい、ここで上の「かなり」という言葉に反応したあなたは文章を読みなれている大変優秀な方です。
さてさて脱線ついでに説明をしておきますが、通常、株式を分析する場合、分散共分散法を用い、
株式のリスク=株価のばらつき、つまり統計学でいうところの「分散」で表します。
尚、標準偏差は分散の平方根をとったものです。ここからの文脈では株式のリスク=標準偏差で話を
進めますので、頑張ってついてきてください。さて、話を戻しますと、ここで大体という言葉を使った
背景には、こうした分散投資を行った場合、ほとんどの場合において投資した株式(ここではトヨタと
ヤフー)の標準偏差を加重平均した値よりも小さくなるからです(詳しくはマーコビッツという
ノーベル経済学者の論文を読みましょう)。
添付の図が計算例です。最終的にポートフォリオ効果によって標準偏差の加重平均よりもリスクが
分散されいてることがみてとれます。これがポートフォリオ効果です!!さぁ、これで皆さんも立派な
分散マニア。投資するときは分散しましょう。デートも一人ではなく複数の人と、
会社選びも一つだけでなく、複数の会社を・・・・。
|