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(初めてやってきたカモの新婚さん)
・ ・ ★夫が留守の間、彼女はストーブをつけるのをやめました。 お茶も飲まず、雪の井戸端、厳しい冷たさの中で洗物。
食器はもちろん、洗濯もそこでしました。
思いつくだけの厳しい宿題を自分に押し付けて、
夫の帰りを待っていました。強い決意を胸に秘めながら。
夫は、こどものころに富士山にあこがれた少年。 いつか富士の山頂で、気象観測をしたいと考えていました。
まだ山頂に観測ドームのないころのお話です。
そして、夫の仕事に妻は口出しをしない。
夫の夢のために、ただ家に居て家庭を守る…それだけが
妻の義務だった時代。
★少年は結婚し、準備と訓練を重ねて山頂に旅立っていきました。 1、2回観測してもどうしようもないこと。数年、十数年とデータを
取らなければ確かなことはいえないのです。
3776mの山頂で、たったひとりで観測、調査、食事の用意…。
それでも妻が入り込めるような仕事ではありませんでした。 しかし、彼女は決意したのです。
たとえ時代が女のでしゃばりを許さなくても、世間がどんなに
陰口をたたこうとも、自分は夫をそばにいて支えたい!
「今度は私も行きます」 と言い切った妻の手を、夫はそっと握りました。
ひどいあかぎれとひび割れを繰り返し、血の染み付いた
ざらざらの手…。
夫は妻の心意気に動かされ、真剣に支えあう結婚のあることに 目覚めたのでした。
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★だいたい毎日見かけるご夫婦です。
ご主人は大柄で、たくましい歩き方をする人。男っぽい人。
奥さんは小柄。けっこう細い感じ。
ご主人はどんどん歩き、奥さんは、ついていくのがやっとです。
理屈で言うと、先に「折り返し地点」についたご主人は、
先に折り返すわけですから、 帰りも先頭を歩いているはず。
なのに、帰りはずいぶん奥さんの方が、先を歩いています。
ご主人は、折り返し地点で、奥さんを待ったのでしょうか。
何か、気になる風景にでも、見入ったのでしょうか。
その「スキ」をついて? 奥さんはすぐに歩き出したのでしょう。
(これで、しばらくはこの人の前を歩けるわ。
必死についていかなくてもいいなんて、
なんて気持ちがいいのでしょう・・・)
そんなこと、思ってないない^^;
でも、今日は、先を歩いてみたかった。
いつもふたりで浜辺を散歩なんて、続いているトコがすごい。
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