すなおなきもち

日常の中で演じている自分から離れて素直な気持ちで臨みたい・・・。

『官僚の責任』

『官僚の責任』 古賀茂明著 PHP新書
 
この本では、官僚機構の内部にいた著者が、官僚の行動様式やメンタリティをわかりやすくリアルに解説していて、官僚批判を喜ぶ人々からは受けがいいのではないかと思います。
 
しかし、政治家達は国民の人気を取り、国民の不満を自分達から逸らすために、いつも官僚をスケープゴートにしてきたのではないのでしょうか?
 
それでも自民党政権では、それなりにうまく官僚を使いこなす政治家もいたが、民主党政権はひどかったですね。脱官僚、政治主導の名の下に、官僚を使いこなすのではなく、官僚を排除したために、東日本大震災でも全く政府が機能しませんでした。
 
官僚も人間ですから、大臣が「全て自分が責任を取るから、正しいと思うこととどんどんやれ」と現場を信頼するだけでも、官僚たちがその能力を前向きに活用するようになるのではないかと思います。
 
そうした点では、古賀氏の官僚批判も従来からのステレオタイプの域を脱していないと感じます。また、古賀氏が提案する公務員制度改革も、年功序列の廃止や実力主義の導入は、一昔前にすでに民間企業でも持て囃されていましたので、目新しさはありません。
 
ただ、古賀氏の主張の中で、社会保障について「ちょっとかわいそうな人は救わない」という考え方は、現実を冷徹に見つめれば、正論であると評価できます。限られた財源のなかで優先順位をつけざるを得ないのが現実ですから。

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