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★ お元気ですか? ボクは論文を提出して、審査を待っているところです。
今日は、おじさんもよく知っているフランのことで相談します。
彼女のケースは、ボクにはまだ、荷が重過ぎて、答えの糸口さえ見つかりません。
おじさんの分析医よりも鋭い信仰の目で、フランの心がいやされる「言葉」を
示してください。
フランはRyoが亡くなった後、数年たって婚約したと知らせがあり、お祝いのメールを
送ったのです。そのときは、こんなことは予測できなく、結婚の日時を知らせてくれるのを
待って、フィレンツェに出かけようと思っていました。
しかし、フランは、婚約者と見学に行った式場で、倒れたまま数時間、意識不明になった
のでした。フランからは話が聞けないので、婚約者に会い、確かめたところ、聖堂にはいり、
神父様に話をうかがっているうちは、なにごともなかった。婚約者がおどけて、彼女の腕を
とり、ヴァージンロードに「一歩」足を踏み出したとき、突然硬直し、息を荒くして叫び、
後ろに卒倒したのです。それも、支える人がいなければ、床に激しく頭を打ち付ける勢いで…。
★ 数時間して目を覚ましたフランのからだには、全身に発疹(ほっしん)があらわれ、常に
両肩を自分の両手であたため、目線を下に向け、左右に視線を走らせることもなく、ふるえていた
ようです。家に帰ってきても、絶えずおびえ、何かが視界に入ると、ひどくパニックを起こし、
両親さえなだめようがないほどに、荒れ狂っていました。
婚約者は、日取りを先延ばしにして、回復を待っています。両親からのかなりのプレッシャーを
はねのけて、それでも、そんなフランをまともには見られないのか、4、5日に一度、裏庭の
彼女を窓越しに見て、帰っていくそうです。
★ 今、フランは、あの時のRyoの血染めのシャツをまとい、何かを思い出し、ブツブツと語りかけ
自分の世界に入り込んでいます。月に一度は、ローマのおばあちゃんの家(おじさんに葬式を
していただいた部屋です…)に出かけ、事故のあった丘で、何時間でも座り込んでいるようです。
やはり、血染めのシャツをまといながらです。
★ お返事をお待ちしています。考えがまとまらないので、日本語で書けなくてごめんなさい。
解決の道をお示しください。
エルフより 日本にいるおじさんへ 神の平安を祈りつつ・・・
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