「銀河英雄伝説 第二章」
この物語は、銀河における150年戦争から始まっている。
そこには、砲弾の飛んでこない都市に暮らし、優雅に遊び暮らす貴族や、
大儀という名目で国民を上品に支配する特権階級・・・政治家や「戦争」を
チェス盤の遊戯にしている軍人たちが描かれている。
これは、時代がどんなに発展しても、未来永劫変わらない社会の現実だろう。
そんな彼らの権威主義を淡々と描き、どこかの国の軍隊の歴史そのものを
ベースにして、逆らう人を抹殺する国粋主義集団まで登場させながら、
物語は進む。
目を引くのは、宇宙で戦っているにもかかわらず、地球の引力から脱しきれず
数と常識と目先のことしか見られなくなっている老いた将軍達の愚かさ・・・。
権力者の言いなりにならない生き方を願いながら、頂点を目指す
若きリーダーたる知将の対立が見てとれる。
テーマ曲は、心の輝きを探して遠く銀河の空に思いをはせる乙女が、
愛する人の心にある光を見つけられず、ただいつか、自分の元へ
帰ってきてくれることを祈る切なさと、自分の前に立ちふさがる「戦争」という
現実がどんなに悲惨でも、若者よ、夢を持て、夢を捨てるなと歌っていた。
新曲は、4月4日配信リリースの「Searching for the light」。
この曲は舞台「銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟篇」のメインテーマ曲であり
舞台に出演される河村隆一さんが
「河村隆一 with 銀河英雄伝説 Choir」
として配信限定でリリース。
彼の名曲、「ガラスの心」や「I love you」のフアンとしては、うれしい登場だ。
明日が見えない人生という闇の中で、手探りしつつ生きるには、
どんなことが必要だろう。
ささやかな夢をともし、守るべき愛する人を心に抱いて歩くこと。
立ちふさがる闇の中を、胸の奥に輝くシリウスの光に導かれ、光を信じ、
夢を乗せ、この空を羽ばたいていけと歌われている。
休むことなく、闇を切り裂き進め、星が消えても・・・と。
人生という広大な銀河の空は、確かに「闇」そのものだろう。
でも、ささやかな夢を抱く。
愛する人を守りたいと願う。
それが胸の奥で、強く輝く星となるなら、それを信じ、夢を星につないで
はばたける。
逃げ出さず、あきらめず、闇を切り裂いて生きる。
星が消えそうになるこの人生の大宇宙を。
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「Searching for the light」 河村隆一 with 銀河英雄伝説 Choir
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