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バスから眺めるポートランドの街は、ちょっと古く少し新しくおしゃれな雰囲気です。 ビリーが運転手に降りる場所を確認しています。そのバス停に着くと片手を挙げて皆を誘導します。 そこは、以前来たときに歩いた街並みでした。信号をふたつ渡りその店に到着。 カンバス地のひさしに、黄色で“Typoon”と書かれていました。 ここはタイ・レストランなのでした。中へ入るとわたしたちの席は用意されていました。 アジアンティーストな雰囲気です。さっそく出されたメニューを見ます。 ひとりが、それぞれ別なものをオーダーしてシェアしたらどう?と提案があり、6人が賛成します。 わたしは、トム・ヤム・グンの小と、トム・ヤム・ヌードルを注文しました。 他の人たちもそれぞれ注文しました。わたしがオーダーしたスープは、あの独特の匂いと辛さで 久しぶりのわたしを喜ばせてくれました。ただ、もう少し熱かったら良かったのですが・・・。 次から次に料理が入った皿が回ってきます。わたしの前に座ったひとが注文した、ドランケン ヌードルは美味でした。
( 手前のが、わたしが注文した、トム・ヤム・ヌードル )
平たいヌードル、チキン、マッシュルームなど、多分フッシュソースで味付けしてあるようです。後、ガーリックポークも美味しかったです。デザートは入る余地はありませんでした。 店を出て、これからが歩きです。信号を渡り住宅街の坂道を登ります。 ワシントン パークの中にある、日本庭園に向かいます。途中バラ園を通り過ぎましたが まだ時期が早くて枝ぶりだけ見て通過。ポートランドのバラ園は有名なのだそうです。 日本庭園は、高い木立に囲まれた一画にありました。そこだけがひっそりと静謐さを秘めて佇んでいました。 こちらに来てからあちらこちらの日本庭園を訪れましたが、ここがいちばん気に入りました。 メインテナンスが良いのです。時期的に中途半端なときだったので、桜は終わり、ツツジには少し早く、 それでも植物の植え方、茶室などから伝わってくる日本の風情が絶妙です。 石庭も立派なものでした。きっと日本庭園に詳しいひとが管理しているのだと思います。
( アイリスガーデン )
( 土産物屋 風がなく垂れている鯉のぼりが、なんとなく淋しい ) ( 常緑樹と新芽が出てきた木の濃淡が良いですね ) この庭園からわたしを含めて4人がダウンタウンまで歩いて行くことにしました。 陽はすっかり顔を出して、歩を進めるほどに汗が噴出します。それはそれで心地よいものでした。 ダウンタウンの本屋で集合。新刊、古本を集めた、POWELL‘S BOOKSという店です。 これが日本の本屋なら嬉しいのですが、こちらに住んでいるのに英語が苦手なわたしは、 ひとりで街の散策に出かけました。ウイラメット川に架かる橋を渡り、360度開けた景色を楽しみました。 ほぼ1時間ほどの歩きです。この後みんなと集合して駅へ向かいました。 列車に乗り、流れてゆく風景を見ながら、ランチでは飲めなかった泡の出る飲み物を飲んだのです。 歩いた距離は、11キロを少しオーバーしていました。有意義な一日でありました。 ちなみに、リーダーのビリーは年齢84歳です。歩いてきた時間と人生を思わせる、顔に刻まれた皺は勲章のごとく、 その目は、鳥の王者、鷲が絶え間なく辺りに目配せする眼光のごとく、我々を庇護してくれました。 今年はフランスへのツワーを組んで希望者を連れて行くのだそうです。 ジュディよ!6ヶ月の時間に捕らわれることなかれ! ビリー先輩の後をついて進みましょうよ!!・・・とは、わたしが胸の裡で思ったことでした。
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Walkers
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わたしは今、3つの歩くグループに参加しています。 ここに越してきてすぐ入った、水曜日のグループ、3ヶ月になる金曜日のグループ、 そして、トロッターという名前のグループ。このグループは火曜日、木曜日。 トロッターは現在90人がメンバーで、空きがなきゃメンバーにはなれないそうです。 だから、わたしはメンバーに招待され参加するという形になっています。 メンバーである友人が参加しなきゃわたしは行きたくても行けないわけです。 前回は、1月12日、シアトルのチョコレートファクトリー近辺の歩きでした。 そして今回は、列車でポートランドへ行ってきました。 参加人数は9人。平均年齢68歳くらい?かな。予定より30分以上も遅れて列車が到着。 日本と違って、遅れた事情はいっさい説明が無く、また、列車を待つ人たちも文句も言わずに待っている。 列車を待つ間、参加者を紹介してもらう。友人のジュディ以外は初めて会う人たち。全部女性。 リーダーの女性がビリーです。細身で身のこなしは軽く、仲間の質問にてきぱきと答えています。 使い古された布製のバックパックから、地図、メモなどが半分飛び出している。 それらが落ちそうで落ちないのを見て、わたしは、彼女の経験の厚みを感じていました。 指定席は買っていませんでしたが、うまい具合に全員が隣同士に座れました。 ポートランドは隣の州、オレゴンにある街です。前回はニューヨークからの友人と車で行きました。 座席に座り流れていく風景を見るのはいいものです。 木立は南に向かうほど緑が濃くなり葉も密集してきます。 晴れ女のわたくし、出発するときの灰色の空は、徐々に色を変え、 2時間ほどで、ポートランドのユニオンステーションに到着したときは、青空が顔を出していました。 日本の駅のように階段などなく、降りたホームから線路を渡り駅舎に入りそのまま出口へ。 ビリーがわたしたちをせかします。電車が遅れたのでランチの予約に間に合うか気にしているのです。 バス停へ向かうのですが、その足の速いこと。わたしは平気でしたがついていけないひともいます。 でも、彼女たち平気です。慌てず急がず、自分たちのペースで歩いて来ます。おしゃべりしながら。 バスに乗り込み料金を払うとき、65歳以上はシニアの割引があり、95セントでした。 ここで、ちょっと面白い話が。 ジュディが自分はまだシニアじゃないからと、2ドル25セント払っていました。 その彼女の年齢は、64歳と6ヶ月だそうです。そのことを周りにいるグループの仲間に言っています。 他はほとんどが立派なシニアなわけです。わたしはジュディに、いいから95セント払いなさいよと言いました。 が、わたしたちの列に並んだ彼女は、運転手に64歳6ヶ月だからと言って正規の料金を払っていました。 わたしの隣に座ったひとが、わたしと目が合うと、首を振っていました。倍以上の値段よと言って。 この気持ち分からなくも無いですが、この6ヶ月というのは微妙な月日なのでしょうね。 続きます・・・
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少し風が冷たいけれど、というか、春一番のなか、金曜日walkersと10キロ歩いてきました。 花金なんて昔言っていましたが、今や私にとっての金曜日は、歩金(あるきん)です。 ということで、金曜日が待ち遠しく、1週間があっと云う間に過ぎていきます。 今日は、街中と川沿いを歩いてきました。街中はどこも同じような顔を見せていますが、 少し離れると自然がいたるところに広がっています。田舎といえば田舎です。 川沿いの木立は芽吹きを始めて、淡いグリーンは目に優しく、流れが速い川もなんとなく 春の訪れを感じさせてくれました。自然はいいですね。 歩いた後のランチ、これも楽しみのひとつです。今日は、ビール醸造所がやっているレストランでした。 ランチスペシャルの、クラブ(蟹)サンドを注文しました。 で、運ばれてきた皿を見て、目が点になってしまいました。 なんと蟹(ソフトシェルクラブ)一匹をフライにしてハンバーグバンに乗っかっていたのです。
( 蟹というか、クロワッサンみたい )
蟹の身をほぐしてパティ(平ら)にしたものを想像していたのですから。(これが普通です)しかし、これがなかなか美味しかったのですよ。カリッとした歯ごたえに、ちょっと感動。 ルイジアナ風というか、スパイシーなタルタルソース。 それでも量が多く、バンを半分、ポテトサラダを半分残してしまいました。 それと、ビール醸造所経営ですからね、飲まないで帰るわけにはいきません。 色々ある中から、バイエルン産(ドイツ?)の酵母を使ったビールを飲んでみました。 色は濁った蜂蜜色をして、少しの苦味と、まったり感があり、初めて飲む味でした。 お腹いっぱいになり外に出ると、青空に真っ白な雲が浮かび、プチ春うららという趣きの昼下がりでした。
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今日の金曜walkersは10人集まった。隣町を11キロ歩いてきた。 今年はいつもの年より季節の訪れが早く、歩く道すがらの植物たちも芽吹きを見せていた。 私が、桜、さくら、サクラと騒いでいたのは、どうも違う種類のサクラのようらしい。 と、知人が教えてくれた。桜にはたくさんの種類があるようで、早咲きの桜は、木肌が少しばかり違う気がする。 私が知っている桜は、横縞のようなものがあるが、早咲きの桜に木には、それらしい縞模様が見えない。 でも桜には間違いないと思う。しだれ桜も咲き始めていた。 今日のコースは、街中と森を歩いた。私は歩くのが早いのでいつも先頭グループにいる。 夫婦で参加しているのが2組。ひと組の夫婦は仲が良く、しっかり手をつないで歩く。 もうひと組のほうは、旦那さんが歩くのが早く先頭グループ。あとは女性群で、こちらは話しながら歩く。 だから歩きが少しずつ遅くなり、我々先頭組から離れてくる。 森の中は上り下りがあり結構きつかった。 でもこのようなコースが私は好きだ。太ももに付加がかかるから、充分歩いた実感が持てる。 毎週金曜日の歩きが、生活の一部になってきたようだ。 ( 満開の桜 ) ( しだれ桜 ) ( ロードデンドロンー石楠花 ) ( マグノリアー 木蓮 白木蓮のほうが好きです ) ( スカンク キャベジ − 水芭蕉 ) ( オウレン、フキノトウ、cow parsnip? ) ( スノウドロップ )
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新しい出会いというのはいつも緊張感が伴うものです。今日は初めてのWalkersとの歩きでした。 このグループは毎週金曜日に集まり近郊を歩いているそうです。 みなさん歩きの達人らしく歩調に乱れは無く10キロを軽くこなしていました。 私にとっては久しぶりの10キロでしたが、充実した歩きでした。 今日出かけた場所は、Gig港。港を囲むようにすり鉢状に家々が並び、高台へあがると、 遠くにはオリンピック山脈が雪を抱き連なっているのが見える・・はずなが、雲に隠れていました。 でも、昼過ぎから青空が出始めました。やはり晴れ女がいるからでしょうか。 港にはたくさんの船、ボートが停泊して、港に向かって立ち並ぶ家々は高級感漂うものでした。 新しい町を歩くのは冒険心が顔を出します。足取りも軽く、辺りに視線を動かしながら先へと進みます。 10キロ歩き、心地よい疲労感が出始めたころランチタイム。もちろん港が見えるレストランで。 私は、スモークサーモン・ディップとバケット。それにクラムチャウダーをカップで。 ところが、目の前に現れたのは、どう見てもカップとは言えないボール。 食べきれるかしら・・・なんて心配したが無事たいらげました。美味しかったのですよね。 サーモンディップも美味で、バケットも硬すぎず、これにディップをのせると、胃にむかってスイスイと入っていくです。 歩くのも大好きですが、歩いた後に食べるランチも楽しみです。 こうして今日は、新しい人たち、新しい町、そして新しいレストランと食べ物に出会いました。 未知との出会いは、対象がなんであれ、緊張と発見と驚きがあり、愉しいものです。 ところで、このグループ明日も10キロ歩くそうです。ほぼ同年代かそれ以上のグループです。 私は、迷っています。まあ、朝起きた気分で決めるつもりです。 小さい春を見つけました。 |



