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地震津波に伴う発送電設備の損傷によって、今、東京電力・東北電力のユーザーは節電が大切です。
トラックバック先の記事を参照すると、書いてあることはほぼ正しいのですが、
こんなことを読まないと知らない人がいるのか、と再認識させられます。
では、電力と電力量とを正しく認識していない人も多いのかもしれません。
誤解をおそれず、節電をダイエットにたとえます。
ダイエット 節電
1ヶ月の摂取総カロリー 電力量(kWh)
1食・1食品のカロリー 電力(kW)
という具合です。
トラックバック先に書いてあることは、「特定時間帯に消費電力が集中するので分散させましょう」ということです。それしか書いてありません。
ダイエットにたとえると、「食べる時間をずらしましょう」という内容です。
「摂取総カロリーを減らしましょう」とは書かれていないわけです。
それは、もし、完璧な時間分散ができるならば書かれているとおりなのですが、それは不可能です。あり得ません。
たとえば、ピーク時間帯は夕ラッシュと重なるのですが、この時間帯の電車をお昼ごろより多くしない、などということは現実的ではありません。
それでも全くやらないよりはできる範囲でやったほうがいいのですが、
私が言いたいことは、「それだけでは不十分ですよ、他にもやるべきことがありますよ」ということです。
もともと、たとえば5分しか使わない電子レンジを何百万人が全員同時に使うというようなことは起こっておらず、もともとある程度ばらけているのです。
それを各ユーザーが瞬間消費電力にしか着目しないとしたら、至って不十分な考え方です。ピーク時間帯全体を考えなければならないのです。
それには、やはり電力量の概念を考慮しないといけないでしょう。
たとえばピークの時間帯が4時間しかないとしても、
その間に
1300Wの電子レンジを5分使うと電力量は 0.108kWh
1200Wのドライヤーを10分使っても電力量は 0.2kWh
それに対して
30Wの温便座は4時間電源が入っていると 0.12kWh
100Wの電気ポットは4時間で 0.3kWh
です。暖房機器などは、もっと大きな電力量を消費します。
「消費電力は小さくても、稼動時間の長いものは節電効果が大きい」このあたりまえのことを無視してはいけません。
ちなみに、電力が大きく余る時間帯がまとまってあれば、揚水発電所でポンプアップし、ピーク時間帯の発電に使えるのです。電力の余る時間帯を作ることも、現実には大切です。
蛇足かもしれませんがまとめますと、
・ピーク以外の時間帯でも、節電は心がけましょう
・消費電力が小さくても稼働時間の長いものは節電効果が大きいです
ということです。
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2011年03月19日
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