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ある日。 ジャイアンのお洋服のお方付けを、ジャイままと一緒にしていました。 ジャイアンのお洋服は、何だかとっても不思議なアイテムが紛れ込んでいて、 その中には「ぼろぼろの穴だらけのランニング・シャツ」というのがございます。 このシャツ、どう見ても穴だらけで、ぼろぼろで、 絶対にどこにも着て行けそうには思えないし、 実際ここ最近の2年間は、ばっちりと、たんすの宝物でした。 でも、ジャイアンが言うには、 これは、もともとは黒かったものを、自分でブリーチして、 わけのわからないまだらに仕上げた、一点もの。 「絶対に捨てるな、これは俺様のラッキー・シャツなんだ。」と、 かたーく命令が出ておりましたもので、 素直に毎回たたみなおして保護させていただいておりました。 とっとと遊びに行ったジャイアンの留守をいいことに、 ふたりで服の山を畳んだり分けたりしていたのですが、 ふと、ジャイままの目に、このお宝が引っかかってしまいました。 ジャイまま:「なにこれ。」←ばっさり。 私:「宝物なんだって。」 まま:「・・これ、自分でなんかやらかしてたのよねえ、昔・・・。」 私:「そうなんだってね。だから、捨てるな、って。」 まま:「で、着てるの??」 私:「ここ2年はたんすの中だよ。」 まま:「・・・まったく。みっともないったらありゃしない。何で捨てないの?」←ばっさり。 私:「捨てたら・・・怒られるもん。」←びびり腰。 まま:「・・・怒られるって・・・・。こういうのはねえ。こうするのよ。」 にっこり笑ったその笑顔が消えない間に、 あっという間に、お宝はゴミ袋の奥底へ・・・。 まま:「ほーらね?証拠隠滅。」←真顔。 私:「・・・・。(あまりのことに、言葉もない。)」 こうして、確実にジャイアンのお宝物を破壊しつつ、 まるで何事もなかったかのように、穏やかな顔で、 ジャイままは最後のシャツをたんすの引き出しに納めたのでした。 まじめな顔でかなり危険なことをやってのける、ジャイまま。 さすが・・・ジャイ父との39年間の結婚生活を生き延びてきただけのお方です。 得体が知れません・・・・。 |

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