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「エリカちゃんが決めていいよ、何かして、遊ぼ?」
水野さんはエリカを気に入ったようだ。
ご機嫌をうかがっている。
隣の夫の表情がイマイチ。
「何よ、ジェラシー?」
「バカ言え…。しかし、なんだな、
オレも普通の父親だってことだ」
何よ〜、いきなりで、わかんない。
「娘に近づく男には、殺意が湧くってことさ。
それが、ハイハイする赤ん坊でも、ジジイでも」
「あ〜、それ、わかる」
「おまえも、殺意?」
「違うわよ、こんな天使を前にして、なんてことを」
「お前は今、オレの右にいる。前になんかいない。細かいけど」
ハハハ…夫が嫉妬でおかしくなっている。
「5年生の頃ね、家で自由研究まとめるのに、夏休みよ、
たくさん来て、騒がしかった。なのに、ひとり減り、ふたり減り、
三日もしないうちに…」
「男がみんな消えていた、だろ?」
「そうなの。どうしてわかった?」
「お義父さんが挨拶をしたんだ、一人ずつ。強く、挨拶」
「ビンゴ! 理由聞いたら、みんなそう言ってた」
「ボクも言われたよ」
おっ。(オレ)が(ボク)に変わった。
今でもそうなんだ。
父のことを話題にすると、言葉が丁寧になる。
よほどに恐いんだ。
「ボクも、挨拶されたからさ、強く」
「ちょっと〜。脅しをかけたって聞こえるけど」
「まさか、お義父さんに限って、NOだよ。
だから強い挨拶、脅しより少し強めのな」
そうか。父も、娘を愛してたんだ。少し「強めに」。
だから、世界の娘たちは、早くに父親から独立する。
そんな「愛の見守り」を、支配や干渉と誤解して。
正しい誤解だけど、ね?
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エリカに話しかけるときには、音楽を流した。
クラシック、童謡、ポップス、演歌、浪曲、色々聴かせた。
最初は、楽しいメロディーを選んで、「楽しい童話」。
スローな曲では「ゆったり、のんびり」話しかけ、
「プラス思考」の明るい声で話した。
喜怒哀楽の「喜と楽」を優先。「怒と哀」は、後回し。
「プラス思考」で「喜と楽」。
感情表現の基礎に「喜び」を定着させ、続いて
「楽しいふんいき感じる心」、それを「楽しむ心」を
持って欲しいと願った。
次に「哀」を少し。
悲しく、哀切な童話もたくさんあるので重宝した。
「怒」の激しい感情は、童話を読み聴かせるとき、
声を押し殺し、
語気を荒げ、鳴き声になったり、わたしの声の強弱、
抑揚で表現した。
娘の表情に喜怒哀楽の分化が現れてからは、特に、
声優のように読み聞かせた。
ママはスターになりきっていた。
手足に触れて話すのは、それが赤ちゃんの、
一番得意な「ぴくぴく言語」、
表現方法だからだ。
これは、親子の会話の第一歩、「テレパシー言語」に属する。
「すごいですね、計画の見事さ」
「すごい、緻密」
「しつけだけじゃなく、美しいですよ」
そんな感想まで飛び出して、かなり照れた。
そうだろう、確かに「緻密」。
高校時代、授業中にも書き込んだ、「育自日記」だもの。
母が褒められるから、視線は娘の方に行く。
そんな視線は、どこ吹く風。娘はジュースで「色合わせ」。
「七つのグラス」にひとつずつ、虹の色を閉じ込めて
ひとり遊びではしゃいでいた。
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★エルフです。
このブログは、兄弟のように育った「Ryoのこと」を
記念して書き始めました。
小さい時に「虐待」され、その結果
「トラウマ」を持ってしまったこどもが、
どのように「救われていったか」を書きました。
それが完成し、数年経ったので、
そのテーマを追ってみたい!
という友人に、オリジナルを渡して編集してもらい
ブラッシュ・アップしています。
[Out of maltreatment] さん
エルフは、自分のことを書きながら、
妻の協力を得て(「海にふる雪。空のぼる雲」)
健闘中です。
これからもよろしく。
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★帰国して2年。
消しても消しても攻めてくる「Hな書き込み」が嫌になって
ブログへの参加を断念していました。
それでも、時折やってきて、ちこっと書いたのですが、
アップした途端に「H介入」。
PCおたくが、自動で書き込めるように、プログラムしてる…
一生懸命書いたのに、「H」で気分が逆なでされて・・・
また、断念。
ヤフーは、ブログでその手の記事の書き込みを禁止。
なのに、なんの対策もナシ。恨みました。
プログラムのテクから、政府のサイバー対策室の仕業?
それを疑っていましたが、先日、ヤフーの「ランキング」
担当の方からお誘いを受け、
『敵ブログ担当者の破壊工作・記事盗作・いやがらせ』
それもあるなと思ったのです。
ランキングには興味がないので保留ですが
もう少し、真面目に取り組むことにしました。
「Ryoの物語」など、このブログの「図書館」から
記事を抜粋、オリジナルを生かしながら、編集して
くださるかたも現れ、広がりも生まれています。
がんばってみますね。 エルフ
★「Out of maltreatment 」さん、「星のつぶやき」さん
よろしく。
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エリカが赤ちゃんのとき、心がけていたポイントは三つ、
1)よく話しかける。
2)音楽を聴かせる。 3)触りながら手足を動かしてあげる。 この三つ。
もちろん(大人の言葉)で話す。
それが言葉を早く正確に話させる近道。 単語をたくさん覚えるし、子育ての早い段階で
親子の会話が成立する。 要するに、早く娘と話がしたかったから。
生後6ヶ月頃には、エリカはすごいおしゃべりになっていた。
それは「赤ちゃん言語」、
腕を曲げて拳をふるわせ、足を曲げて、ひざをピクピクさせる
あの得体の知れない「ケイレン」。 弱虫のボクサーが震えて突き出す「届きもしないパンチ」。
そう呼んでも過言じゃない「ぴくぴく言語」だ。
気がつかなければ
「早くお話覚えてね」とつぶやいてわが子をがっかりさせる
ような「ぴくぴく」だ。
胎児は妊娠6ヶ月前後で近くの音を拾う。
母親の声はもちろん、からだを寄せて囁く父親の声も。
「赤ちゃん言語」を使い始めるまでに、言葉に接して すでに1年半が過ぎている。 「ぴくぴくパンチ」や「キック」なら、胎児の時から、十分
練習済みなのだから。
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