夏休み。

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イタリアでの3ヶ月は、なかなかいろいろでございました。時差はあるけど、そのご報告をば・・・。
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女帝・・・。

ある日。
ジャイアンのお洋服のお方付けを、ジャイままと一緒にしていました。

ジャイアンのお洋服は、何だかとっても不思議なアイテムが紛れ込んでいて、
その中には「ぼろぼろの穴だらけのランニング・シャツ」というのがございます。
このシャツ、どう見ても穴だらけで、ぼろぼろで、
絶対にどこにも着て行けそうには思えないし、
実際ここ最近の2年間は、ばっちりと、たんすの宝物でした。
でも、ジャイアンが言うには、
これは、もともとは黒かったものを、自分でブリーチして、
わけのわからないまだらに仕上げた、一点もの。
「絶対に捨てるな、これは俺様のラッキー・シャツなんだ。」と、
かたーく命令が出ておりましたもので、
素直に毎回たたみなおして保護させていただいておりました。

とっとと遊びに行ったジャイアンの留守をいいことに、
ふたりで服の山を畳んだり分けたりしていたのですが、
ふと、ジャイままの目に、このお宝が引っかかってしまいました。

ジャイまま:「なにこれ。」←ばっさり。
私:「宝物なんだって。」
まま:「・・これ、自分でなんかやらかしてたのよねえ、昔・・・。」
私:「そうなんだってね。だから、捨てるな、って。」
まま:「で、着てるの??」
私:「ここ2年はたんすの中だよ。」
まま:「・・・まったく。みっともないったらありゃしない。何で捨てないの?」←ばっさり。
私:「捨てたら・・・怒られるもん。」←びびり腰。
まま:「・・・怒られるって・・・・。こういうのはねえ。こうするのよ。」

びり。ばり。ぺしっ。


にっこり笑ったその笑顔が消えない間に、
あっという間に、お宝はゴミ袋の奥底へ・・・。

まま:「ほーらね?証拠隠滅。」←真顔。
私:「・・・・。(あまりのことに、言葉もない。)」

こうして、確実にジャイアンのお宝物を破壊しつつ、
まるで何事もなかったかのように、穏やかな顔で、
ジャイままは最後のシャツをたんすの引き出しに納めたのでした。



まじめな顔でかなり危険なことをやってのける、ジャイまま。
さすが・・・ジャイ父との39年間の結婚生活を生き延びてきただけのお方です。
得体が知れません・・・・。

  

短気。

ジャイ父は、瞬間湯沸かし器のような人です。
わけのわからないことで、ぶつっと切れて、怒り狂う・・・・。
ま、それはまあ、何とかするとして、
そんなジャイ父は、とっても眠りが浅いのです。

「寝る」と宣言してから、いち、にの、さん、で爆睡状態に入る私とは違って、
ジャイ父は、ほんの小さな物音でもすぐに目を覚ます(自己申告)お方。
実際彼が寝ているときは、家族は物音を立てないように、
そーっとそーっと動き回ります。
(この辺り、ジャイアンはそっくりです。)
で、問題は、夜。
隣の家に1匹、マルチーズがいるのですが、
この子が・・・かわいそうなくらい、放って置かれっ放し。
ちゃんと洗ってきれいにすれば、マルチーズは本当にきれいな犬なのに、
まるっきり、構ってもらえていません。
それでも、悲しいくらいに、犬。
庭に一人ぼっちで、一日中とにかくご主人の帰るのを待って待って、
ご主人の車の音が聞こえたら、それはもう大喜びで、わんわわん、と喜びの叫びを上げます。
問題は・・・・帰宅時間が、夜の11時を回っていることもしばしば・・・ってこと。

ジャイ父、隣の犬が「わん」といった瞬間に、目を覚まします。
そして、限りなく、不機嫌。
昼間なら、我慢します。
でも、夜は・・・一日分の「我慢」をすでに使い果たしているわけで、すぐさま「ぶつっ」と。

ある日。
ぶっつりきれたジャイ父は、なぜか家に常備してある、
運動会のときに使うような「空砲の」ピストルを取り出してきまして。
どすどすどす!!と、無言のまま、ものすごい威嚇の空気を発しつつ、
お庭に出て行きました。
直後。
ぱーんぱーんぱーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

まじめにピストル打ち鳴らしてくれたのです!!!



・・・・ひえーーーー・・・・。



ジャイままも、ジャイアンも、そんなことは慣れているようで、
「またあの人が・・・。」と、ちょっと頭を抱えるだけ。
そういう問題か??と、おびえる私・・・。




イタリアの田舎には、こういう人もいます。
私のチビさんたちが、静かなうさぎさんで良かった・・・・。

病院で笑う話。

ある日、左の胸が妙に痛くなりまして。
イタリアはありがたいことに、
登録さえ済ませればただでお医者様に見てもらえるシステムがあるので、
ちょうどいいから、マンモ・グラフィーとエコ・グラフィーをしてきました。
(まあ、これは料金はかかりましたけど。)
私の登録先のお医者さんが、とても気のきいたお方で、
行ったその日に、病院で検査が「緊急で」受けられるように手紙を書いてくれました。
しかも、週に一回の病院のマンモ・グラフィーの日が翌日だったので、
あっという間に検査までたどり着いてしまったのです。
いやあ、助かりました。
おまけに、心配性のジャイままが、一緒に来てくれたし。

順番を待っている間、
検査室から出入りするのは、
ものすごーーーく不機嫌で愛想の悪い、おじさんとおばさん。
もう本当に、お前らいったい何が気に食わんのだ??と聞きたくなるくらい、
むっつりしたくらーいお顔なのです。
検査を受けているのも、みんなわたしより10歳は年上そうな方たちばかりだし。
で、なんとなく怖い気分になりながら、
私の番が来ましたとさ。

最初は、問診です。
くらーい機嫌の悪いおじちゃん(おにーちゃん)には堪えられない性格なので、
なるべく明るく行くことにしました。
おじちゃん:「どこか痛いの?」
私:「左の胸が変に痛い。うぎゅ、って来るのよ。」
彼:「親戚で、癌になった人いる?」
私:「(はりきって)みんな!おじーさんもおばーさんも父方も母方も、みーーーんな癌で死んだの。」
彼:「・・・・気の毒に・・・・・(悲しそうなまなざし)」
私:「あははー。だから一応検査しといたほうがいいかなーって思って。ね?」

この辺りで、おじちゃんが少し素になって来ました。

マンモ・グラフィーといえば、有名な、挟むやつ。
私:「ねえねえ、痛い??みんな痛いっていうんだけど。」
彼:「・・俺は・・・やったことないからわかんないけど・・・・・痛いらしいねえ。」
私:「あ。そーなんだ。じゃあ、あんまり痛くしないでね。」
彼:「一応試みるけど、挟むからねえ。」
私:「そーだねえ。叫ぶくらい痛い???」
彼:「・・叫ばないでくれるとありがたいなあ。
  だって、誰かが叫んだらみんな怖がって、もう誰もやってこないじゃないか。」
私:「そーだねえ。あははは。」

実際、むっちゃくちゃ痛かったです。
肩の一部まで一緒にはさむから、痛さは2倍。
私:「痛た。痛ったー。きゃあー、痛いねえ。痛くって笑っちゃうくらい痛いよ。
   あははは。いやーマジで痛いわこれ。ははははー(痛くて引きつってる)」
彼:「いやー全部で4回撮るからねえ。4回痛いよ。」
私:「いやーほんとに!?い、痛いよこれは。痛くって笑えるよ、ほんとに。」
彼:「笑っちゃだめだよー。検査なんだから。」
私:「でもさー。泣き喚かれるより明るいほうがやっぱりよくない??
   あははははー(やっぱり痛くて引きつってる)」

ひたすら笑って、つられておじさんも笑って。
笑いながら痛くって引きつって、やっぱり笑うしかなくて。

検査が終わったあと、言われました。
「いったい何が楽しいんだろうか、ってみんなが見にきそうだねえ。
この検査でこんなに楽しかったのは初めてだよ。」
そーですか。
それはそれは楽しんでいただけた様で何より・・・・。

検査室から出たら、ジャイままが、気の抜けた顔で座ってました。
「何がそんなに楽しかったの??
病院中に響くような声で笑ってたけど・・・。」


・・・結局心配するような病気ではなかったです。
それからも時々ぎょえっと来るような痛みが何度かありましたが、
「痛いときは大丈夫」というのが、鉄則のようで・・・。



痛すぎると笑えてしまうのって、日本人だけなんでしょうか?

父、大いに悩む。

イメージ 1

私の愛する愛するちびさんたちと、
うさぎを見ると鍋を取り出すイタリアの田舎の人々。
でも、さすがに、あっという間に、
ぷぅぷぅは、持ち前の「らぶりぃ?」テクニックで(そんなものがあるのか)
ジャイ父、ジャイままのハートを鷲掴みにしたのでした。

ある日のこと。
とにかく何かをいつもしていたいジャイ父は、
思い立って、ぷぅぷぅたちの「プライベート・庭」の、
草むしりをすることにしましたとさ。
ジャイ父は、ものすごく整理整頓が大好き。
草ぼうぼうよりは、きちんと整頓された庭を、
うさぎさんにも与えたかったようです。

基本的にジャイアンの実家は、ご飯の時間が決まっていて、
お昼は12時、夜は7時きっかりにテーブルに集まることになっています。
なのに、いつもなら一番最初にテーブルについて、
かんかんかんとグラスをフォークで叩きつつ
「おなか空いたぞー」と無言の圧力をかけるお方が、
お庭から帰ってこない。

「ごはんだよーーーーーーーー!!!!!!」
と、何回か、叫んだら、やっと帰ってきたのですが、
なにやら微妙なお顔。
「どしたの?」と聞いてみましたら。

父:「・・いや。こう、草をむしる時はだな。こんな感じに(ヤンキー座り)になるだろう??」
私:「うん。」
父:「そうしたらな。黒いのがな(ぷぅぷぅのこと)。背中にぴょん、と乗ってきてだな。」
私:「(無言で笑いを我慢する。)」
父:「どーしよーかなーと思ったら、茶色いのが(ぷーぱね)
  しゃがんだ脚の間に入ってきて、じーっと丸くなってな。」
私・ジャイまま・ジャイアン:「ぶ。(吹き出す)」
父:「どーすればいいかわからなかったから、そのままじっと降りてくれるのを待っていた。」

一同、爆笑。

・・基本的に。
ジャイ父は、ジャイアンを3倍にも4倍にもしたような、わがままさんです。
突然ぶち切れるし、突然不機嫌になるし、
まさに代表的な困ったちゃんなのですが。
背中に垂れ耳うさぎを乗せて、しゃがみこんだ脚の間にも、垂れ耳うさぎがいて、
「どいてくれよー・・・。」と願いつつ、でも、振り払うことができなくて、
じっと途方にくれる姿を、想像して。



「今度わがまま言っても許してあげよう・・・。」と、まじめに思いました。

セカイハヒロイ。

ジャイアンの家にたどり着いて。

まず第一にしたことは、うさぎさんたちに、新居を見てもらうことでした。
うさぎさんたちの新居は、もと・鶏小屋で、
寝室・居間・庭(それぞれ3畳から4畳半の広さ)からなる、まあそれは立派なもの。
到着にあわせて、ジャイ父がパワフルに除菌消毒しておいてくれたので、
そのまますらっと狭いかごを開け放してみたのでした。

うさぎさんたち、興味津々です・・・・。

ペンシルベニアから持ってきたお水入れとごはん入れを居間において、
物置にたくさんある、市場で拾ってきた、
野菜を入れるための大き目のプラスチックの網かごは、干草入れに。
トイレはとりあえず、プラスチックの引き出しを。
長旅と時差ぼけで疲れのたまっているだろうちびさんたちは、そのまま休んでいただくことにして、
人間は静かーに、立ち去ることにしたのでした。

なにがすばらしいって。
ジャイアンの実家の庭は、広い。
家をぐるっとかこむ形の庭の、半分は、芝生と野菜畑。
残りの半分は砂利敷きになっていて、水はけがとてもよいのです。
そこを、1日に2回、朝と夕方力いっぱい自由に走り回れる。
そして、庭の裏手には、牧草地と、森。
牧草地は、秋から冬の間は牛が放牧されていて、
よーするに、完全に、すべての草は「食用」。
あちこちのうさぎさんブログで見かける、「生牧草」というものが、
まさに、採り放題食べ放題!!

まあ、ひとつ怖かったのは、
隣の家のおじさまは、鶏・あひる・うさぎ、を、
食肉目的で飼育してたって事。
けれどもどうやらイタリアではたれ耳うさぎはまだまだ知られていないようで、
「それは・・・うさぎか?本当にうさぎか?

食べれるのか?いつ食べるんだ?」

と、聞かれたときには・・・・。


うさぎですけど、食べませんから。




ああ、美食の国、イタリア・・・・。

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