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《礼子姉ちゃんとしーちゃん3最終話》それから母はまた礼子と近所の子供達と楽しく遊んでいたのだが、ある日家族で熊本市内まで買い物に行く為その日は礼子と遊べ無くなった。その頃の熊本市内って言ったらド田舎から出て来た母にとっては外国に来たようなもので見る物全てが珍しく新鮮で帰るまで散々はしゃいでいたようだ。それから次の日礼子達に土産話しをしようと足取りも軽く学校へ行くと近所の友達が悲痛な顔をして母に駆け寄って来る。中には少し泣いている子までいる。(どうしたの?)と聞くと礼子が昨日バス停で倒れて夕べ亡くなったそうだ。聞けば倒れた時に母の名前を何度も何度も呼んで会いたそうにしていたらしい。母はあまりにも突然の事にあっけに取られ呆然と立ち尽くしてしまった。母は思ったらしい人間、本当に悲しい時は涙は出ないもんだなぁ、とか礼子姉ちゃんがみんなとふざけていてどこかに隠れていて自分を脅かすんじゃないのか。色んな事が頭の中を駆け巡った。母は遊び何てどうでも良くなりその足で家に引き返した母は家に帰りぼぉ〜っとしているとバアサンが帰ってきて(しーちゃん、この間言ってた女の子が小学校前のバス停で倒れて昨日の夜死んだってさ。今まで葬式の手伝いに行って来たよ)それを聞いて涙が溢れて来て、バアサンに母は(ごめんね母ちゃん本当は知っとったけど礼子姉ちゃんと遊ばれんようになって思うて嘘ついてたごめんなさい。)と言うとバアサンは(知っとったよ。アンタは嘘ついたら顔に出るけんね。ばってん本人も家に閉じ込められて死ぬより自由にして死んだっだけん。良かっただろうたい。)次の日礼子の葬式に行き棺桶のふたを開けて貰い礼子の顔を覗き込むとそこには優しそうに微笑んだ礼子の顔があり出迎えてくれた。母は心の中で(礼子姉ちゃん、ごめんね名前をずっと呼んでくれたてね、行ってやれんで本当にごめんねごめんね。)母は葬儀の間中涙が止まらなかった。葬式からの帰り際礼子の母親から呼び止められ、母に(礼子がしーちゃんに仲良くして貰ってるって喜んでたよ。学校にもほとんど行け無かったから友達もおらんだったから、しーちゃんに仲良くして貰って本当に嬉しかったんだろうね。本当にありがとう)と言われてまた涙、涙。母は思った。私は礼子姉ちゃんに同じくらいの優しさを与えただろうか?そして《あの時、何日も何日も待ち続けた人には会えただろうか?・・・。きっと会えたよね。礼子姉ちゃんそして、ありがとう礼子姉ちゃん。・・・》それにしても今思えば姉ちゃんが待ってた人は、本当にこの世の人だったのだろうか?と。さて、今回の話はこれで終わりですが、いつもと違った話に出来てますから楽しんで貰えたかな?
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