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 エリカが赤ちゃんのとき、心がけていたポイントは三つ、
 
 1)よく話しかける。
 2)音楽を聴かせる。
 3)触りながら手足を動かしてあげる。
 
 
 この三つ。
 
 もちろん(大人の言葉)で話す。
 それが言葉を早く正確に話させる近道。
 
 単語をたくさん覚えるし、子育ての早い段階で
 親子の会話が成立する。
 
 要するに、早く娘と話がしたかったから。
 
 生後6ヶ月頃には、エリカはすごいおしゃべりになっていた。
 
 それは「赤ちゃん言語」、
 
 腕を曲げて拳をふるわせ、足を曲げて、ひざをピクピクさせる
 あの得体の知れない「ケイレン」。
 
 弱虫のボクサーが震えて突き出す「届きもしないパンチ」。
 そう呼んでも過言じゃない「ぴくぴく言語」だ。
 
 気がつかなければ
 
  「早くお話覚えてね」とつぶやいてわが子をがっかりさせる
 ような「ぴくぴく」だ。
 
 胎児は妊娠6ヶ月前後で近くの音を拾う。
 
 母親の声はもちろん、からだを寄せて囁く父親の声も。
 「赤ちゃん言語」を使い始めるまでに、言葉に接して
 すでに1年半が過ぎている。
 
 
 「ぴくぴくパンチ」や「キック」なら、胎児の時から、十分
 練習済みなのだから。
 

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愛理
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