しばらく鏡の前に立っていたたーさんが「親父にそっくりだ」とつぶやく。お義父さんは今のたーさんと同じ年令の時にガンで亡くなられました。
お義父さんはたーさんと飲むお酒が好きで、おつまみは漬物でも乾きものでも気にせずいつまでも楽しんでおられました。
「人生で嬉しかったことが2つある。戦争から帰れたことと、お前が生まれたことだ」。何かを感じ取っていたのか、病気が見つかる前、最後にたーさんとお酒を飲んでいる時にお義父さんがおっしゃいました。たーさんは唇だけ動かして音にならない声で「ありがとう」と一言。
後日、検査でガンが見つかりましたが、発見が遅く手遅れの状態であっという間に亡くなられました。

お義父さんとそっくりなことがどこか嬉しそうなたーさんです。
 
 
平成259
台風18号が各地に多大なダメージを与え異常気象が当たり前になってきました。
台風の翌日から季節は確実に秋となってきました。
 
たーさんは1年前に肝がん発症後、肝機能トラブルにより食道下部から胃の上部にかけて静脈瘤を発症しており進行すれば手術が必要になることが確認されていました。
担当医から現状確認のためカメラによる精密検査を勧められ、去る93日に検査を受けました。
 
検査結果は担当医が驚き顔で静脈瘤は全て消えていて全く問題ないことを伝えてくれました。
「フコイダン入り水素水EX波動加工スペシャルは本当にすごい!」
たーさん、何度目かのガッツポーズ。
慣れてきたのか少し様になっています。
 
すぐに私は病院の外に出て「フコイダン入り水素水EX波動加工スペシャル」を紹介して頂いたNさんにこのことを真っ先に報告しました。良かった、本当に良かったですねと電話口でNさんも喜んでくれます。
 
 
秋の晴れ間が広がり穏やかな時間が過ぎていきます。
たーさんから散歩に誘われて緑の広がる公園まで来ました。
最近の二人のブームは出会った頃の話です。さえなかったたーさんとのデートの話、初めてけんかした時の話、記憶がたーさんの都合のいいように変形していて訂正個所を指摘する私。
日だまりの暖かさは懐かしい思い出を包み込んでふわふわ揺れる。
 
「人生で嬉しかったことが2つある。理容師を60年もできたことと、君と出会えたことだ」
お酒も飲んでないのに真っ赤になったたーさん。私は声に出して「ありがとう」と一言。
日だまりがふわふわ揺れています。
 
 
つづく
 
 
「フコイダン入り水素水EX波動加工スペシャル」にご関心がある方は下記にお問合わせ先を明記させて頂きます。Nさんに感謝を込めて。
 
お問合わせ先:京都市「ノムラクリニック」
       0120-800-346

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とんぼ書房は私たちがよく顔を出す古本屋さん。
いつもひやかしばかりでごめんなさい。

なんとなく開いた詩集に目がとまった。
 谷川俊太郎さんのこんな詩に出会いました。
 
「生きているということ」


  生きているということ

いま生きているということ
  それはのどがかわくということ
  木(こ)もれ陽がまぶしいということ
  ふっと或るメロディを思い出すということ
  くしゃみすること
  あなたと手をつなぐこと

  生きているということ
  いま生きているということ
  それはミニスカート
  それはプラネタリウム
  それはヨハン・シュトラウス
  それはピカソ
  それはアルプス
  すべての美しいものに出会うということ
  そして
  かくされた悪を注意深くこばむこと

  生きているということ
  いま生きているということ
  泣けるということ
  笑えるということ
  怒れるということ
  自由ということ

  生きているということ
  いま生きているということ
  いま遠くで犬が吠えるということ
  いま地球が廻っているということ
  いまどこかで産声(うぶごえ)があがるということ
  いまどこかで兵士が傷つくということ
  いまぶらんこがゆれているということ
  いまいまが過ぎてゆくこと

  生きているということ
  いま生きているということ
  鳥ははばたくということ
  海はとどろくということ
  かたつむりははうということ
  人は愛するということ
  あなたの手のぬくみ
  いのちということ

 

たーさんがステージ4の宣告を受けてから、もう1年になります。
フコイダン水素水を飲み始めて、もう1年になります。
流れる汗を手の甲でぬぐい、恨めしそうに太陽を見上げる。
すぐに眩しさに目を閉じる。
慌てて食べたイチゴのかき氷に頭を抱える。
なんでもない行為が生きている喜びを思い出させてくれる。
たーさんは元気です。
 
去る3月にカテーテルの手術をやってもらってから、たーさんは順調に回復し体力も元通りになってきました。
たーさんは長年の問題点であった腰痛(腰椎狭搾症)のため歩行が辛く、痛みで夜中に目を覚ますことしばしばもありました。
今までも治療方法の相談を重ねてきましたが、医師によれば肝機能が低いため体力的に麻酔に耐えられず腰椎の手術は無理だといわれていました。
ところが今回は手術が可能なほど肝機能と体力の回復が見られたため念願の手術に踏み切ることになりました。
 
平成2578
10日間予定で入院手術を受けました。
今まで何回こうしてたーさんを手術室に見送ってきたのだろう。気の弱いたーさんはいつもの陽気さとは裏腹に、泣きそうな小さな子供のように私の顔を見上げてきます。
変わってあげられるものならばたーさんの痛みは全部私が引き受けてあげるのにね。

ベッドに戻ったたーさんは、私の顔を見て本当に泣きだしました。
この一年で起きた様々な出来事に堪えていた涙が堰を切ったように溢れ出しましたのです。
無言で手を握ることしかできない私です。
  
  生きているということ

人は愛するということ
  あなたの手のぬくみ
  いのちということ

 
 
術後、無事に後遺症もなく歩行が楽になり夜の痛みに悩まされることもなくなりました。
 
 
つづく

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たーさんと青空

梅のつぼみを見つけたとはしゃいで散歩から帰ってきたたーさんが教えてくれた。
白い息を吐いていても季節は少しずつ春に近付き、もうすぐ3月。
頭の中ではたくさんの計画が出来上がって私のまわりでそわそわするたーさん。暖かくなったらやりたいことがいっぱいあるたーさんなのです。
ゴルフに行って、釣りに行って、富士山に登って、旅行して……。
本人が一番信じられないと思いますが、一旦は諦めていたものがまたできるようになりました。
たーさんは1月初旬から「フコイダン入り水素水EX波動加工スペシャル」と勝手に私がネーミングしたお水で大幅に体調を回復し、顔色がよく食事もおいしく食べています。
最近では15kmの散歩に合わせてゴルフの打ち放しにも出かけていきます。
 
平成25225
病院で検査を受けたところ、担当医がしきりに不思議がっていました。想像もしていなかった結果が出ていたからです。たーさんはかなり進んだ肝硬変から肝がんになったが、何と肝硬変が素晴らしく好転し、他の肝機能の数値も良くなっているとのことでした。
これまでのその医師の常識では一旦悪くなった肝硬変は回復の可能性はないというものでした。担当医は奇跡としか言いようがないとおっしゃっておられました。
 
更に体力がかなり回復してきているので、肝臓の門脈に近い個所にある小さな腫瘍をカテーテルにより取り除く手術を実施することになりました。
そして36日、無事に手術終了。これによって今までの全ての厄払いができるとたーさんと手を取り合って喜ぶ私でした。
 
退院の朝、たーさんと連れだって病院の玄関を出ます。
いつもと同じ光景が輝いて見えるとはこのことなのでしょう。
まだ固いつぼみの桜の木も、陽だまりも、風も全部が輝いています。

家までタクシーを使わずに歩くことにした私たちの上には青い空がどこまでも広がっています。
たーさんは私の青空。私の中いっぱいに広がり続ける青空。
恥ずかしいことにいつの間にかたーさんは私の手を取っています。握り返した手を空に向けて高く上げます。
 
 
 
 
つづく

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盆地のこの地方は、夏がとんでもなく暑く、冬はしっかり寒い。
季節を感じられていいじゃないかとたーさんはよく言う。
太平洋のそばで生まれ育った私には30年たっても暑くて寒い。
季節の変わり目には体調を崩してしまうのが習慣になっている私。
今シーズンは不思議なことにたーさんのことばかり一生懸命考えていたら自分の体調変化はありませんでした。
ずうっと私はたーさんに甘えて生きてきたのだと気付かされたと同時に、たーさんとあったささやかなこの人生を嬉しく感じます。
 
そして、いつしか紅葉も終わり12月も大みそかに近付いてきました。
9月にがんの進行が止まっているとお医者さんから告げられたたーさんは理容師の仕事を楽しみ、常連さんとおしゃべりして、週4日間の休みは体調が良ければ釣りと散歩です。


我儘は言いません、この穏やかな暮らしがずっと続くことが私の願いです。
 
お正月が明けるころフコイダン入り水素水の紹介者Nさんから提案がありました。
 
平成1514
Nさんが代理店をされている健康器具メーカーでのフコイダン入り水素水EXの波動加工を勧められました。
相乗効果を狙ってNさんが特別に手配してくれたものです。ここまでお世話になってきた私たち夫婦にはお願いするしか選択はありません。
波動がどういうものかNさんからは丁寧に説明して頂きましたが前回のフコイダンと水素水以上に理解できるものではありませんでした。
 
波動加工されたフコイダン入り水素水EX50㏄を2時間おきに飲用し始めました。
2日後くらいから、辛さを感じていた食事がスムーズになり「あと一口入れて」とおかわりを要求するようになりました。また、間食など全く考えられませんでしたがヨーグルトや果物を好んでとるようになりました。
下痢が多かった便通も自分で不思議がるほどの快便に。
 
更に日を追うごとに、休憩しなくても仕事に戻り、一日の終わりにはすぐに横になっていましたが、テレビを楽しむ姿が見られるようになりました。
 
1か月もたつと顔色もずっと良くなって、動くことに更に積極的になり始めます。もともと散歩好きでしたが週4日の休日は毎回5kmも歩いてきます。


たーさんと病院の廊下で大泣きした昨年7月、ステージ4の宣告から半年間。
いっぱい泣いたけどこんな喜びが待っているとは信じていたはずが信じられい私です。


つづく


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映画を借りてきたから一緒に観ようよ。いつまでも明るい夏の夕暮れに突然たーさんが言う。
珍しいこともあるものです。いつも映画を借りてくるのは私で、一緒に観ていてもいつの間にか居眠りしているたーさんが自分から誘ってきました。
3時間にも及ぶ白黒映画にも関わらずたーさんはじっと画面を見つめたままです。黒沢明監督「生きる」は末期の胃がんが見つかった主人公が、その時から本当の意味での自分の人生を生き始める物語。一人の人間が情熱を持って行動を起こせば周りを巻き込み大きなことができると教えてくれる映画です。
観終わったたーさんが呟く「よしやるぞ」。映画の中から何を感じ取って、何を決心したのかはわかりませんが、たーさんの表情に明るさが戻っていました。
 
平成247
Nさんから紹介して頂いたフコイダン入り水素水の飲用を始めます。
10リットル入り容器が届くと早速中身を空けてグラスに注いでみます。海藻から採ったフコイダンが入っているので液体からは磯の香りがしてきます。ひと口飲んでみると酸味の利いた海藻の味です。美味いとまではいきませんが決して不味いものではありませんでした。
このフコイダン入り水素水がもしかしたらたーさんに奇跡を与えてくれるかもしれない。
Nさんの指導は1800㏄を目安に毎食前の空腹時に飲んで下さいというものでした。
希望をもってたーさんは言われた通りに飲用を続けていました。


しかしながら病院での検査数値には変化は現れませんでした。
 


平成249
初旬からフコイダン入り水素水のアップグレード商品のEXに切り替えました。
これはフコイダンからがんに機能するガラクトフカンを取り出して入れたものだそうです。より直接的に病気への働きかけができるとNさんより説明がありました。
フコイダン入り水素水EX1100㏄、3時間毎に飲用しました。
1週間もすると効果が表れ始めました。波はありますがあれだけ辛そうだった体調が楽になってきました。病院での検査も進行していたガンが止まった状態になっていることが確認できました。

少しだけど希望が見えて、へたくそなガッツポーズでおどけるたーさんを可愛く思う私でした。
 
 
つづく

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