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このところ忙しい。ひとつの理由に職場が変わったということがある。私は、一昨年まで東京都内の某私大で英語を教えていて、関東近辺にあるキャンパス3ヶ所をたらいまわしにあっていた。事情あって、そこを退いたあとは、かねてから世話になっていた塾や専門学校、さらには埼玉県内の「なんちゃって大学」などを掛け持ちしていたが、まず専門学校を辞し、「なんちゃって大学」は、中身が文字通り「なんちゃって」だったためこれも辞め、秋以降は塾だけが残って、今年の春まで事実上ワーキングプア状態であった。 今年度からは、都内の大学に職場を移した。これまた正真正銘の「なんちゃって大学」なのだが、名前を言うと、そう大きな組織でない関係上、面が割れてしまう可能性があるので、とりあえずそれは伏せておきたい。今の時点では、面が割れるのは「奇特倶楽部」の面々だけにしておきたい。え?「奇特倶楽部」とは何かですって?まあ、とりあえず、「国会周辺に出没する奇特者の集団」とだけ言っておこう。それと、私が「なんちゃって大学」という場合、格別教育レベルや学生の質云々の話ではなく、主に教務システムの問題を指していることを、念のため書き添えておく。 「大学」と言っても、格別「教授」とかになったわけではなく、相変わらずの不安定な非正規雇用だから、来年以降そこにいるかどうかは分からない。とにかく、30代から不惑の年をちょっと過ぎた今日に至るまで、経済的には実に不安定な毎日を過ごしている。精神的にもかなり不安定な時期があったし、今もある程度それは続いているが、まあ、自分で選んだ人生だから、格別誰を恨むでもない。自分のことに関して言えば、社会に対する文句も格別ない。自分の居場所を見つけられないことに関して言えば、それはひとえに私の努力不足なのであって、それ以下でも以上でもない。 だからというわけではないが、「新なんちゃって大学」での私は、差し詰め「世を忍ぶ仮の姿」といった趣のものと、私自身は心得ている。そんなわけで、このたび「七海塾」(とりあえず仮名)と銘打って、未来を見つめる新しい学びの空間を立ち上げることにした。もちろん、最初は手弁当でやる以外にないし、大学での仕事の合間にやるわけだから、時間的に制約がある中での実践となる。個人的に付き合いのある人々にはそれとなく伝えてあり、ある団体の方には、場所を一部でもお貸しいただけるような話をいただいて、心強く思っている次第である。具体的に何をやるのかまだまだ固まっていないのだが、とりあえず、「思考は連鎖である」「想像と創造を育む」をキーワードに「試験に頼らない学び」を追求し、夏ごろから本格的に始動したいと考えている。対象は、中学生以上なら、性別、年齢、国籍を問わない。 さて、その一方、埼玉で過去24年間開かれている反戦と平和をテーマにした「戦争展」が今夏も開かれる予定となっている。JR浦和駅前の伊勢丹コルソの催事場にて、5日間の日程で行われる。下は小学生から上は戦争体験者まで、老若男女何百人もの方々が関わっており、私も、個人の立場で、企画運営に携わっており、そちらの準備もいよいよ動き出している。こちらのほうは、内容の詳細が明らかになり次第、ブログ上でも紹介してゆきたい。私の「学び」の実践も、追々紹介してゆきたい。 そんなわけで、しばらく3業務同時進行ということになる。ブログの更新はこれまで通り、週に一度のぺースで行いたいとは思うが、なにぶん、書き出すと、妙に長い、自己完結的な内容になりがちなので、多少滞るかもしれないが、そのあたりはお許しいただきたい。
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塾、楽しそうですね。 私も「自ら学び自ら行動に移す」「主体的評価に客観性を持たせる」をキーワードにやっていますが、何しろ商売ですから…。(笑) 地方の工学部での年1回の非常勤は5年になりましたし、呼ばれればどこにでも行きますが、それも商売あってできることでして…。(苦笑) 実は網膜に裂け目があるということで1週間ほど入院しなければならないことになりました。 しばらくお休みします。
2007/4/9(月) 午後 7:39 [ - ]
axbxcx2さん、「自ら学び自ら行動に移す」「主体的評価に客観性を持たせる」は、私も大事にしたいところです。私は専門は歴史学ですけど、これは今のところ金にならないので、飯のタネは専ら英語です。教育も市場原理の中で動きますが、私の方法論だと利潤の拡大は無理です。でも、それでもいいじゃないか、と思っています。網膜に裂け目ですか。是非、お大事にしてください。1週間後にお会いしましょう。
2007/4/9(月) 午後 10:42
ぼくも非正規雇用ですから、不安な気持ち、分かります。。。正規雇用されないのは、社会にも原因の一端があるんではないかと。。。
2007/4/13(金) 午後 2:37 [ tom ]
TOMさん、私の場合は、30でサラリーマンをやめて学問に転じた後発組みだし、アメリカで学位を取ったので、日本に十分なコネがないという問題があります。論文は2本書きましたけど、提出先はいずれもアメリカです。確かに、日本の学問の世界はいまだに昔の学閥の名残があるし、なかなか動きにくいですが、最近私は、良くも悪くも、自分の世界は自分で作るんだ、という思考に変わりつつあります。
2007/4/14(土) 午前 8:23
私は年齢制限が解除された公立学校教員の職を狙っていますが、引き換えにするものも大きそうです。TOEICを教えてる方が気楽でまだ面白かった。NANAMIさんほどの英語力があっても十分な安定した食い扶持につながらない日本社会の現状、痛いほどわかります。一方で「安定した職」につくためには特に突出したスキルや有能さは必要としないんです。では必要とする資質とは何なのか。組織の要請どおりに動き仕事をそこそここなす従順さです。
2007/4/14(土) 午後 11:15
僕も以前に都内のある大学の講師をしていましたが、いまは短歌と雑文で食いしのいでいます。この春からまたある大学の話が来ています。13日は国会に座り込みに行きましたよ。
2007/4/15(日) 午前 6:32
大学で教えてるなんて聞けばかなりの収入になりそうな気もするのですがそうでもないんでしょうか。反戦なんていう考えは国民共通の感覚のように思えますが、左よりの人をさす単語のように使われるときがあるように思えます。戦争反対の何がいけないのでしょうか。
2007/4/15(日) 午後 6:13
スターさん、私の場合、安定を狙ってろくなことになったことがないので、まあ、自業自得とも言えます。世間で言う「性格的に欠陥」を抱えた存在なもので^^;。たしかに、組織というものは、独自の運動原理を持っていますから、あまり卓抜した技術や創造性のようなものは、却って忌避されるかもしれませんね。私の場合、良くも悪しくも、私なりの生き方しかできません。
2007/4/15(日) 午後 9:37
吉祥天さん、コメントありがとうございます。吉本隆明に言わせれば、文学は「虚業」の最もたるもの、ということになりそうですが、金になろうがなるまいが、それをせざるを得ない人間が世の中にいるのも確かですね。私もそういう傾向があります。学問に関しては、まあ、私の場合、器より中身が先ということがありますから、ぼちぼちやります。
2007/4/15(日) 午後 9:42
おのさん、大学も、常勤のポストがあれば、それなりの収入にはなるのですけれど、私の場合そういう立場ではありません。主に資本主義社会において、反戦が、所謂「左翼」的と見なされるについては、論じ始めると長いのですが、「戦争が悪だ」という感覚は、左右に限らず、幅広く市民の間で共有されているとは思います。ただ、不安な時代には、危機を煽るような言説が一定の訴求力を持つのも確かですので、そこをどうするか、反戦を訴える側でも考えなくてはなりません。
2007/4/15(日) 午後 9:51