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6月19日は 太宰治 生誕100周年である 奇しくも 不倫相手 山崎富栄と共に 玉川上水で入水自殺し 遺体が発見されたのも 6月19日だった 太宰治は 幾度となく 自殺を図っている 東北の裕福な地主の息子だったが 自分の出身階級に悩み 20歳の時 睡眠薬自殺を試みるが 失敗に終わる その頃 知り合った芸妓と深い仲になり 実家から除籍された上で その芸妓と結納を交わす ・・・が その翌日 カフェの女給だった人妻と出会い 三日間をともに過ごしたのち その女と睡眠薬心中を図る 幸か不幸か女は死に 太宰は一命を取り留めた その翌月 前述の芸妓と結婚 その後 授業料未納のため 大学の卒業ができず また 就職試験にも失敗した太宰は ふたたび自殺を図るが失敗 その直後 腹膜炎で使用した鎮痛剤で 薬物中毒になる 太宰の薬物中毒が あまりにも深刻だったため 周囲の者が 「結核療養だ」と偽り 精神病棟へ強制入院させる ところが 入院している間に 妻が浮気をしてしまう 妻の裏切りにショックを受けた太宰は 出かけた先の温泉で 妻を道連れに 四度目の自殺を図るが未遂に終わり その後 妻と離婚 しばらくして 二度目の妻と見合い結婚する 数年後には 愛人に子供ができたが 太宰はその頃すでに 戦争未亡人だった 山崎富栄と出会っており 過労と酒乱で 持病の結核が かなり悪化していた そんな中 5ヶ月かけて 「人間失格」を執筆 その頃 太宰は妻子に 生活費を支払っていなかった 山崎富栄は 髪結いの仕事をしていて 進駐軍のキャバレー専属だったこともあって かなりの蓄えがあった 当時のお金で20万円という大金を 太宰に費やし 愛人との間にできた子供への仕送りもし 結核に苦しむ太宰を世話し 自身も結核に冒され その挙げ句の心中だった 当時は 山崎富栄のことを 太宰を心中に引きずり込んだ悪い女だ という意見が多かった 貞操観念の強かった時代に 不倫の末の心中だったことと 残された 太宰の妻子の心情を察すれば やむを得なかったと思われるが 太宰が本気で死ぬつもりがあったかどうか 真意のほどは解らない 太宰は 感受性が鋭く その心は 繊細すぎるほど繊細だった 女に溺れ 薬に溺れ 人前では道化を演じ 本心は決して明かさなかった その身を削るようにして 自身の半生を書き綴った太宰は 破滅的で 刹那的で ある種の狂気が存在していたように思う 太宰に限らず 芥川龍之介 壇一雄 谷崎潤一郎 三島由紀夫 島尾敏雄など 有名作家は 凡人には計り知れないものがある 今年は 太宰治 生誕100周年ということもあって その作品が 盛んにドラマ化されたり 映画化されたりしている 活字離れの若い世代が 文学に触れるには 良い機会かと思う .
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山崎富栄さんって、太田治子に仕送りまでしていたの・・・。
奥さんの書いた本も、愛人の書いた本も読んだけれど、あれだけたくさんの女性に愛されたのは、やはり、それだけ太宰に魅力があった、ってことなんだよね。破滅的な人生だったけれど、それはそれで、完結した強烈な一個性だった。卓越した作家には、「毒」があって、それは人を惹きつけてやまない魅力なのだけれど、結局、作家自身もその毒に冒される・・・・。昨年7月、青森に行って斜陽館も見てきました。その後ひと月、「太宰熱」に浮かされてました。
2009/6/20(土) 午前 11:43
破滅的な男性は、私が救ってあげたいと思わせるものかも・・
結局、誰も救えなかったということかな?
[ rin ]
2009/6/20(土) 午後 11:18
ショーコさん:自分の弱さや情けなさをよく知ってる人は、生きることに意義を感じないのかもしれません。いわゆる「死に待ち」とでも言いましょうか。たとえ才能がなくとも、煩悩が強く、生に執着している人のほうが幸せかもしれませんね。
2009/6/21(日) 午前 0:25
ワタシはバリバリの耽美派なので、大宰は重過ぎます。
と言うより、小林多喜二とイイ、太宰治とイイ、こんなのが流行るなんて、今の日本、暗過ぎやしないか?
大宰治生誕100周年なんて、笑い飛ばせるくらいが調度良いと思う。
[ nonsense of wonder ]
2009/6/21(日) 午前 1:56
リンちゃん:太宰は結局、信じられるものが何もなかったんじゃないかな。誰かをちゃんと愛してたら、寿命を全うするまでともに生きたはず。多くの女と人生をともにした割には薄っぺらい。愛と呼ぶにはあまりにも軽すぎる。しかも周囲は彼を甘やかしてばかり。それがなお彼を弱くさせる要因になったのではないかと思います。(言いたい放題:笑)
2009/6/21(日) 午前 2:10
サトル:わたしも大いにそう思います。
太宰に傾倒する人が増えたってことは、すぐにヘコたれるヤツが増えたってこと。
図太く生きなきゃね。
2009/6/21(日) 午前 2:13
学がないので、コメントするのがはばかられましたが・・・
なんども自殺未遂をするような人だったんですね。
『走れメロス』しか読んでないのですが、書いた人、同一人物だったのかなぁ・・・
手塚治生誕80周年の映画は観たいですが、太宰の生誕100周年の映画は、ビミョウ(笑)
2009/6/21(日) 午後 10:20
まりぼん:幼少期の環境って大事ですよね。その後の人生に大きく影響する。
過去を紐解けば、どんなに取り繕った人でも、隠された人格が見えます。
大事ですよね、「本質」。知らないほうが幸せかもしれないけれど(笑)
2009/6/22(月) 午前 1:01